今日も続くよ「クリープショー」。エピソード4「案山子」「リディア・レインのパートナー」のあらすじと感想。今回もありがちなお話ではあるけれど、出演モンスターと役者の顔芸で盛り上げていきますよ。古き良きホラーばんざい(‘ω’)
■ クリープショー SeasonI/ エピソード4 - Creepshow SeasonI /episode4 – ■
2019年/アメリカ/42分
監督・演出:
デイブ・ブルックナー
ロクサーヌ・ベンジャミン
出演:
ローガン・アレン
ディラン・ゲージ
トリシア・ヘルファー
マイケル・シャラッバ
今回もネタバレしてるかも
(パラッ ← 漫画のページをめくる音)
Contents
案山子 The Companion(4-1)
あらすじ:
1987年、夏。
今日もハリー少年は乱暴者の兄ビリーにしこたま殴られ、河原まで逃げてきた。仲のいい友達が心配して家に来るよう声をかけてくれたが、迷惑をかけたくなくて断った。そこへ兄が現れ、執拗にハリーを追いかける。時間がどんどん経ち、辺りは真っ暗に。それでも追いかけてくる兄から逃げるため、町外れの農場の廃屋までやって来たハリー。打ち捨てられた家に忍び込み、耳を澄ますと兄が自分を呼ぶ声がする。が、家のドアを無理に開けようとしているのは、兄ではない何か他のものだった ─
これも好きだなー。序盤はノスタルジーあふれる『スタンド・バイ・ミー』で始まり、後半は『ジーパーズ・クリーパーズ』。このなんとも言えない、突拍子もない組み合わせがいい。今回、モンスターとして登場する案山子は、妻を亡くして孤独だった農場主が相棒として作ったもの。藁やらぼろ切れやら、農場に埋まっていた正体の分からない動物の骨やらを材料にして丹精込めて作られた、この案山子。これに農場主のあまりの孤独な心が乗り移り、材料の組み合わせが功を奏したのか、何か得体のしれない怪物が出来上がってしまった。
ハリーは、兄への復讐にこの案山子を使うが、おそらく良かったのはその時だけ。すぐに自分では制御できなくなって非常に困った事態になるのが、私には見えます…
「いいことは、長く続かない」
(パラッ)
リディア・レインのパートナー Lydia Layne’s Better Half(4-2)
あらすじ:
ロサンゼルスを一望できる立地にある、ある大企業。新しいCFOを任命する立場にあるのは、今年の”ウーマン・オブ・イヤー”に選ばれた役員リディア・レイン。公私にわたるパートナーである若いセリアは自分が選ばれるものだと信じていたが、CFOはもう一人の男性に。怒り狂ったセリアはリディアに食って掛かり、役員室で暴言を吐き散らす。リディアは最初はなだめていたものの、あまりの凶暴さに思わず手が出てしまい、倒れたセリアは運悪く後頭部に”ウーマン・オブ・イヤー”記念品が突き刺さり、死んでしまう ─
これはねー、どっちもどっち、因果応報、自業自得(他にもあるかも)な事の顛末の物語。
セリアが本当に仕事が出来てCFOに選ばれるべき人なのであれば、リディアの公私混同甚だしい、になるし、そうでないのなら逆にセリアの公私混同。ここは、どっちともはっきりしなかったけれど、リディアの「これからは二人で自由に楽しもう」的な会話で、ほとんどリディアの公私混同なのかな、と思う。
それにしても、セリアの掌返しも凄まじい(-“-) 「あんたなんか、私がのし上がるために利用したに過ぎないっ!」って言ってるのと同じだもの。さすがにリディアに同情した。
が、しかし!がっ、しかし!!
事故が起きた後のリディアの対応、処理の悪さ。一番やってはいけないことをしてしまったね。気が動転していたとしても、椅子に死体を乗っけて無事にビルを降りていけるとは全く思えないよね?丸見えだよ?
それに、ほんと、悪いことはできないわ。日頃の行いも悪かったのかな?よりによって死体と一緒の時に大きな地震でエレベーターに閉じ込められるなんてね。もうこの時点で神からは見放されてるから、最終どうなるかは分かりきってる。ラストまでどういう風に見せてくれるのか、だけが楽しみのお時間に。
なかなか満足できる最期でした。よっぽど恨んでいたんだね、コワ(;’∀’)
ところで、このドラマシリーズでは毎回エピソードが始まる前にクリープおじさんの達者な芸と、雑誌「クリープショー」巻頭に載っている広告を見せてくれる。今回はコレ↓
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