Netflix「地獄が呼んでいる シーズン1/4~6話」 (2021)

「地獄が呼んでいる」シーズン1を最後まで観終わったー!やはり大きく1~3話の前半と4~6話の後半に分かれており、主人公が変わる。けれど通しで出演している物語の軸になる人がいたり、例の団体がますます居丈高に変貌したりして目が離せない。

Hellbound-2021

■ 地獄が呼んでいる  Hellbound – ■
2021年/韓国
監督:ヨン・サンホ
原作・制作:ヨン・サンホ、チェ・ギュソク

出演:
ユ・アイン
キム・ヒョンジュ
パク・ジョンミン
ウォン・ジナ
ヤン・イクチュン
キム・ドユン
キム・シンロク
リュ・ギョンス
イ・レ

■解説:
初代議長のチョン・ジンスが旅に出た後、2代目議長に就任したキム・ジョンテルは新真理会を育てあげ、警察さえも自由に動かせるほどの宗教団体になった。そのために利用したのが神による人への裁き”地獄の試演”だった。


さて後半。前半は誰もが初めて見ることになる顔だけ天使と雪男3体による“地獄の試演”劇場。ある意味、それを利用して生まれたチョン・ジンス議長の宗教団体新真理教だったが、後半これらはどうなっていくのか?地獄の住人たちの謎は解き明かされるのか?

・・・シーズン1だけではまだまだ無理なよう・・・(-.-)
そして【ネタバレ】はきっとどこかに潜んでいる…かも…

1~3話の感想はここ

Contents

あらすじと感想

4年前、旅に出るチョン・ジンス議長に2代目議長を任されたキム・ジョンテル。彼は神の断罪“試演”を逆手に取り、教団をさらに巨大化。有名な3番目の試演の現場を博物館にして聖地とし、「新真理会」の名前を世間にどんどん広めていった。
そんな教団に疑問を投げかけている団体「ソド」。彼らは神により死ぬ日を告知された人をかくまい、教団の試演ショーに使われるのを阻止するなどし、教団と敵対していた。あるテレビ局のプロデューサー、ペ・ヨンシェも教団に疑問を感じている一人だった。

そんなある日、生まればかりのヨンシェの子どものところに死を告知する天使が現れる。死を告知されるのは罪人で、だからこそ“正義感を持って生きていこう”という教義を持つ新真理会の教えと真逆になる。このことからヨンシェの子どもを奪い試演を人々に見せないようにしようとする新真理会と、これこそが教団を潰す契機になるとする団体ソド、そして子どもを守りたい両親との三つ巴の争いが始まった ─

ま、旅に出たわけでは無いんですけどね。議長が試演を受けたとなっては具合が悪いからそういうことにしたジョンテル新議長。この4年で教団の建物はまるで市庁舎か裁判所か、くらいの大きく立派なものになっている。同時にテレビのニュースでは、第1の試演の現場ハプソン駅周辺や、第3の試演を受けたパクさんのアパートなんかが聖地となり博物館となって、今日も大勢の人が参っている様子が流されている。

・・・だから信じられないのよ(何がとは言いません)

Hellbound-2021

こうやってメディアを使い教団の正当性を宣伝し、警察にまで力を及ぼし意のままに使う「新真理会」。教義はジンス議長の時と同じ“ 正義感を持って生きていこう ”。じゃないと、試演されるよ、ということだ。
あれからも告知される者は後を絶たず、新真理会の人間に見つかったなら教団の建物に連れて行かれ、中にある広いホールで試演ショーに強制出演させられてしまう。観客は告知された者の家族や、教団関係者、お金を払い見物に来るVIPと呼ばれる人々などだ。地獄の使者、黒い雪男はそこがどこだろうが関係ない。約束された日、決められた時間にきっちり現れ罪人を八つ裂きに。そして黒焦げに…。
そこで待っていましたとばかりに新真理会キム・ジョンテルが声高らかに宣言する。
「新真理会の教えに従わないからだーーー!!」

こうやって膨れ上がる入信者。ますます力を付けていく新真理会。
だが、これを苦々しく思い、疑問の声を上げようとする者もいた。「ソド」だ。

「ソド」と聞いてピンとくる人は前半きちんと見ていたねって褒めてさしあげましょう。このソドの活動は新真理会の教えを真っ向から嘘と断罪するもの。あわせて告知を受けた人は試演を避けることはできない。けれど一人で死ぬ権利もあげようよっていう考え方。まぁ、最もだと思うけど、なんでも0か100しかないと決めつけるのはよくないと思う。教団に頼るのも良し、一人で死ぬのも良しってことで。

そんな新真理会の教義に亀裂を生むことになったのが生まれたばかりの赤子というところは面白い。「神の審判」だの「神の原則」だの「罪人」だの「原罪論」だのと新真理会は大きな声で叫ぶけど、赤子はしゃべれないし、言葉の意味も分からない。なのになぜ、生まれたばかりの赤子が罪人として試演されようとしているのか?
このことで試されているのは周りの大人、両親と新真理会、ソドを含むすべての人々だ。

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「神の原則」が崩れると“世界は終わる”  とてもじゃないけど、聞いてられなかった。自分に信心が無いからなのかもしれないけれど、ある一つの考え方が崩れたからといって世界は終わりません。人はそこまで愚かじゃない。時代に乗って流れ、不要なものが無くなった後は必要なものを探してまた手に入れるだけ。手に入れるため努力して、手にできないからって暴れません。そうやって柔軟に生きていく。

けれど新真理会は違った。道端で説教をしていたチョン・ジンス議長の時と違って、持ち物が膨れて巨大になった教団は守るものがいっぱいで、それに日々の時間を費やしている。トップ近くの人間や警察、矢じりまでも使って容赦なく。
彼らの言動を見ていると、雪男3体の試演の方がよっぽど配慮があるように見えてくる…。ほんと6話の最後の試演は上手く落としたと思う。あれ以外ないほどに。

ところで、この「試演」っていう言葉がどうもずっと引っ掛かって、雪男たちのふるまいにうまくマッチしない。「試演」の意味は「試験的に上演、演奏すること」。じゃあ、シーズン1の雪男たちのふるまいは「試験的」だったということ?じゃあ、「本番」って…??

─ と考えていると、6話のラストに大きな動きがやって来る。ここで思い出したけど、そういえば試演された人の中には「罪」に覚えがない人もいたよな、赤子を含み… ということは…?


ここでシーズン1は終わり。シーズン2に続きます。乞うご期待!

やっぱり『ヘルレイザー』っぽいよね~、なんか(‘ω’)
そして1~3でも書いたけど、決してエイリアン系にもってくのはやめて。アブダクションとか絶対反対(-“-)

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