ディズニープラスでひっそり(?)と始まった「アメホラ」スピンオフドラマ、その名も「アメリカン・ホラー・ストーリーズ」。タイトル最後に“ズ”が付いているのが違いで、「アメホラ」がシーズン通して一つの物語であったのに対し、こちらは基本1話完結。今回ご紹介するのは1・2話通しで完結の物語“ラバーマン再び”。舞台は「アメホラ」で有名なあの“殺人の館”だよ(-.-)

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■ アメリカン・ホラー・ストーリーズ シーズン1
  – American Horror Stories Season1 – ■
2021年/アメリカ
企画・制作:ライアン・マーフィー、ブラッド・ファルチャック

出演:
シエラ・マコーミック
マット・ボマー
パリス・ジャクソン
ケヴィン・マクヘイル
ニコ・グリーサム
チャールズ・メルトン
ディロン・バーンサイド
カイア・ガーバー

■解説:
アンソロジー形式で恐怖の物語を伝える大人気ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』のスピンオフドラマ。2011年以来、同シリーズでは不気味な収容施設や、魔女の集会、旅芸人の見世物小屋や幽霊の出るホテル、黙示録そのものなど、さまざまなジャンルでホラーを再定義したが、今作もエピソードごとに異なるホラーを特集する。

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Contents

アメリカン・ホラー・ストーリー

「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン1が放送されたのが2011年とは…!当時、「グリー」のライアン・マーフィーが企画というだけで興味を覚え、そのうえアメリカのホラー物語と来た日には、どれだけこの企画に感謝したことか(”ω”)
当然、毎週楽しみにCSの放送を観ていた管理人momorexさん。このブログでもいくつかのシーズンを取り上げて記事にしている。

─ が、最初の第1シーズン「呪いの館」については何故か記事にしていない。あのジェシカ・ラング、『死霊館』のヴェラ・ファーミガの姪っ子タイッサ・ファーミガ、その後アメホラの中心登場人物の一人となるエヴァン・ピーターズが出演してるのにも関わらず書いていない。その理由は ─
出てくる幽霊たちや色っぽいメイドさん、隣のおかしな夫人なんかはいいんだけれど、主人公家族の不倫とか妊娠とか、何よりラバーマンが気持ち悪くて、ちょっと苦手なホラー物語だったからだ。

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だから今回楽しみにしていたスピンオフの第1話・2話が“ラバーマン”と分かった時、「え……(-“-)」こんな感じになった管理人…。とはいえ、一応観てから判断がモットーの管理人momorexは、10年も前のトラウマとストレスとをかなぐり捨て、今回の視聴と記事に挑んでいます(‘ω’)ノ

上の4つのシーズンはほんとに楽しんで書いているのが分かる記事になってる。でもじゃあどうして、第6シーズン以降は無いのかね?っていう話なんですが、またこれが、はっきり申しますと、惰性的になってきたというか、面白く感じられなくなってきたというか…。何度もトライするものの、途中で観るのをやめてしまうということが続いたんですね。その中でも第9シーズン「1984」は好きなカテゴリーだったから最後まで観たは観たんだけど、やっぱり9話もあったのが災いして途中から面白くなくなってきちゃった…。

だから今回の1話完結スピンオフにはとても期待しているのです。ではご紹介いたしましょう。苦手カテゴリー「ラバーマン」さん、どうぞ!

第1話・第2話 ラバーマン 再び

■あらすじ

トロイとマイケルのカップルに育てられている16歳の高校生スカーレット。そんな一家がロサンゼルスの有名な家に引っ越してくる。その家とは、幽霊が出ることで有名な曰く付きの幽霊屋敷「呪いの館」。幽霊を信じないパパの二人がその家に見物客を呼んで儲けようとしたのが引っ越した理由だが、お年頃の女子高生スカーレットは友だちとも離れてしまい不満顔だ。

