「HALO」 (TV/2022) ゲーム原作実写化ドラマ

これはXboxを持っていない人でも、ゲームをあまりしない人でも、そのタイトルはきっと聞いたことがあるだろうFPSゲーム重鎮の一つ「HALO実写化ドラマシリーズ。マスターチーフを中心にした戦いの物語が進められるよ。

■ HALO Season1 ■

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2022年/アメリカ/シーズン1・全9話
監督:
オットー・バサースト
ロエル・レイネ
ジョナサン・リーベスマン
ジェシカ・ラウリー

出演:
パブロ・シュレイバー(マスターチーフ)
シャバナ・アズミ
ナターシャ・カルザック
オリーヴ・グレイ
ハン・イェリ
チャーリー・マーフィ
ケイト・ケネディ
ダニー・サパーニ
ベントレー・カルー
ジェン・テイラー
ボキーム・ウッドバイン
ナターシャ・マケルホーン

■解説:
世界で8200万本以上、シリーズ総売上が60億ドル以上の世界的人気ゲームを実写化。ゲーム第1作「Halo: Combat Evolved」の26世紀の宇宙を舞台に、人類とコヴナントと呼ばれる冷酷な異星人同盟との壮大な戦いが繰り広げられる。

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HALO:(意味)

  • 後光、光輪、光背、光輝、栄光、(太陽・月の)暈(かさ)、暈輪(うんりん)
  • ゲーム内ではある環状惑星に付けられた名前

昨今の目を見張る最新CG技術のおかげで、実写とCGの区別がつきづらくなってきた映画、ゲームの世界。今の時代だからこそFPS(First Person shooter)ゲームの実写化は、より精彩によりリアルに仕上げられていると言える。実は本作は今日観るまでCGアニメーション作品だと思っていたから、実写で人間が動いていたからびっくりしちゃった…(”ω”) リアル系CGアニメ(例:バイオハザード: インフィニット ダークネス)はちょっと苦手だから良かったんだけどね(‘ω’)

Contents

あらすじ

2552年。人類は地球統一政府(UEG)により管理され、宇宙に植民星を持っている世界。UNSC(地球軍)は植民星の反乱や敵対する異星人の軍事的・宗教的同盟コヴナントに対応するため超兵士を作り上げるスパルタン計画を推し進めていた。
地球からの独立を求めUNSCと日々戦っている惑星マドリガルは、ある日、コヴナントの襲来を受け全滅の危機に。そこにマスターチーフ率いる4人のスパルタンが訪れ、マドリガル側として戦い始めたが ─

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見どころと感想

地球を一つだけ持っている立場から、宇宙に出て惑星をたくさん持ち始めても結局は同じ。資源がとれる土地の奪い合いで戦争は起こり続いていく。これは70年代の映画『マッドマックス』でも、60年代に発表された小説「デューン/砂の惑星」でも、2021年の最新作『マトリックス レザレクションズ』でも基本は同じ。世界(宇宙)征服野望の目的は、とめどなく溢れ採掘することが出来る資源の確保であり、それにより反映する我が文明の未来なのである。

本作「HALO」でも同じ。資源を算出する惑星マドリガルを管理する政府軍UNSCと、独立を掲げ徹底抗戦の現地の人々の争いに終わりはない。そんな何もかも独り占めしなくてもいいやんか~…って私なんかは思うんだけど、世界(宇宙)の頂点に立って大笑いしたい人の考えは違うみたい(-.-) 人間生きても100年ほどなのにね。

まぁ、そんなこんなで独り占めを目論む人類管理組織の軍隊UNSCは、いちいち反乱分子を一つずつ潰すのが面倒になって「スパルタン計画」なるものを立ち上げる。時は同じくして、最近態度がでかくなって宇宙に出てきた人類にムッとした異星人たちが種族を超えた連合体コヴナントを組織。目的は惑星の侵略だからUNSC、原地の住民関わらず襲ってくる。

