サイコな誘拐監禁殺人鬼と事件そのものよりも、家族より恋人との関係を大事にし始めた17歳の娘とうまく心を通わせることが出来ない両親の関係に重きを置いた作品『コレクター』。子供を無理矢理産ませて疑似家族を作ろうとしたこの事件は実話です(ヒエ~
■コレクター - The Factory -■
2012年/アメリカ/104分
監督:モーガン・オニール
脚本:モーガン・オニール 他
製作:ジョエル・シルヴァー 他
製作総指揮:スティーヴ・リチャーズ 他
撮影:クレイマー・モーゲンソー
音楽:マーク・アイシャム
出演:
ジョン・キューザック(マイク・フレッチャー)
ジェニファー・カーペンター(ケルシー)
ダラス・ロバーツ(カール・ジュモー)
メイ・ホイットマン(アビー・フレッチャー)
ソーニャ・ヴァルゲル(シェリー・フレッチャー)
マゲイナ・トーヴァ(ブリタニー)
キャサリン・ウォーターストン(ローレン)
ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ(ダリル)
2012年/アメリカ/104分
監督:モーガン・オニール
脚本:モーガン・オニール 他
製作:ジョエル・シルヴァー 他
製作総指揮:スティーヴ・リチャーズ 他
撮影:クレイマー・モーゲンソー
音楽:マーク・アイシャム
出演:
ジョン・キューザック(マイク・フレッチャー)
ジェニファー・カーペンター(ケルシー)
ダラス・ロバーツ(カール・ジュモー)
メイ・ホイットマン(アビー・フレッチャー)
ソーニャ・ヴァルゲル(シェリー・フレッチャー)
マゲイナ・トーヴァ(ブリタニー)
キャサリン・ウォーターストン(ローレン)
ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ(ダリル)
■解説:
「1408号室」「推理作家ポー 最期の5日間」のジョン・キューザックが、シリアル・キラーに娘を誘拐された刑事を演じるサイコ・スリラー。共演はジェニファー・カーペンター、ダラス・ロバーツ、メイ・ホイットマン。監督は俳優としても活動するオーストラリア出身のモーガン・オニール。(allcinema)
■あらすじ:
ニューヨーク州バッファロー。数年にわたり起きている連続娼婦失踪事件を捜査しているマイクとケルシー。上司から捜査終了を告げられたタイミングで、マイクの娘アビーが同様の手口で娼婦と間違われて連れ去られたことが発覚する ―
ニューヨーク州バッファローはニューヨークよりも北(正しくは北西)に位置していて、冬の平均気温は氷点下が続くとても寒い地域。
↓こんなことやってみました
この地で吹雪の夜に娼婦が姿を消してしまう事件が数年にわたり連続して起きる。いなくなっても誰も探さない境遇の女性達だから、警察も本腰を入れての捜査では無い中、担当のマイクは女性らを不憫に思って相棒のケルシーと捜査を続けていた。
彼女たちはある男に拉致、監禁されて一軒家の地下室で虐待を受けていた。この映画は、その犯人に娘を誘拐されてしまった刑事が執念の捜査の果てに犯人を追い詰める話だけれど、事件そのものは実話なんです。
ゲイリー・ハイドニック事件
1986年11月から1987年3月にかけての5ヶ月間にわたって、黒人女性に自分の子供を産ませるためにフィラデルフィア市内のスラムの自宅の地下室に6人の売春婦を監禁。強姦、暴行、虐待などを加え、そのうちのふたりを殺害した。
その犯行の動機の異常さから、世界の犯罪史に独特の地位を占めている。母親は幼い頃に黒人男性の愛人と家を出てしまい、厳格で冷酷な父親に育てられた。IQの高かった彼は軍人になることを希望して名門のミリタリー・スクールに進学するも中退。その後、軍に入ったり、株式投資で成功したりもしたが、除隊後、精神病院への入退院を20回以上繰り返していた。
退院後は宗教法人「神のしもべ統一教会」を設立。その後、信者の女性を虐待し妊娠させるなどしたため逮捕、懲役。出所後、結婚するもすぐに離婚。どの場合も自分の元に彼の子供をおき育てることは出来なかった。
死刑執行は1999年7月。55歳だった。
(Wiki:ゲイリー・ハイドニック)
映画では彼の生い立ちや経歴は何度かの逮捕歴があるぐらいにしか触れられていない。その代わりに、娘を彼に誘拐された刑事マイクと家族、刑事の相棒ケルシーが中心になっている。仕事にのめり込む刑事、不満に思う妻、反抗する娘、心配する相棒と、よくある話なのであるが、一つ異様に思う箇所があった。
娘が誘拐され憔悴しているマイクの妻が、心配して声をかけたケルシーに「あなたには子供がいないでしょ!」と吐き捨てるように言う。こうなる前からも「30になって、行き遅れ」とか結構影でヒドいことを言っていた妻。そこがすごく引っ掛かっていた。
どうして妻にこんな事を言わせたのかは、後になって分かるんだけどヒドいよね
この後、父親マイクは相棒の心配も他所に、眠ることもせず犯人を追い詰めていく。そしてメデタシ、メデタシと思いきや、最後に大きなどんでん返しが!でもコレもまた、どうも納得がいかないんですよねー。そんな境遇で?ホントに?ゆくゆくのため計算尽くだったの?
実際の事件はとてもヒドいものだけど、映画としてはどうだろう。もっと事実に沿って、事件だけを追った方がよかったのではないでしょうかね、とも思ったけれど、誘拐監禁ものの映画は結構あるんですよね。
女性誘拐に限ってみたけれど、他にもあるかも。
1965年のコレクター以外は観たことがあって、それらと比べてみると、本作はやはり犯人の異常性が分かりにくかった。Wikiを読む限りゲイリー・ハイドニックは、かなり異常だったとしか言えないからね。
それと相棒役ジェニファー・カーペンターは「デクスター」とダブってしかたなかったです。
実話ベースな殺人鬼のお話
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コメント
コメント一覧 (2件)
『コレクター[2012年版]』
コレクター[2012年版]
娼婦失踪事件を追う刑事が
自分の娘を誘拐され…
【個人評価:★★ (2.0P)】 (自宅鑑賞)
原題:The Factory
コレクター
ゲイリー・ハイドニック猟奇事件を元ネタにした、ということですが、簡単にいってしまえば、黒人売春婦を拉致・監禁・虐待・殺害して、自分の子供製造工場を作っていたという事件ですが、この作品も目的は同じ。
ジョン・キューザック、ジェニファー・カーペンターさん共演。
拉致、レイプ、監禁、拷問、殺害、解体、嗜食…これは「実話」(を元にしたフィクション)である。
娼婦連続失踪事件を追う刑事マイクと相…