『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014) - Transformers: Age of Extinction –

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『トランスフォーマー』4作目、新たなシリーズの1作目になるのかな。安定のベイ監督節(妙なコント要素)が前3作と同じように盛り込まれつつ繰り広げられるオートボット達と敵との戦いの迫力はさすが。マーク・ウォールバーグの参加もとてもうまくいっている。でもね彼の役名が「イェーガー」なんですよ、「イェーガー

■トランスフォーマー/ロストエイジ - Transformers: Age of Extinction -■

Transformers4

2014年/アメリカ/165分
監督:マイケル・ベイ
脚本:アーレン・クルーガー
製作:ドン・マーフィ 他
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ 他
撮影:アミール・モクリ
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー

出演:
マーク・ウォールバーグ(ケイド・イェーガー)
ニコラ・ペルツ(テッサ・イェーガー)
スタンリー・トゥッチ(ジョシュア・ジョイス)
ジャック・レイナー(シェーン・ダイソン)
T・J・ミラー(ルーカス)
ケルシー・グラマー(ハロルド)
ソフィア・マイルズ(ダーシー)
リー・ビンビン(スー) 

解説:
人気アクション・フィギュアを基にしたマイケル・ベイ監督による大ヒットSFアクション超大作の第4弾。主演のマーク・ウォールバーグはじめ主要登場人物に新キャストを迎え、ディセプティコンを辛くも撃退したオプティマス率いるオートボット勢と人類を待ち受ける新たな戦いのはじまりを壮大なスケールで描き出す。共演はニコラ・ペルツ、ジャック・レイナー、スタンリー・トゥッチ。また、侍がモチーフの二刀流トランスフォーマー“ドリフト”の声を日本の渡辺謙が担当。
(allcinema)

あらすじ:
シカゴの戦いから5年。CIA特殊チームによるディセプティコン残党狩りが進められる中、人類のために戦ったオートボット達は巻き込まれないように身を隠す日々が続いていた。今やどのロボット生命体も人類の敵と位置づけられていたのだ。そんな中、テキサスで修理解体を営む発明家ケイド・イェーガーは、ボロボロの古いトラックを出先で見つけ手に入れる ―


Transformers

トランスフォーマー』1作目から7年も経っていたとは・・!
原作もアニメも見たことがないながら、前3作品は全て映画館にヤッホ~っと通っていた管理人momorex。初めてオートボット達がトランスフォームする様を見た時の感動(あの、あまり場所を取らずにぐるぐるっと変形するところ)。

3作を通して好きなシーンはやはり1作目で、ハイウェイを疾走し始めるディセプティコン(鳥肌もの)、それを追うオプティマス。大口開けてこの2体を見上げる車の少年と母親。市街戦の大口女性のシーンも大好きだったなー。Xboxの音もお気に入り。

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ヒロインは断じてミカエラ(ミーガン・フォックス)派。
ボンネットやバイクまたがりのセクシーショットもあるけれど、このご自慢のロングヘアーを適当に束ねて、傷付いたビーに「Shot!Shot!!」と叫ぶシーンが何故か好き。

反対に、下ネタ系のコント部分はあまり好きじゃ無い。シモンズの下着姿はまだいいとして、サムの大学入学前後、母親のアレはいるか?その他、コント要員の台詞もちょっとくどいんだよなー。

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で、このマイケル・ベイ監督『トランスフォーマー』の独特の世界は、4作目『トランスフォーマー/ロストエイジ』にもきちんと引き継がれていて、あー、久し振りだなー、と思わず呟ける。
サムの位置づけには一人娘を大事にする貧乏な発明家ケイド。ヒロインには娘のテッサ。おまけ君としてテッサの恋人シェーン。ケイドは機械に強く、シェーンはレーサー、テッサはいい娘、とうまい具合に役割が。
その他にもケイドの親友ルーカスがコント部門としていたんだけどもね…

3作目のシカゴの戦いから5年。ディセプティコンのほとんどをぶちのめし左うちわのオートボットかと思いきや、、オートボットに助けてもらった恩を忘れた人類、というか人類の偉い人達はエイリアン同士の争いに地球が巻き込まれることを否として、ディセプティコン残党どころかオートボットの生き残りさえ狩りだして息の根を止めることを始めていた。
かくして、あの気高いオプティマスさえも5年前の大怪我が原因で未だ復活ならず。ラチェット死亡。当時のオートボットで無事なのはバンブルビーと新たな仲間達3体(ハウンド、クロスヘアーズ、ドリフト)だけに。

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けれども、このオートボット、ディセプティコン狩りには裏があって、それを解明、潰していくというのが今回のストーリー。ロボット生命体もどきを人間の手で「つくる」という壮大な計画に加えて、6000万年前に恐竜が絶滅した原因は実は、、、という事が発見される(初っ端に)。
ここですけどねー。コレね、結局ロボット生命体自体も地球生まれ、祖先は人類と同じ、ひいてはエイリアンも人類も皆一つというようなオチなのかなー、と思ったり。

