事故で四肢麻痺になってしまった少女に更なる災難がふりかかる…。本作で展開していくことは実際に起こりそうなことばかり。・・・いろいろと気をつけようね(-“-)

vs狂犬

■ VS狂犬 - Cuerdas – ■
2019年/スペイン/87分
監督:ホセ・ルイス・モンテシノス
脚本:ホセ・ルイス・モンテシノス
音楽:アルナウ・バタレル

出演:
パウラ・デル・リオ
ミゲル・アンヘル・ジェネール
ジョルディ・アギラル

■解説:
謎のウイルスによって凶暴化した介護犬に襲われた少女の壮絶な戦いを描いたスペイン製サバイバルホラー。「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2020」上映作品

■あらすじ:
交通事故で四肢麻痺になった少女エレナは、林の中の一軒家で介護犬アトスと暮らし始める。ところがアトスが謎のウイルスに感染し凶暴化してしまう。片方の腕しか動かせず自動車椅子に頼るしかないエレナは、生き残りをかけて愛犬と壮絶なバトルを繰り広げる ─

映画.com

母を亡くし、なかなか立ち直れないエレナ。父親も酒浸りになってしまった。そんな中、双子のベラはずっと続けている体操で賞をとり順調に人生を歩んでいるように見える。ある日、車を運転していたエレナは助手席のベラを死なせてしまう大事故を起こし、自分も九死に一生を得たものの片腕の先しか動かせない四肢麻痺が残る。

母を亡くし、自分のせいで姉妹も亡くし、手足が動かず車椅子の生活に…。自分が必要としていた時に父親は酒に溺れている。完全に人生に絶望し、自殺を図るも父親に助けられたエレナ。だが、それすらも許せない。父親は見かねて、妻が死ぬ前に家族4人で暮らしていた家を車椅子でも使えるように改築し、介護犬アトスと一緒に暮らそうと提案。引っ越しの当日となった。

VS狂犬

父親をどうしても許せないエレナ。だがそれは自分自身を許せないことの裏返し。
姉妹を羨み、次第に憎しみ、自分が運転していた車が事故ったのは、もしかしたら「そうなってもいいわ!」という心の闇が現実になっただけなのか?そのことを考えたくなくて、自分の今の境遇を呪う。なんて自分はついてないんだろう…

だがエレナに起きることは、これだけで済まなかった。

本作を観る前にあらすじくらいは読んだから、狂犬病の犬に追いかけられるのか~くらいの認識だったんだけど、唯一の味方の父親はあーなるし、自分は車椅子でほとんど身動きが取れない。犬は家の外にいる状態だったが、元々賢い介助犬。あらゆる所から侵入を試してくる。林の中の一軒家。電話もまだ通ってない。改築業者が来るのは1週間後。この八方塞がりの状況で、エレナは今までにしたことがないほどの思考と努力で何とか助かろうとする。

だが、食べ物どころか、水さえもろくに飲めない状態と混乱の中で、亡くなったベラが現れる。
「私のこと、憎んでいたんでしょ?わざと事故ったんでしょ?」

VS狂犬

「2人の写真を見ようともしないんだね。」

自分の心の中を、声にして語りかけてくる死んだベラ。もう一度死のうとしたエレナにベラは言う。
「恨んでなんかいないよ」

ここまでなんとか狂犬をやり過ごしながらも混乱の極みにあったエレナは、このベラの一言で呪いが解け、最後の手段に出るのだが、、にしても、本当に運が悪いとしか言いようがないことが24時間の間に起きた。
だが、それは運なのか?
仕方なかったことが続いたとはいえ、母が亡くなった時にもう少し家族で話し合い、お互いに頼りあっていれば、。車の運転ももう少し慎重であれば、。今回の引っ越しの前に父親の病気のことを聞いていたのに、どうして一言気遣いの声をかけなかったのか、、。反省する点はいくつもある。だが、それにしても罰が当たったなどとは言えないほどの事が起きてしまった。

これからのエレナを心配せずにはいられない。

VS狂犬

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