「アメリカン・ホラー・ストーリー:アサイラム 精神科病棟」(TV/2012~2013) - American Horror Story: Asylum –

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「アメリカン・ホラー・ストーリー」の第2シーズンにあたる、その名も「アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟」!大好きな設定だー! 前シーズンとは全く違うストーリーだが、キーパーソンには同じくジェシカ・ラングが出演。今度は怖い婦長さん、じゃなくて精神科病棟を一手に仕切るシスターとして登場。第1話目からしてシスターらしからぬ、あらぬ妄想に苦しめられ、それをはらいのけるかのように患者たちを厳しく躾ける!それに今回は閉鎖空間である病棟にプラスして何やらSFまがいのエイリアンも登場か? 広いよー、広いよ、風呂敷が!

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■アメリカン・ホラー・ストーリー:アサイラム - American Horror Story: Asylum -■
TVドラマ2012年~2013年/アメリカ/全13話
企画:ライアン・マーフィーー 他
監督:ブラッドリー・ビューカー 他
製作総指揮:ライアン・マーフィー 他
出演:
ジェシカ・ラング(シスター・ジュード)
ジェームズ・クロムウェル(アーデン医師)
ジョセフ・ファインズ(ハワード神父)
リリー・レーブ(シスター・マリー・ユニス)
エヴァン・ピーターズ(キット・ウォーカー)
サラ・ポールソン(ラナ・ウィンターズ記者)
リジー・ブロシュレ(グレース)
ザカリー・クイント(オリバー・スレッドソン)
クロエ・セヴィニー
フランカ・ポテンテ

解説:
昨年度エミー賞最多ノミネート!
「Glee」の製作総指揮ライアン・マーフィーが手掛けるスタイリッシュ・ホラー (FOX公式サイト)

あらすじ:
1964年。人種差別が色濃く残るアメリカ南部の片田舎。ガソリンスタンドを経営するキットは、ある夜、何者かに襲われて意識を失う。そして気がついた時には、自分の妻を含む数名を殺した連続猟奇殺人事件の犯人“ブラッディ・フェイス”として囚われていた。そして裁判を受けることが出来るか判断されるまで収監される場所が決まる。そこは悪名高いブライヤークリフ精神科病棟だった-


American Horror Story: Asylumハネムーン代わりに心霊スポット巡りをしていたあるカップル。この2人が訪れたのは幽霊が出ることで有名な廃病院。その名も“ブライヤークリフ精神科病棟”。
この病院は1908年に結核病棟として設立、運営されたところで、46,000人の患者が亡くなった場所とも言われている。地下にはトンネルがあり亡くなった患者を運んでいたことから“デス・シュート”と呼ばれていた。

その後、1962年にカトリック教会がこの建物を買い取る。それからは犯罪者の療養所として使われたが、入ったら二度と外には出られないという噂だった。この療養所には凶悪な犯罪者が多く収容されていたが、その中でも特に有名だったのが“ブラッディ・フェイス”と呼ばれた連続殺人鬼。なぜそう呼ばれたのか?それは、殺した相手の顔の皮をはぎ、被るのが趣味だったからだ。

心霊スポットが大好きな2人がこの病院を外すわけがない。意気揚々とビデオカメラを回しながら乗り込んだ2人。中は荒れ放題だったが、診察台など当時の物が数多く残され、雰囲気は満点だった。ふざけながらどんどんと奥へ進んだ2人だったが、ある独居房から音が聞こえるのに気がつく。おそるおそる近付き、狭い差し込み口に手を入れて中を確認しようとした時・・・
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《現代の被害者カップル》

時は戻り1964年。
ガソリンスタンドを経営するキットが仕事を終え、愛妻の待つ家に帰ってきた。まだ人種差別の残るアメリカ南部。愛する妻は黒人女性だったため、結婚は秘密にしていた。愛し合う2人が食事を始めようとしたその時、外にまばゆい光が点滅する。何事かと外に飛び出したキット。その光は空から降り注いでいる。妻の叫び声に慌てて戻ったが、妻の姿はなく、その光は何かの形をとってキットを襲ってきた。そして気を失う。

