『恐怖ノ黒鉄扉』(2013) - Los inocentes –

出ました「恐怖ノ」シリーズ第3弾。といってもそれぞれ何の関連も無くて、シッチェス映画祭に出品されたということと、邦題の最初の4文字が一緒というだけの作品群。前2作品は結構こったお話のホラーだったけど、こちらはかなり単純で一言で言うなら「スペイン産13金」。ですので今回のレビューはさくっとネタバレしているかもしれません。

■ 恐怖ノ黒鉄扉 - Los inocentes – ■

Los inocentes

2013年/スペイン/69分
監督:
カルロス・アロンソ、ディダック・セルベーラ、マルタ・ディアス、ローラ・ガルシア、ギリェム・エウヘニ、アンダー・イリアルト、ジェラール・マルティ、マーク・マルチネス、ルーベン・モンテロ、アルナウ・ポンス、マーク・プジョラ、ミゲル・サンチェス

出演:
マリオ・マルゾ、シャルロッテ・ベガ、アレックス・バトローリ、ディアナ・ゴメス、ジョアン・アマルゴス、エンリク・アウケル、バルバラ・メスタンサ、アレイシュ・メレ、パウラ・マリア、サムエル・ルビン、シャルロット・ヴェガ、アレックス・バトジョリ、ダニエル・ゴメス

解説:
『インポッシブル』『永遠のこどもたち』のJ・A・バヨナ監督や『EVA<エヴァ>』のキケ・マイジョ監督らを輩出した、バルセロナ映画学校出身の12人の監督による共同監督作品でシッチェス映画祭に正式出品された80年代式スプラッターホラー。
(amazon)

あらすじ:
ドライブに出かけた9人の男女が道に迷った末、元ホステルの廃墟を見つける。ここでパーティをしようと盛り上がった彼らは酒や食べ物を買って廃墟に乗り込むが、このホステルでは15年前に一人の少年の死亡事故が起きてから不気味な噂が流れており ―


一筋縄ではいかない「恐怖ノ黒」シリーズだということで(管理人が勝手にシリーズ化)、密かに楽しみに、かつ震えながらレンタル開始を待っていたのだが・・・!今回はかなり毛色が違う新たな「恐怖ノ」作品。解説にもある通り、80年代に盛んに作られた被害者→若者の殺人スプラッターで、話は単純、犯人も単純。それをスペインの陽気な雰囲気と多種多様な殺し方で見せる作品となっている。この独特の騒々しさは監督が12人もいるという事にも理由があるのかも。
ちなみに前2作とは
恐怖ノ黒電話(2011) ・・・旧式の黒電話が今日も鳴る・・・
恐怖ノ黒洋館(2012) ・・・相続した洋館の秘密・・・

これらに比べると今回の邦題「黒鉄扉」はかなり強引で、ちょっと無理がある気もする。それでも一応説明しておきますと、「黒鉄扉」には前作同様意味がございまして、この「黒鉄扉」こそが本作惨劇のスタート・アイテムに。

Los_inocentes_22それは今から15年前。ホステルに遊びに来ていた若者グループのいじめられっ子がボイラー室に閉じ込められる。その日は12月28日。スペインでは「無邪気な子供達の日」と言われる祝日で、日本で例えるとエイプリル・フールのような感じ。いじめっ子によるボイラー室閉じ込めもたちの悪いイタズラ(にしては本気だった)のノリだったが、少しして問題が。
分厚い扉で閉め切られたボイラー室はそう広くはなく、ホステルでシャワーを使い始めると途端にサウナなんかの何倍もの熱気と暑さに。至る所にのたうつ太いパイプは高温に熱せられ、とても危険な場所になる。
そしてこの子はママー!と叫びながら死んでいった ―。

Los_inocentes_11

以後、このホステルは毎年12/28に人が死ぬ呪われた場所と噂され、いつしか廃業、廃屋に。で、ここにたまたまやって来た今回の被害者グループ、総勢9人(うち、1人は早々に脱落。それはそれで恐ろしい目に)。アメリカ版若者スプラッターよりも人数が多い分、チームの纏まりは悪いし、好きなコトするカップルも多い(オトボケ役は変わらず1人だったけど)。
もうお分かりですね。
前半の騒ぎが少し分散された頃から、始まります。ホステルという結構広い場所で人数が多い分、その殺害方法も多岐に分かれ、尖ったものあり、膨大な数のハチ攻撃あり、ガソリンあり、、。容赦なく人数が減っていく若者チーム。
Los_inocentes_12 Los_inocentes_17

もう、お分かりですね?
ラストに残った1人だけが犯人の顔を拝むことが出来るという展開から、最終どちらが勝ち残るか、というバトルへ。どちらが残ったか、というのは伏せておきましょう。
ドキドキするのはここだけかもしれないし…

Los inocentes

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

URLをコピーする
URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (4件)

  • 正しくは「恐怖ノ黒●●」シリーズですね。
    何を堂々と間違っているんでしょうか・・・
     
    ちょっと今回は肩すかしでしたが、スペイン製ということでアメリカものとは雰囲気や顔の面立ちが違ってて、新鮮味はありました。
    ラストもちょっと違いますよね。
     
    >「ひっかかった。ひっかった」
    子供の喧嘩か(-.-)

  • 実際には「恐怖ノ黒●●」シリーズですね
    今回のタイトルは無理やり感がありましたが。
    管理人さんがせっかくオチを封印してくださってるので、
    私もここでネタバレコメはやめておきます
    でも、「ひっかかった。ひっかった」がきもかった、とだけ
    言わせてください。

  • 恐怖ノ黒鉄扉

    【概略】
    エイプリルフールのドライブ中に道に迷い、廃墟となったホステルでパーティーをしようと盛り上がる9人の若者たち。地元の住人はこの廃墟が呪われた場所であると忠告するが…。
    ホラー
     
     
     
    出た!「恐怖ノ黒●●」シリーズ。「恐怖ノ黒電話」も「恐怖ノ黒洋館」も面白かったけど…これはどうかな?尺は69分と短いです。
    黒鉄扉と書いて黒扉と読みます。要はボイラー室の事なのですが、冒頭…

Contents
閉じる