さ~て、、、とうとうアメホラもシーズン4。今回のテーマについてはアメホラ真骨頂ともいうべきタブーを度外視したサブタイトルで表現されてます。でもその真意はジェシカ・ラング率いる見世物小屋の住人のことではなく、周りに群がる“普通”の人々が巻き起こす目も当てられない事象を指すのでは・・・ 今回も見応えありそう 🙂
■ アメリカン・ホラー・ストーリー:怪奇劇場 - American Horror Story: Freakshow (Season 4) – ■
2014年-/アメリカ
製作総指揮:ライアン・マーフィー 他
2014年-/アメリカ
製作総指揮:ライアン・マーフィー 他
出演:
サラ・ポールソン(ベット&ドット・タトラー)
エヴァン・ピーターズ(ジミー・ダーリング)
マイケル・チクリス(デル・トレド)
フランセス・コンロイ(グロリア・モット)
デニス・オヘア(スタンレー)
エマ・ロバーツ(マギー・エスメラルダ)
フィン・ウィットロック(ダンディ・モット)
アンジェラ・バセット(デジレー・デュプリー)
ナオミ・グロスマン(ペッパー)
ジョン・キャロル・リンチ
リリー・レーブ
キャシー・ベイツ(エセル・ダーリング)
ジェシカ・ラング(エルサ・マーズ)
■解説:
毎シーズン、タブーやカルト的なきわどい題材に切り込みながら衝撃の物語が綴られる本作だが、第4弾となる今シーズンのテーマは「怪奇劇場」。 見世物小屋という歴史の中に存在していた現実の出来事と、超常現象や寓話的な幻想劇、さらには人間の精神的混乱という「アメホラ」ならではの要素をふんだんに盛り込みながら、今シーズンも美しい映像で包まれた独特な世界観が炸裂!そして、あごひげ女性や怪力男、3つの乳房を持つ女性や体のくっついた双子の美女など、千差万別なフリークたちのキャラクターには、まさに圧倒されてしまう。彼らが身を置く妖美なテントの中には、一体どんな世界が広がっているのか?毎回悲喜交々に展開する仰天のショータイムは、一話たりとも見逃せない!■あらすじ:
1950年代アメリカのフロリダ州、時代の中で廃れつつある“見世物小屋”の存在を通して歴史の断片に触れながら、支配人エルサ率いる“フリーク・ショー”の一団で巻き起こる、驚愕のストーリーが描かれていく。 社会的地位を保障されず、居場所をなくしていた“フリーク”たちを呼び入れ、興行を行うエルサの曲芸団。理不尽な差別や偏見と戦いながら日々懸命に生きる彼らだが、周囲との避けられない衝突から、様々な事件が引き起こされていき ―
(FOX公式サイト:アメリカン・ホラー・ストーリー怪奇劇場)
実在の人物“血の伯爵夫人”バートリ・エルジェーベトまでもを絡めた(それも演じてはキャシー・ベイツ)前回のシーズン3「魔女団」は回を追うにつれ、いまいち楽しめなくなっていった管理人momorex・・・。
シーズン3の記事「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」を書いた時には既にシーズン4の噂や画像がネット上に上がっておりました。私めの偏った趣味嗜好に沿った感じのビジュアルがふんだんに展開されており、自分としましては1年前から今日という日をとても楽しみに待っていたのです。(まー、思えばアメホラはどのシーズンも、そのビジュアル展開に目が釘付けになるんですけどね…)
こうやってシーズンを並べてみると、どれも「聖なる無垢なもの」と「邪悪で淫乱なるもの」の戦いがテーマになっているのかな。このテーマ性を簡単に言い表わすと「建前と本音」になる。ようするに人間の二面性を分かりやすく(一部、非常に分かりにくく)具現化したドラマがアメホラということに。建前と本音が交錯しやすい場面というのがタブー視されている場所や事象、ものであったりする事もあって、このドラマは非常に興味深く、惹き付けられるのかもしれない(人間の行動原理の一つに“怖いもの見たさ”というのもあるし…)。
ということで、シーズン2・3についてはこのブログの記事を読んで頂くとして、シーズン4「怪奇劇場」です。