今回の見どころはなんと言っても恐竜タイプのダイナボット達。
けれども映画本編だけではオートボット達との関係が分かりにくくて、パンフで調べてみたらば基本は数あるロボット生命体の一つの種族なんですね。オートボット、ディセプティコンのどちらにも属さず、それぞれきちんと名前もあってティラノサウルスタイプは「グリムロック」でダイナボットのリーダー。この種族は叡智と強大な力を持つ伝説の存在で、恐竜の他にもロボットモードの姿も併せ持っている。
こちらも同じくどこにも属さないバウンティ・ハンター「ロックダウン」に捕らえられていたところをオプティマスによって自由の身に。

他の見どころの一つとして驚いたのが香港の街並み。それも下町(と言っても高層ビル群のすぐ隣)にある高層アパート。もうなんか何かのSFアニメみたいにどんどん、どんどん付け足して増築して生き物のようになった建物。そこを舞台にしたアクションはボーンばりにカッコよく撮られている。
(マーク・ウォールバーグ演じるケイドは普通の市民だけど、何故銃の扱いが板に付いているのか?というような細かいことは突っ込まないでおこう。)

もう人間のことなぞ知ったこっちゃないわ!と怒るオプティマスに、自分たちを信じてくれ!とケイドが説得したおかげで無事に続編も作られそうなラストだったが、一つ。
オプティマスはいつ単体で飛ぶことが出来るようになったっけ

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なんか「カーズ」みたいね。オプティマスのデザインは以前の方が良かったなー
 

 

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 確かに長いですねー。
    あのくだらんコントネタ、必要なんでしょうか?まぁ、もはやコレがマイケル・ベイ版TFになってしまってはいるんですが。いつも邪魔に思うんですよね、あんまり笑えないし…
    何しろ、3と4作目の間に『パシフィック・リム』がありましたから。観る側の目は肥えに肥えまくってるんで、少々の事では飽きられてしまうかもしれませんね。
     
    TF、パシリムとも次回作は2017年~2018年頃らしいですよ。
    同時期の勝負になりそうですね。どうこう言いながら、きっとどちらも観に行くと思います^^;
     
    オプティマスの飛行機能は3作目のお爺さんディセプティコンにもらったものがそのまま残っていたという事なのかなー?私も4作目で飛ぶオプを見て、ん?となったんですが、お爺さんのこと、さっき思い出しました^^(いい加減・・)

  • 正直飽きました。
    なんら代わり映えしないんですもの。
    キャストが代わった位で、後は似たり寄ったり。
    安定の破壊シーンがてんこ盛りですけど、新鮮味が感じられず残念。
    後、毎回思うのですが尺が長い!
    同じような物を作るならせめて2時間以内に収めて欲しいです。
    オプティマスて飛行機能ありましたっけ?

  • トランスフォーマー/ロストエイジ

    TRANSFORMERS: AGE OF EXTINCTION
    2014年
    アメリカ
    165分
    SF/アクション/ロボット
    劇場公開(2014/08/08)
     
     
     
     
     
    監督:
    マイケル・ベイ
    製作総指揮:
    スティーヴン・スピルバーグ
    マイケル・ベイ
    出演:
    マーク・ウォールバーグ:ケイド・イェーガー
    ニコラ・…

  • 確かにCG映像は日進月歩で、7年前に初めて動く生きたロボット生命体を目撃した頃に比べると慣れてしまいましたよね。けれどもTFシリーズのあの感動には敬意を表したいと思います^^
     
    アニメは見たことがないのですが、ダイナボットの位置づけが違うんですね。この映画版では4作目になって「オートボットvsディセプティコン」も無くなったし、新たな種族が必要だったのかなー。
    それでもなお登場するガルバトロン(メガトロン生まれ変わり)にメガ様の並々ならぬしつこさ、もとい決意を感じますね^^;
     
    私も今となっては無駄の無いパシリムの方が好きですが、やはりこのTFシリーズも結構楽しみに観続けていくだろうと思います。

  • なぜだか、いまひとつ盛り上がらなかった(私が)本作
    マークウォールバーグが嫌いだからなのか、ストーリーの薄さからなのか、映像革新にも慣れてしまったからなのか。
     
    私も一作目が好きですねーあの高速道路のシーンは良かった!あのトランスフォームの感動といったらなかった。
     
    もともとの設定ではダイナボットも種類の名前で、アメリカではグリムロックとして玩具が売られたんだとか。
    私は「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」を毎週楽しみににやつきながら観ていたので、ダイナボット→ダイノボットでキャラ化してたら嬉しいなって思ってたのですが、まあ、普通に恐竜軍団の総称でしたね…残念でした
    同じロボットでも、やっぱりパシリム派です

  • トランスフォーマー/ロストエイジ

    【概略】
    発明家のケイドはある日、偶然安価で仕入れた古いトラックが正義のトランスフォーマー、オプティマスプライムだと知る。だが、すべてのトランスフォーマーは人類の敵とみなされ、オプティマスは米政府から激しい攻撃を受ける。さらに、宇宙最強の戦士ロックダウンが巨大な宇宙船とともに襲来。ケイドの一人娘テッサが連れ去られてしまい…。
    SFアクション
     
     
     
    父子家庭の人間ドラマとド派手ロボ…

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