「クリープショー Season2/ 第2話」 (2021)

Creepshow-Season2

シーズン2第2話は「殺人宿」と「殺虫剤」。殺虫剤って虫相手のものだけど、クリープショーではいったい何に使おうっていうのかな?きっとあなたの想像通りだよ。

Contents

殺人宿
Dead and Breakfast

■あらすじ:

連続殺人で逮捕された祖母からホテルを相続したパメラとサミュエルの兄妹。このホテルが殺害現場であったことから、「スピンスター殺人の館」として宣伝し宿泊客を呼び込もうとしたものの、うまくいかない。困った二人は動画サイトで有名なインフルエンサーを無料で宿泊させて動画経由で宣伝してもらおうとするが ─

Creepshow-Season2

■感想:

アメリカには有名な(連続)殺人鬼が結構大勢いて、その殺人現場や殺人鬼の生家が残っていようものなら見物客が後を絶たないという。本作に会話の中で出てきた「リジー・ボーデン」「ジェフリー・ダーマー」は実在の殺人鬼。事件現場となった「リジー・ボーデンの家」は後年、博物館に改装され公開された後、2021年売却に出されているとか。ダーマーの方も事件現場となった「オックスフォード・アパートメント213号室」はその手のマニアには「ザ・シュライン・オヴ・ジェフリー・ダーマー(ジェフリー・ダーマーの神殿)」として記憶されているのだ。

このように過去の事件現場、それもおどろおどろしければ、おどろおどろしいほど人を呼ぶことに目を付けたスピンスター兄妹。どこまで事実か分からない祖母の話を半ばでっち上げ客を集めようとするも、そもそも“老婆の殺人鬼スピンスター”がほとんど世間に知られていない。困った二人は動画インフルエンサーの手を借りようとするものの、彼女はプロのインフルエンサー。事実で無いモノを簡単にはネットに流せない。
ということで、兄妹とプロの虚構と真実の戦いが勃発。でもちゃんと神様は見ていたね。嘘にお金は払えません。


殺虫剤
Pesticide

■あらすじ:

やけっぱちな仕事が得意の害虫駆除業者ハーラン・キング。その日、彼に舞い込んだ仕事は大きな廃工場の害虫駆除だった。駆除後にマンションに建て替えたいというオーナーは、今回の仕事をうまくやってくれたら、他の案件も頼みたいと大金を餌にキングに近づく。だが現場を一緒に見に行き、駆除対象が廃工場に住み着いている浮浪者の団体と分かり、さすがに断る キング。だがオーナーの持つカバンのぎっしり詰まっている札束を見せられ思わず引き受けてしまう ─

Creepshow-Season2

■感想:

性格が悪く、いつも飲んだくれているかのように態度が悪く、気に入らない客には駆除仕事の後にゴ〇ブリを撒いて帰るなど、最悪の駆除業者のキングさん。昆虫たちを半笑いであの世に送る様子などから、さすがにバチが当たるんでは?と思いながら観ていくと、やっぱり当たるところには当たるんですね。夢うつつの中で大きな昆虫に襲われたり、血を吸われたりして苦しむキング。
これはもしかして、彼の中にも罪悪感みたいなものがあるのかな?やけっぱちなのも、そのせいなのかな?って感じてくる。

そんなある日に舞い込んだ大金が稼げる仕事。けれど駆除対象を見て一度は回れ右して帰ろうとするあたり、やっぱりキングさんには少しばかりの常識と罪悪感がある。けれど受けてしまう。そして思ってた通りのラストが待っている。

ダメなものはダメ。お金や女の色香に騙されないようにしなくては。ね?

Creepshow-Season2

ゲストでアシュレイ・ローレンスが出ていたよ。彼女は『ヘルレイザー』のカースティー役で有名。


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クリープショー Season1(2019)

クリープショー Season2(2021)

Creepshow-Season2
  1. プラモ・キッド! / 死霊の生放送
  2. 殺人宿/殺虫剤
  3. ライトスナッフ/妹の話
  4. パイプ・スクリーム/壁の向こうの狂気
  5. ナイト・オブ・ザ・リビング・レイトショー
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