公開から1ヶ月半経っていた昼間の劇場は貸切状態で、まるで自宅で観ているように寛いだ状態で鑑賞。アクションシーンは今まで以上にてんこ盛りでアクション映画として充分に楽しめた完結編。原作と舞台は違うものの四つ巴の戦いも再現されて、とにかく見応えがあった。
■ るろうに剣心 伝説の最期編 ■
2014年/日本/135分
監督:大友啓史
脚本:藤井清美、大友啓史
原作:和月伸宏「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」
製作:上木則安 他
制作総指揮:ウィリアム・アイアトン
撮影:石坂拓郎
音楽:佐藤直紀
主題歌:ONE OK ROCK「Heartache」
2014年/日本/135分
監督:大友啓史
脚本:藤井清美、大友啓史
原作:和月伸宏「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」
製作:上木則安 他
制作総指揮:ウィリアム・アイアトン
撮影:石坂拓郎
音楽:佐藤直紀
主題歌:ONE OK ROCK「Heartache」
出演:
佐藤 健(緋村剣心)
武井 咲(神谷 薫)
青木崇高(相楽左之助)
蒼井 優(高荷 恵)
大八木凱斗(明神弥彦)
福山雅治(比古清十郎)
江口洋介(斎藤 一)
伊勢谷友介(四乃森蒼紫)
田中 泯(翁)
土屋太鳳(巻町 操)
小澤征悦(伊藤博文)
藤原竜也(志々雄真実)
神木隆之介(瀬田宗次郎)
滝藤賢一(佐渡島方治)
高橋メアリージュン(駒形由美)
■解説:
和月伸宏の人気コミックスを佐藤健主演で実写映画化し大ヒットした「るろうに剣心」の続編にして完結編を、前後編2部作で描く時代劇アクション大作の後編。日本転覆を目論む志々雄の野望を阻止せんと最後の戦いに臨む剣心の運命を描く。共演は武井咲、藤原竜也、伊勢谷友介、青木崇高、蒼井優、神木隆之介、江口洋介に加え、剣心の師匠・比古清十郎役で福山雅治。監督は引き続き「ハゲタカ」「プラチナデータ」の大友啓史。■あらすじ:
日本征服を狙い強大な武装集団を作りあげた志々雄を討ち取るべく京都へ向かった剣心だったが、志々雄一派の圧倒的な力の前に苦戦を強いられる。やがて志々雄が甲鉄艦・煉獄で東京へと攻め入ろうとする中、このままでは志々雄を倒すことは出来ないと悟った剣心は、再会した師匠・比古清十郎に奥義の伝授を懇願するが ―
(allcinema)
『るろうに剣心』(2012/映画)
最初にまず言いましょう。良かったです!コミックも当時、新刊が出るのを待って読んでいた(普通の)ファンですが、すごく楽しめた!アクションの流れや決めポーズが、…
『るろうに剣心 京都大火編』(2014)
1作目を映画館で観ずに非常に後悔する事になった管理人momorex。行ってきました。前作よりアクションは多く、京都での大好きなシーン“屋根瓦走り”もあった。だが、だが…
もうここまで来たら、志々雄vs剣心チームの戦いへ収束していくことは分かっているから、最初からそれが気になって気になっていたんだけど、なかなか始まらない。でももちろん、そこまでが退屈だったと言っているわけではござらんのであります。反対に、これでもか、という具合にアクションに次ぐアクションが詰め込まれ、それぞれ登場人物たちの存在意義が明示されている。
海辺から剣心を助け上げたお師匠、比古清十郎。世捨て人のような日々を送りながらも時代の流れについては把握し、弟子の剣心の動きも心得ている。だからこそ、意地悪を言いつつ彼に「飛天御剣流奥義 天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)」を伝授する。
ただし、この技を会得するのに「不殺(ころさず)」の誓いは問題ないが、自身の命を軽んじる考え方では成功しない( その理由はこちらWiki:飛天御剣流の【天翔龍閃】で)。
