ヨーロッパの国製作
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『グレイン』 (2017) ~ 遺伝子の辿り着く先に
近未来の地球。選ばれた者だけが暮らす磁気壁の中で、作物が育たない現象が続く。種子遺伝学者は人類存続の突破口として、 磁気壁の外へとある研究者を探しに出かけるが... -
『ジェントルメン』(2020) ~「スナッチ」よ、ふたたび
イギリス風の軽快なテンポと小気味の良さ、大勢の多彩な役者たち。それら雑多なモノたちを一つの出来事を中心にまとめあげ見せるガイ・リッチーが帰ってきました、この... -
『セイント・モード/狂信』(2019)〜聖女を目指した彼女の場合
またもやA24配給作品。ある事故がきっかけでカトリックの狂信的な信者となった娘の事の顛末を描く。タイトルの『セイント・モード』のMaud(Matildaの愛称)には語源と... -
『DAU. ナターシャ』(2020) - DAU. Natasha
かつてのソ連を丁寧に再現した広大なセットと役者、15年の歳月を使って作り出された、歴史に埋もれたごく普通の人々の物語『DAU. ナターシャ』。悩みを持ちながらも与え... -
『アノニマス・アニマルズ 動物の惑星』 (2020)
『アノニマス・アニマルズ』というタイトルと画像から、これは動物人間のアクションか?ファンタジーか?と思いながらも何か怪しげな、鵜呑みにしてはいけない雰囲気が.... -
『VS狂犬』 (2019) - Cuerdas
事故で四肢麻痺になってしまった少女に更なる災難がふりかかる…。本作で展開していくことは実際に起こりそうなことばかり。・・・いろいろと気をつけようね(-"-) -
『ガンズ・アキンボ』 (2019) - Guns Akimbo
ダニエル・ラドクリフ出演作品はどれも外れがなくて、楽しめるものが多い。今回はネットで荒らし行為をして憂さを晴らしているオタクプログラマーのガンアクション・コメディ。両腕に銃をビス止めされたコブラみたいなラドクリフが活躍するよ。 -
『クラシック・ホラー・ストーリー』 (2021)〜始まりはいつもヤギ
Netflixで配信されているミックス型ホラー、その名も『クラシック・ホラー・ストーリー』。ヤギで事故ってサイレンがなる頃、あなたの脳はフル回転になる。 -
『聖なる犯罪者』 (2019) - Boze Cialo
決してふざけた詐欺師のお話ではなく、過去に犯した罪のせいで聖職につけない青年が、田舎の小さな町でたまたま司祭になってしまって、心底、司祭のお仕事をしてしまったお話。主人公の言葉少なな表情がとてもよくて、それだけで話に入り込むことが出来る作品。 -
『マーメイド・イン・パリ 』 (2020) - Une sirene a Paris
舞台がパリというのもあって、もっと華やかな新しい人魚を想像していたけれど、えー…と色々な人魚作品を組み合わせた感じになってしまっていて、ちと残念。尻尾も好みじゃなくて、ずっと主演二人やその他個性ある登場人物たちの顔だけ見て終わっていった... -
『ビバリウム』 (2019) - Vivarium
なんか前にも同じようなものを観た気がしないでもないけれど、日頃、アクアリウムだ、テラリウムだ、プラネタリウム(これは違う)だと自分勝手に生き物を狭い場所で飼... -
『コングレス未来学会議』 (2013) - The Congress
彼女は確かに少し傲慢な振舞の女優ではあるけれど、子供たちにとっては良き母であり、その傲慢な感じも女優を演じているに過ぎない。そうじゃないと、この世界で生きては来れなかったのだ。だが、これからは自然体で人生を生きていく、子供たちと一緒に。生きていくはずだった-