アニメは見ていた。で、へぇ実写だ~、ちょっと行きたいな…って密かに思ってた。レンタルが始まって、行っときゃよかったー!って今ひどく後悔している。コミック原作、実写映画化『東京リベンジャーズ』です(-“-)
■ 東京リベンジャーズ ■
2021年/日本/120分
監督:英 勉
脚本:髙橋 泉
原作:和久井健「東京卍リベンジャーズ」
製作:岡田翔太 他
撮影:江崎朋生(J.S.C.)
音楽:やまだ豊
主題歌 :SUPER BEAVER「名前を呼ぶよ」
出演:
北村匠海(花垣武道)
山田裕貴(龍宮寺 堅)
杉野遥亮(橘 直人)
今田美桜(橘 日向)
鈴木伸之(清水将貴)
眞栄田郷敦(三ツ谷隆)
清水尋也(半間修二)
磯村勇斗(千堂 敦)
間宮祥太朗(稀咲鉄太)
吉沢亮(佐野万次郎)
堀家一希(林田春樹)
湊祥希(長内信高)
■解説:
北村匠海が主演を務め、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、間宮祥太朗、吉沢亮ら豪華若手俳優の共演で、和久井健の人気コミック「東京卍リベンジャーズ」を実写映画化。監督は「映像研には手を出すな!」「ぐらんぶる」の英勉(はなぶさつとむ)。映画.com
だってね、最近観に行った『マトリックス レザレクション』のお客さんは男性ばかりだったし、ちょっと前に行った『マリグナント 狂暴な悪夢』のお客さんは自分含めて二人だったし、何より前~に見に行った『闇金ウシジマくん』のお客さんは、なんか雰囲気が…なんかいつもと違った感じだったからちょっと落ち着かなくて、本作『東京リベンジャーズ』もどんなお客さんに囲まれるのか、ちょっと不安だったの…
ま、ともあれようやく観ることが出来た実写版 『東京リベンジャーズ』 。『るろうに剣心』シリーズもそうだけど、ほんとコミック原作の実写化は最近すごく成功していると思う(とはいえ本作の原作は読んでないけど(‘ω’)。
今回、実写化された部分はアニメでいうと24話あるうちの3/5くらいかな?ところどころ、変更した個所や登場しない人物(ぺーさんとか)もいるけれど、両方見てあまり違和感は感じなかった。というより、実写化映画を見てアニメをもう一度見ると、なんだろう、区別がつかなくなったというか実写の俳優さんたちがあまりにアニメに似ていて混乱してしまった(”ω”)
で、もう一度、実写を観てから、これ書いてます。
Contents
■あらすじ
レンタルビデオ屋でバイトするダメダメ店員、花垣武道(はながき たけみち)。ある朝、テレビのニュースで高校時代、愛する唯一の彼女だった橘日向(たちばな ひなた)と彼女の弟、橘直人(なおと)が半グレ組織の抗争に巻き込まれて死んだことを知り、ショックを受ける。
その翌日、仕事の帰りの地下鉄のホームで背中を押され線路に転落してしまった武道。あわや、電車に轢かれたかと思ったその瞬間、目を開いた彼は自分が10年前の高校生だった時にタイムリープしてしまったことを知る。不良学生だった当時の毎日を仲間たちとなぞるように過ごしていると、偶然、ナオトに出会い「10年後にヒナタは殺されてしまうから、お前がなんとかして守るんだ!」と忠告。ナオトと握手することで現代に戻ることが出来た武道だったが、忠告されたナオトの動きで未来は変わり、ナオトは助かったもののヒナタはやはり殺されてしまったことを知る。
刑事になったナオトはヒナタが殺される原因になる「東京卍曾」を潰せば姉が殺されることも無くなる。過去に戻って力を貸してほしいと武道に頼みこむ。それを受けた武道は、何度も過去に戻り、ヒナタが殺される未来を変えようと奔走するが ─
■見どころと感想
もう武道くん、120分あるお話の中で殴られ、殴られ、殴り返し、殴られ、、、で、ほとんどがぼろぼろの状態。でも彼は負けない。もう負けたくないと思っている。10年前にイキって 「東京卍曾」 の暴れ者、将貴(きよまさ)君に仲間ともどもぼこぼこにされ、それ以来ずっと奴隷のようにこき使われプライドも何もズタズタにされてしまったから。そのことが原因で負け犬のような毎日の人生を送ることになったと思っていたから。
10年前にタイムリープした彼はヒナタの命を救うため、人生をもう一度やり直すために懸命に再度与えられた人生を生きなおす。ぼこぼこにされても何かを守るためにはどんなに強く怖い相手の前にも立ちはだかり、どれだけやられても絶対に倒れない武道。そんな彼をマイキーは気に入った。マイキーは武道に昔の自分を見たのだ。
※アニメでは年の離れた亡き兄もそんな男だったという会話がある。
マイキーとは暴走族 「東京卍曾」 の身体は小さいが、目にも止まらぬ足蹴りが得意な初代総長だ。喧嘩の強さから“無敵のマイキー”と恐れられている。
はっきり言って非常に格好いい(‘Д’)。副総長のドラケンと合わせて全くほれぼれする。
彼らの何がいいって、仲間は命をかけてでも守るという考え方、自分(マイキー)が後ろに控えている限り、マイキーが負けない限りは仲間は誰も負けてはいない(ぱーさんVS長内)、必ず自分が最後には出ていくんだ、という上に立つ者の使命、一般人や女子供には絶対手を出さない、巻き込まないというやり方、喧嘩は拳で戦う、絶対モノは使わないという喧嘩に対する美意識。これらが 「東京卍曾」 の屋台骨となっている。
だからこそ、何故、10年後に一般人であるヒナタを巻き込んでしまったのか?いったい何があったのか?マイキーは変わってしまったのか?
実は、本作の映画だけではこの辺りの理由はちょっと分かりにくい。映画ではヒナタを助けるためにいくつかの事実を変えるだけにとどまっている。けれどアニメ(きっと原作も)ではもっと事は複雑で、どんどん大きな組織に変わり、ただの暴走族ではなくなっていく 「東京卍曾」 の様子も描かれる。彼らが大人になるにつれ、結束の固かった暴走族という団体が表向き営利企業に変わってしまう様子が描かれていく。
アニメ化されているのも原作の途中(血のハロウィン)まで。その後のアニメ「聖夜決戦編」は2021年12月に制作が決まったところ。楽しみー。ところで、原作では武道やマイキーたちは実は中学生。アニメでも中学生だが、さすがに実写では高校生の設定になっていた。
それとね、一つ言っておくね。実写版『東京リベンジャーズ』を観る前に「今日から俺は!!」は観ない方がいい(-.-) 何故かって?両方に出演している人が複数おりまして、これまた区別がつかないものが重なって、混乱の極みになる可能性があるからです。きよまさ君とあっ君なんですけどね。
というわけで、いったん綺麗に終わった映画『東京リベンジャーズ』。だけどきっと続編あるね。どうやって、また困ったことにするのかは分からないけど、今回出演した彼らの 『東京リベンジャーズ』 をまた観たいよ。
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