引越しの日、そんな彼女が床に転がる赤いボールを追ってクローゼットで見つけたもの。知っている人なら決して触らないであろうモノ。それが、あのラバースーツだった。

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何かに導かれるように手に取り、身に着けたスカーレット。彼女にはこのスーツに魅力を感じるのに十分な理由があった ─


■見どころと感想

転校した先の学校では虐められ、きちんと育てようとする二人のパパのしつけには反抗し、毎日が面白くないスカーレット。彼女には復讐したい相手と理由がたくさん。それより何より、彼女自身が持つ性癖と資質がこの呪われた館に巣食う幽霊たちと共鳴し始める。

ご存じの通り、この館のある敷地内で命を落とせば幽霊となってこの館に囚われ、敷地から出ることが出来なくなる。死してなお自由がなく、この地にずっと囚われたままの幽霊たちが多く過ごす「呪いの館」。この館の幽霊たちは次々と囚われの仲間を量産していく。

命のあるうちは、人間らしい悩みや感情に振り回される登場人物たちだが、死んだあとは恨みは残るものの、案外コメディタッチに描かれて、その後の人生を楽しんでいるかのようにも見えるのは第1シーズン「呪いの館」と同じ。自由が無くなったものの死んでしまえばこれ以上死ぬことが無く怖いもの知らず。生きている人間相手にからかいのやりたい放題。大いに楽しんで人間たちを怖がらせながら復讐する。そして仲間を増やしていくのも「呪いの館」と同じ。

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けれど今回の主人公スカーレットは、今の環境や人に囚われることなく自由に人生を生きていこうと、もう一歩、先に歩を進める。新しいことを始めるのに迷いが無い。趣味や性癖を含めた「自分自身」というものを決して恥じず、他人にどう言われようと捨てることは無い。「自分」のために「自分の人生」を生きていく。

まだ16歳だというのに、親と性癖を含む自分の話をし、はっきりと自分の人生を生きていこうとする考え方に思わず拍手してしまった。これは一見ただの我儘に見えることもあるだろうが、彼女の場合は反省するべきは反省し、それでも自分の生き方を曲げることは無かった。これには二人のパパの彼女の話を真っ直ぐに聞いて応援する姿勢も手伝った。

ここまで書いたものを読むと、「スカーレットって偉いね」っていう物語に見えるでしょうが、実は一つ書かずに隠している事実があるよ。彼女は確かに自分を持つしっかりした人だけど、その「自分」が一般的に人間的にも倫理的にも刑法的にも正しいのかっていうと、、、

違うかも…よ?

案外1・2話目のラバーマン大丈夫だったので、この後も観ていこうと思う。とはいえ、舞台と題材は変わるんだろうけど。各エピソードの英タイトルは以下の通り。トレーラーも置いときました。その下には本家「アメリカン・ホラー・ストーリー Season10」についても。

アメリカン・ホラー・ストーリーズ Episode

  1. Rubber(wo)Man Part One
  2. Rubber(wo)Man Part Two
  3. Drive In
  4. The Naughty List
  5. BA’AL
  6. Feral
  7. Game Over

アメリカン・ホラー・ストーリー Season10:Double Feature

本家「アメリカン・ホラー・ストーリー」の新シーズンについて

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いつものメンバー(サラ・ポールソン、エヴァン・ピーターズ、キャシー・ベイツ、リリー・レーブなど)に加えてマコーレー・カルキンも出演しているというSeason10。
この堂々とした、他に間違えようもないビジュアルから、きっとエイリアンものなのかと思いますが、久しぶりに絶対観よう!と決意するに足るSeason10。大きく2つのパートに分かれたお話らしい。
久しぶりに楽しみ!アメリカでは放送が終わったらしい…。日本ではいつになるんだ?

→ 2022年7月6日 ディズニープラスで配信開始

American Horror Story: Double Feature | Read Tide
American Horror Story: Double Feature | Death Valley

ん?トレーラーを見る限り、宇宙人ものとは限らない(・・? みるけどね

↓ 観ました

このブログの海外ドラマ

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