「クリープショー SeasonI/ エピソード3 」(2019)

「クリープショー」あらすじと感想、続いてまーす。エピソード3は「ハロウィーンの夜」「スーツケースの男」。一度は見たことのある馴染みのホラーをアレンジ。クリープおじさんが、今回も人の弱いところをご披露するよ。

■ クリープショー SeasonI/ エピソード3 - Creepshow SeasonI /episode3 – ■
2019年/アメリカ/44分

監督・演出:
ジョン・ハリソン、デイブ・ブルックナー
出演:
コナー・クリスティ
マディソン・トンプソン
ウィル・カインドラチャック
マディソン・ベイリー

(パラッ ← 漫画のページをめくる音)

Contents

ハロウィーンの夜 All Hallows Eve(3-1)

あらすじ:
今年もハロウィーンの夜がやってきた。仲のいい4人の高校生グループが一人の子の弟も連れて町の家々を回り、お菓子をねだる。だが玄関の扉を開けた町の人は、なぜか非常に怯えていて子どもたちと目も合わせようとしない。子どもたちはその家の友達の名を呼び出てくるように叫ぶが、親がそれを許さない。それでも強引に引きずり出し、連れて行ったのは、焼け焦げて枯れてしまった一本の太い木の根元だった ─

ハロウィーンっていまいち何なのか、体感的にコレっていうのが分からないお祭りで、特に日本では街中での仮装パーティみたいになっている気がする。

ハロウィーンとは

ケルト人の1年の終わりは10月31日で、この夜は秋の終わりを意味し、冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていた。時期を同じくして出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。これに因み、31日の夜、カボチャをくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャック・オー・ランタン (Jack-o’-lantern)」を作り、魔女やお化けに仮装した子供たちが近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート(Trick or treat. 「お菓子をくれないと悪戯するよ」または「いたずらか、お菓子か」)」と唱える。家庭では、カボチャの菓子を作り、子供たちはもらったお菓子を持ち寄り、ハロウィン・パーティを開いたりする。

トリック・オア・トリート
ヨーロッパのケルトの風習から発展したもので、11月2日の死者の日に、仮面をつけた子供たちがソウルケーキを貰いに家々を回って、ソウルケーキで亡くなった人を供養したという。子供たちに訪問される側の大人たちは、子供たちのためにあらかじめお菓子を大量に用意して待つ。地域の大人たちと子供たちが交流できる機会になっている。

Wikipedia

ジャック・オー・ランタン
「お化けカボチャ」「カボチャちょうちん」とも言えるもので、ハロウィンを祝う家庭では、カボチャを刻んで怖い顔や滑稽な顔を作り、悪い霊を怖がらせて追い払うため、ハロウィンの晩、家の戸口の上り段に置く。

Wikipedia

ハロウィーンとは、お菓子を食べながら仮装パーティをする日じゃなくて、日本でいうところの「お盆」のような神聖な日。実はこれを知ったのは2011年の「アメリカン・ホラー・ストーリー 呪いの館」で、へぇ~って思ったのを覚えてる。

というわけで、この日、家々を回るにしては年がいっている高校生たちの本当の目的がこの後、分かる。なぜ、年がいっているのかは、目的を達成するために何年もかけたからではないかと思ってる…

(パラッ)

スーツケースの男 The Man in the Suitcase(3-2)

あらすじ:
空港で間違って他人のスーツケースを持ち帰ってしまったジャスティン。彼女との別れ話に落ち込み、薬や酒でハイになっていたところに、そのスーツケースの中から男が話しかけてきた。「どうか、私を助けてください。この中から出して…」

今回ネタバレあるよ

これはもう、古今東西、古からある「人を試す精霊」のお話(あっ!しゃべっちゃった!!)。
痛みを感じたら価値のある古いコインを吐き出すなどと、いかにも試されてるのがバレバレなのに、それに気が付かない輩が数名。子供の頃にママに童話を読んでもらわなかったのかしら。上げたらきりがないほど一杯あるのに自分でも読まなかったのかしら…

それでもジャスティンはさすがに途中で踏みとどまった。あとの二人は最後までやろうとして天罰が。
でもね、ジャスティンが踏みとどまったのは、殆ど最後の段階だから、今回の精霊”悪のジーニー”はかなり優しめだと思う。かなり痛いのを我慢していたからね。

あそこまでお金を手に入れて、最後命も助かって「君はいい子だ。何かあったらいつでも呼んでくれ」とジーニーにお墨付きまでもらったジャスティンは、ついていたとしか言いようがない。

 …ジーニー様、私ならもっといい子になれると思います…



このブログのクリープショー あらすじと感想

クリープショー Season1(2019)

クリープショー Season2(2021)

Creepshow-Season2
  1. プラモ・キッド! / 死霊の生放送
  2. 殺人宿/殺虫剤
  3. ライトスナッフ/妹の話
  4. パイプ・スクリーム/壁の向こうの狂気
  5. ナイト・オブ・ザ・リビング・レイトショー

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