残念ながら伝授されるまでの師匠と弟子の葛藤やアクションは映像化されているのだが、肝心の会得シーンは割愛されていた(原作はどうだったかな…)。
前作『京都大火編』ではただのストーカー扱いだった四乃森蒼紫。剣心を追う理由はやはりイマイチにしか聞こえず、ここにきてコテンパンにやられた上、操ちゃんに介抱されるという恥ずかしい立ち位置。俳優の好き嫌いも手伝ってか、蒼紫様のイメージはますます最悪なものに。ラストの戦いへの参戦と操ちゃん肩貸しは理解不能。蒼紫様関連の描写はこの作品に限っては不要だったと(私的には)言える。
ちなみに蒼紫に対して剣心が振るった技は「九頭龍閃(くずりゅうせん)」であーる(詳しくはここでね Wiki:飛天御剣流)。
こうして技を磨き、会得しながら日本の敵、志々雄を打つために東京に向かう剣心。維新を成功させるために利用し切り捨てられた“侍”の存在などにも言及しつつ、時の総理大臣伊藤博文や因縁の斎藤一などと共闘することになる。
思えば志々雄本人もそれら政府側の被害者でもあったのだ。ラストに伊藤博文らの政府側の人間が「侍に敬礼」とあったが、あれはちょっとむずがゆい感じがしたな。
この『るろうに剣心』実写化シリーズで言えることなんだけど、アクションに次ぐアクションで一気に駆け抜ける物語に、ラスト近くでスロー描写になって音楽が鳴り響くシーンが入る。俗に言う「感動シーン」なのかもしれないが、それまでの勢いも硬派な雰囲気も台無しになってしまってあまり好きじゃ無い。この3作目の敬礼シーンも長すぎて残念だ。
でも全体的にはコミックをうまく実写化、アクションシーンも素晴らしい。特に所々に入る剣心の身構えや剣を振るった後のポーズなどがマンガのシーンそのもので、ホントに動くコミックそのもの。それと必ず入っている剣心の決め台詞にもしびれる(←古い)。
今回はこれ
「子供騙しではござらんよ。不殺の誓い、逆刃刀だ!」
ということで3作終わりましたね。
「追憶編」はあるのかな・・・
ありました↓
『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021)
ようやく観た、観終わった…
巴さんがあるらしい、と聞いて、いよいよ公開!となってからの1年待ち、ようやく終わった最終章。佐藤健剣心に心から”ありがとう”と言いたい。あなたがいたから出来た「るろ剣」実写版。たとえ少々の文句があったとしても感謝の気持ちは忘れない...
コメント
コメント一覧 (3件)
確かに奥義取得の大変さを表現していた割に、繰り出された奥義そのものが分かりにくかったですよね。ドンっ、バーーンッだけでしたものねー。
もっともっとアクション主体の方が面白くなるのかもしれませんが、それなら「るろ剣」である必要性も無くなりますね^^;
それにしてもどうやって撮影しているんでしょうか。やっぱりヒモで釣っているのかなー
るろうに剣心 伝説の最期編
2014年
日本
135分
アクション/時代劇
劇場公開(2014/09/13)
監督:
大友啓史
原作:
和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』
脚本:
大友啓史
主題歌:
ONE OK ROCK『Heartache』
出演:
佐藤健:緋村剣心
武井咲:神谷薫
伊勢谷友介:四乃森蒼紫
青木…
前編、後編共に日本映画らしくないアクションシーン盛りだくさんで、その辺はとても堪能出来ました。
藤原くんが役を楽しんで演じているのが印象的でした。
ただ後編の前半にある奥義取得までに時間を費やし過ぎてかなりダレました。
あれだけの尺を使っての取得した奥義にも、それだけ?と若干期待外れ的な気持ちは生まれちゃいました。
原作を読んでいたらまた違う感想になってたかもしれません。
何にせよ、日本でもスタッフが優秀だと優れたアクション映画が作れるというのを証明してくれた作品ではありましたね。