『ワーニング その映画を観るな』 (2019)

久しぶりの「見たら死ぬ」系シリーズ。最近『アントラム』も観たけれど、やはりこれ系は『リング』に始まり、『リング』に終わってるな、と思う今日この頃(‘ω’)

ワーニング その映画を観るな

■ ワーニング その映画を観るな
 - Warning: Do Not Play – ■
2019年/韓国/86分

監督:キム・ジンウォン
脚本:キム・ジンウォン

出演:
ソ・イェジ
チン・ソンギュ
キム・ボラ

■解説:
“ホラー映画作りにまつわるホラー映画”というメタ的な構造がユニーク。劇中に出てくる廃墟と化した映画館は、実際に心霊スポットして知られている場所だという。


■あらすじ:
映画監督の卵・ミジョンは、プロデューサーからホラー映画の脚本を2週間で仕上げるよう命じられる。そんななか、観客に死人が出たという呪われたホラー映画の噂を聞き、ミジョンは興味を抱く。その真相を探る彼女のもとに、監督だという男から連絡が入り ─

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Contents

呪われた作品とは

ホラー映画の脚本を後2週間で仕上げないとクビだと追い詰められた若い映画監督の卵ミジョン。寝ても覚めてもホラー話で頭がいっぱいの彼女は、知り合いや後輩に何か面白い話はないかと尋ねて回る。その中の一つに、ある大学の学生が制作した作品で、あまりの怖さに心臓発作で死人まで出た呪われた映画があるという話を耳にする。時間の無い彼女はすぐに真相を知るべくその大学に向かう。

ワーニング その映画を観るな

もうここに来るまでに、ミジョンの妄想や幻影、過去のトラウマなんかでいっぱいいっぱいのビクつき映像がどんどん続く。初っ端から、居眠りしていて真っ暗闇の劇場に一人取り残され恐ろしい目にあったりするミジョン。こっちは、え!?もう始まったの?って身構えるも、違っていたり…みたいなのが間に挟まってややこしい。

ま、そんな中、アクティブな彼女は脚本のために曰くつきの大学へ向かう。実際、恐ろしいホラーじみた夢を見るような毎日なのに、それでもホラー作品制作のためにどんどんホラーの森に分け入っていく彼女は勇ましい(もしくは、なんだろう・・・)。
そして大学で教授などに聞き込みを開始するも誰も知らない。だが、意気消沈して入ったご飯屋で、大声で映画について討論している映画学科の学生に半ば都市伝説のようになった「その話」を聞いてしまう。「その話」とは ─

10年ほど前に、ある学生によってつぶれた劇場を舞台に作られたホラー作品があった。だが、あまりの恐ろしさに試写会で半分が途中退席し、残った内の一人が心臓発作で死亡。呪われた映画としてお蔵入りに。

映画祭の試写会までいった事実を知ったミジョンは、映画祭関係の先輩をつてに、とうとうその映画『暗転』のフィルムデータまでたどりつくが、それは数分のクリップ映像とメイキングビデオだった。
どうしても諦めきれないミジョン。作品にあった資料から当時の監督キム・ジェヒョンの詳細を知るが、どうしても連絡が取れない。そこでネット掲示板に 『暗転』 のことを書き込んで反応を待つことにした。

そして、ジェヒョンから連絡が入る ─

ワーニング その映画を観るな

ここからはネタバレが入るかも

大学の裏にあるとされる火事でつぶれた劇場は今も建っている。実際、この劇場は幽霊の出る廃墟という事で韓国では有名らしいが、真実かどうかは定かではない。

その劇場で10年前にホラー映画を撮ろうと学生たちが集まった。監督は キム・ジェヒョン 。主演女優を決め、撮影開始の日に機材を持って劇場に入る(実際は忍び込む)。だが、監督を待つスタッフの周りに異変が起き始める。用意していたライトが突然全て消え、劇場内は真っ暗に、その中に響く男性スタッフの叫び声。それに不気味な物音や声が被さる。そのスタッフを見つけた時には自分で壁に頭を打ち付けており、「助けて」という叫び声と共に倒れこんだ。異変は他のスタッフにも襲い掛かる。

これらの10年前の出来事を、劇場に忍び込んだミジョンはまるで今、目の前で起きていることのように目撃する。そして彼女を追いかけるようにしてやって来た元監督のジェヒョン。彼もまた、10年前の悲惨な出来事の中に入り込み、ミジョンを当時の女優スンミと思い込んで彼女を椅子に括り付け、石油をぶちまける。
何故、今、女優スンミを殺そうと?