American Horror Story: Asylumブライヤークリフ精神科病棟は多くの犯罪者である患者を抱え、今日も忙しい。全てを回して切り盛りしているのはシスター・ジュード。厳しい規律の下、患者を監視下におくシスターだったが、監視下におかれているのは患者だけではない。特に今日はブラッディ・フェイスと呼ばれる凶悪犯が入所する。そんな日に新聞記者までもが取材に現れた。目的はブラッディ・フェイスへの直接取材。対応に追われている間にブラッディ・フェイス到着の知らせが。
警察に脇を抱えられ車から降りてきたのは、ブラッディ・フェイスことキットだった-


こんな感じで第1話始まりました。
内容はもう少し進んでいて、中身濃く、登場人物もたくさん。
まずシスター・ジュード
American Horror Story: Asylumカトリック教会のシスターで病棟を管理する。全てに厳しく、凶悪犯などお構いなしに、皆の上に君臨する。若いシスター・マリー・ユニスが手伝っているが、天然ぼけ気味で失敗が多く、困っている。勝手な行動をとって叱責している時に「この大きな鞭で打ってください」とおしりを出されるが、あまりのことに目眩が..。
厳しいのか優しいのか判断がしにくい。
それと、この人にはある秘密が。それはこの病棟を一緒に管理しているハワード神父に密かに恋心を持っていること。もちろんキリストに全てを捧げる身ではかなわぬ恋だが、2人で食事の時には密かに赤い下着などを着け妄想してしまう面も。とても掴みにくい人物。
今後どうなっていくのか楽しみ。


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シスター・マリー・ユニスハワード神父

アーデン医師
American Horror Story2_15病棟専属の医師。
普通の病気を診ているだけではなく、何やら怪しげな人体実験をしているもよう。身寄りのいない収容者を選んでは死なせてしまっている、という秘密をシスター・ジュードにつかまれている。その実験を、これまた密かに手伝っているらしいシスター・マリー・ユニス。その実験後に出た「何か」をバケツに入れ森に捨てに行く。そこには動物のようなうなり声が・・
なんだぁ?人を化け物にしているのか?それとも化け物のために人を殺しているのか?
なかなか楽しいポイントです。

ラナ・ウィンターズ記者
American Horror Story2_21ブラッディ・フェイスに単独取材するためにこの病棟に単身乗り込む。
しかしそこに待っていたのはブラッディ・フェイスだけではなく、悪魔のようなシスター・ジュードだった。病棟内を勝手に歩き回った罪で、強制入院させられてしまった彼女。ベッドに括り付けられ、これからどうなるのか。シスター・ジュードの目的は、、、、今のところさっぱり分かりません
シスター・ジュードが言うには“同性愛の罪”だそうだが、じゃあ、自分はどうなん?

他にもこんな人が
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上の中心メンバーからゲストメンバーまで、そうそうたる役者さんが名を連ね、製作者の今シーズンへの思い入れががっつり伝わってきました。「お化け屋敷」のお話だった第1シーズンも充分面白かったけれども、今シーズンは「幽霊、オカルト、連続殺人鬼、不埒なシスター、マッドサイエンティスト、モンスターに加えてSFじみたエイリアン(のようなもの)」まで出てくる壮大なガチャポン。
さて、ガッチャガッチャした後にポンっと出てくるのは何でしょう。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • コメントありがとうございます!
     
    第2シーズン第1話。面白かったです!
    第1シーズンに負けず劣らず、おかしな人の群像劇のようです。
    仰る通り、1シーズンの序盤はちょっと奇をてらいすぎというか、、な場面もありました。が、
    今回もあります!
    あらゆる趣味指向な人を全部とりこむぞ!的な意欲満々ささえ感じられます。
    (私はしっかり、この奇妙な世界に取り込まれましたが..)
     
    それと豪華なキャストもびっくりしました。
    次々出てくる、出てくる。今後もまだまだ出てくるようです。
    私も第4シーズンと言わず、延々と作って欲しいなーと思います!
    それにしても海外ドラマはすごい。映画にない良さがありますね。

  • こんばんは、新シーズンの一話録画したまままだ見てません(^_^;)前シーズン「怖さ」自体はエビソードが進むにつれてどんどん無くなっていきましたけど、あのオチは読めなかったですねー(おー、そー来るかーみたいな)正直序盤はイマイチだったんですが最後にたたみかけられた感があって実に良かったです。
     
    キャストそのままで別の話になるというのも珍しいですし、あと3~4シーズンは見てみたい番組だと思います。
     
    とのあえず今夜にでも見なければ・・・

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