お話は1950年代のアメリカ南部フロリダ。ある夏の日に一人暮らしの女性タトラーさんの惨殺体が見つかるところから始まる。見つけた牛乳配達人は屋敷内に響く物音に気づき、勇敢にも麺棒を武器に2階に上がっていく。そして奥まった部屋でさらに見つけたのが、ある意味、惨殺遺体よりもおぞましい(ドラマ上ではそう表現されていた)結合双生児ベットとドットだった。
心臓は2つ、肺は4つ、膀胱は1つ、生殖器は1つ・・・。これはすぐさま病院に収容され調べられた結果だ。出生そのものを秘密にされて育った彼女達は、病院の医師や看護師から奇異の目を向けられる。だが彼女達は育ててくれていた母親からさえも満足な愛情を受けておらず、心に傷を持ちながらもベットは明るく快活だが、ドットは人を信じることが出来ずにいた。
彼女達の存在はすぐに新聞などのメディアで報道され、警察からは母親殺しと取り調べを受けることに。ようやく屋敷から外に出ることが出来たものの、彼女達の未来は暗雲たるものだった。
そこに現れたのがエルサ・マーズ。スター然としたエルサは2人にショービズの仕事をしていると説明したが、実際は見世物小屋の女主人だった ―
さて、いつもなら初っ端はイヤ~なおばさんとして登場するジェシカ・ラング。でも今回は既にワケありであることがバラされている。まだ何も説明は無いものの、若かりし時は銀幕のスター、もしくはその一歩手前だったのか立ち居振る舞いは女優そのもの。もちろん今でもスターになる夢は捨ててはいないようだが、では何故、その彼女がフリーク(変わり者)・ショーの女主人となったのか。それは彼女にもそうあるべき理由があった、彼女自身はこう言ってましたね。
-仲間は決して見捨てないわ
今のところ、変わり者達に仕事する場を用意してやり、生活できるようにする、というのがエルサの使命でもあるのだろうが、これはアメホラ。ジェシカ・ラングがそのままのはずは無いし、建前と本音がすぐに明らかになりそうな展開だ。
反対に最初から正直で真っ直ぐなのが、この小屋の仲間ジミー。まだ若い彼は同じ小屋で働く毛深いレディ、エセルの息子で手指に問題がある。が、その手指を使って高給なバイトもしており前向きではある。だが、自分たちを化け物扱いする人々が許せない。彼は叫んだ。
-化け物と呼ぶなら、そうなってやる
「化け物」といえば、本作には本物の化け物=サイコ・キラーが登場する。
皆の大嫌いな薄汚いピエロの恰好で町をうろつき、次々と理由も無く人々を惨殺していく。見世物小屋が来たと同時にこんな殺人事件が起き始めたものだから、小さな田舎町は大変な騒ぎに(なっていると思う)。このピエロと見世物小屋の関係はまだ不明。いったい、なんなんでしょうか・・・
たくさんの奇妙な登場人物と不気味な事件が絡み合い、どういうお話になっていくのかは、今まで同様、全く見当も付かないが、今回もジェシカ・ラング中心の物語であることは間違いないと思う。
ジェシカ・ラングといえば、シーズン3で降板とかシーズン4までとかっていうお話があるようだけどどうなったのかな?・・・と思って検索したらこんな記事が
海外ドラマnavi
ジェシカ・ラング、『アメリカン・ホラー・ストーリー』降板後は舞台復帰!
ジェシカ・ラング、『アメリカン・ホラー・ストーリー』降板後は舞台復帰!
ありゃぁ、、、残念(-_-)
ところで、FOXで放送が始まったばかりのシーズン4ですが、ここはいつもの通りシーズン5の話題も載っけておきます。
American Horror Story: Hotel IMDbキャスト紹介ページ
いつものメンバーの他に前から噂のレディ・ガガ、それと何とミシェル・ファイファーとドナルド・サザーランドの名前が!ミシェル・ファイファーとキャシー・ベイツですよ。なんて豪華なテレビドラマだこと。
あれ、下の画像を見るとなんかあの映画みたいですよね?舞台もずばり「ホテル」みたいだし、、。どうしてこう、このシリーズはツボを付いてくるのかなー…
・・・『シャイニング』のお話はまた今度ということで、「アメホラ」シーズン4怪奇劇場は始まったばかり。楽しんでいきたいと思います。
あ!それとこの怪奇劇場に登場するフリーク(変わり者)さん達にはほとんどの場合、元ネタがあるようです。これは物語の登場人物に限らず、例の秀逸なオープニングに登場する人達も同様みたいですよ(-.-)
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では