ちなみにコベナント(covenant)は基本的には英語で「契約」「制約」あるいは「契約する」という意味

で、ジン・ハ将軍がまとめている惑星マドリガルにコヴナントの一種族エリートが襲来する。

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Oats Studios:ラッカ」に出てくるトカゲ型エイリアンと皆大好き『プレデター』を足して2で割ったようなエリート族の異星人は、人類より身体は大きく、圧倒的な火力と重装備を持ち、言葉通り戦うマドリガルの兵士たちをひねりつぶしていく。
そんな中、ジン・ハ将軍の一人娘クワンは仲間が次々と死んでいくギリギリのところで逃げ回る。そしてこの地獄にとうとう天敵のスパルタンまでもが現れるのを目撃することになる。

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ここから始まるスパルタンの戦いは凄まじい。
とにかく海兵隊の100倍の威力を持つ、普通の人間じゃない、奴らは殺しまくると噂され、エリート族のトカゲプレデターにさえ“悪魔”と囁かれる彼ら。特殊なアーマーを着込む重装備歩兵(かな…(・・?)のスパルタンたちを目撃し戦った者は現存しない…なぜなら全て殺されてしまうから ─
みたいなことなのだ!

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第1話の見どころ

見どころは、ここマドリガルの戦い。巨体エリート族の圧倒的な強さ、残虐さ。対する人間側の見えてくる絶望感。そこに突如現れるたった4人のスパルタン。たった4人なのにエリート族を凌駕する重量感、無敵の強さと味方にとっての安心感。これじゃあ、普通装備の人間がかなうわけもない。

だが、この素晴らしく見応えのある戦闘場面の流れが時々悪くなる。一緒に戦うジン・ハ将軍の姿はよいとして、よくこれで将軍を掲げた軍隊と言ってたな、、的な戦う人々もまだいいとして、ちょこまか走り回る将軍の娘クワンはいらぬ。なんで最後まで助かってるんだ、と思っていたら、何?150名を超える反乱軍を皆殺ししたら聞こえが悪いから(殺したのはエリートだと思うけど)、UNSCの母星リーチに連れて帰れ?なんでよ。いらんよ。スパルタンだけでいいでしょうよ、これはHALOなんだから(ゲームはやったことない(‘ω’))

って思い始めていると、マスターチーフの過去の記憶を蘇らせる遺物が出てきたり、遺伝子操作されているのにクワンに情けをかけ始めているマスターチーフがいたりして、戦いシーンのアドレナリンが急速に減って来たわと考えていたところに、お~い、この話の流れは何かね?これじゃまるで「マンダロリアン」でしょうよ、の第1話のラスト。

Grogu

マンダロリアンはあの子だから可愛いのであって、本作内では子どもって言ってたけどクワンは小さくない。子どもじゃない。可愛くない…


と、こんな感じで幕開けした実写ドラマ「HALO」。母星リーチが出てくるまではワクワクと観ていたんだけど、『スターウォーズ』もどきの為政者や博士、コヴナント首都ハイチャリティの預言者たち。ドラマだけの登場人物もいるようなのでゲーム準拠のお話とはいかないみたい(ゲームはやったことない(‘ω’))

とりあえず第2話は観ようと思っている(シーズン2の制作も決定しているらしいしね)。ゾンビを楽しみにしていたのに途中からグダグダする人間ドラマに辟易して観なくなった「ウォーキング・デッド」の二の舞になりませんように、と願いながら来週を待つことにしよう。

「HALO」シーズン1エピソード

  1. Contact 接触
  2. Unbound
  3. Emergence
  4. Homecoming
  5. Reckoning
  6. Solace
  7. Inheritance
  8. Allegiance
  9. Transcendence

本作は2022年5月4日からU-NEXTで週に1エピソードずつ追加される形で配信が始まってます。

「HALO」原作ゲームのご案内

ヘイローシリーズ(Halo series)は、バンジースタジオにより開発されマイクロソフトより2001年に発売されたXbox用、Xbox360用のファーストパーソン・シューティングゲーム『Halo: Combat Evolved』を第一作とするゲームシリーズである。全世界規模では『Halo: Combat Evolved』は650万本以上、『Halo 2』は750万本以上、『Halo 3』は1100万本以上の販売を達成、Xboxでもっとも成功したゲームタイトルとなり、多くのファンを獲得している。

Wikipedia

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