ここに呪われたホラー映画『暗転』の秘密が隠されていた。

ワーニング その映画を観るな

事の真相

ミジョンが最初見つけた『暗転』データはまるでメイキングビデオのようだった。だが、メイキングと思われたその映像は実は本編で、劇場内で死んでいくスタッフがカメラで撮られ、そのまま『暗転』という作品になっていたのだ。演出と思われた出演者の映像は、最期の断末魔だった。
じゃあ誰がスタッフたちにそんなひどいことを?

10年よりも前、ある若い女優が亡くなった。撮影中、首吊りのシーンを準備していた時に火の手が上がり、首を吊られた状態で焼け死んだのだ。その時の映画タイトルは『暗転』。ジェヒョンは忍び込んだこの廃墟の劇場でそれを知り、タイトルをそのまま自分の作品に流用した。
この劇場には彼女の怨念が今も渦巻いている。ジェヒョンはその女優の霊に取り込まれ、仲間のスタッフが女優の霊に襲われているのを震えながら見ていた。そしてたまたまなのか、撮影されていたグロテスクな映像を編集して作品を作り上げたのだ。

だが作品は失敗。一人生き残ったジェヒョンの人生は女優の霊に苦しめられ、呪われた恐怖の日々を過ごしてきた。日頃の憂さをホラー映画を観ることで晴らし、いつか自分も人が楽しめるようなホラー映画を作ろうとしていた男の末路。
「君もそうなるぞ。」と今際の言葉をミジョンに残したジェヒョン。だが、ミジョンはやめることが出来ない。彼の最期をスマホで撮影することを…。

ミジョンが監督したホラー作品は大当たりとなった。映画祭や各劇場で称賛を受けるミジョン。だが、彼女の瞳は何か一点を見つめたまま、微動だにしなかった。


ラストまで観てみると、色々なホラー作品がミックスされていることに気が付く。『リング』『ブレアウィッチ・プロジェクト』などなど。しかし、一本、決して忘れてはならない作品がある。タイトルから「呪われたホラー作品」「観たら死ぬ」みたいなのに目が行きがちだけど、本当の恐怖はそこじゃない(-_-;)
上に何度も書いた本当の恐怖は「女優」の「霊」

「女優の霊」・・・女優霊

あーーーっ、こんなところに「女優霊」がーーーっ!( ;∀;)

Jホラーの草分け 女優霊

あらすじ:
監督デビュー作の撮影中、ラッシュフィルムに一本の未現像フィルムが混じっていた。それには演技する女優が映っていたが、制作中止になったものらしく、古いフィルムを上書きで使ってしまったものと考えられた。昔気質の編集者は、このフィルムは縁起が悪いから使わない方がいいと頑なに言う。
それからというもの、スタジオ内での不気味な影や気配など、奇妙なことが起こり出す。そしてある時、主演女優の一人が撮影中に事故死し、チームは騒然となる ─

はっきり言って、下にも書いたけれど、この作品苦手なんですよ。なんでかって?・・・怖すぎるからです(-_-;)

本作『ワーニング』みたいにビクビクする主人公のアップの顔や、赤黒い幽霊の目、焦げた腕、派手な音響効果なんかはほとんど無いに等しいというのに、この全編にわたる日本的な静かな恐怖、ぞくぞくしてくる柳の下の幽霊(あっ、監督役はその名も柳ユーレイさん)的な恐ろしさ。血液なんか一滴も出ない、痛いんじゃなくて純粋に暗がりが怖くなる恐怖。そこからのラストの叫び。「静」から「動」への恐怖の連鎖。

久しぶりに思い出したけど、やっぱり嫌だ~。この上の画像だけでもぞっとする~。でもね、まだ感想を書いてないことに気が付いて、このままでは死ねないとばかりに、近々再見の予定に入れました。ええ、入れ込みました。夏が終わる前に観て書く予定にしています。DVDディスクがもうすぐこの部屋に来るのかと思うだけで、なんか嫌~な感じでゾッとするけど…。頑張ります。乞うご期待

観ました…

ではまた

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