エリーズを失いながらも日常を取り戻したランバート一家に更なる恐怖が襲いかかる・・!続編になるこの第2章では時間軸を超えた数ヵ所の舞台で巻き起こる“彼方”からの恐怖を描く。一作目に比べ恐怖度と意外性は落ち、内容はちと複雑だけど、ラスト近くにうまく一つに纏まっていく様子は見ていて清々しい。第3章は2015年春公開予定らしいですよ。
■インシディアス 第2章 - Insidious: Chapter 2 -■
2013年/アメリカ/106分
監督:ジェームズ・ワン
脚本:リー・ワネル
原案:ジェームズ・ワン、リー・ワネル
製作:ジェイソン・ブラム 他
製作総指揮:スティーヴン・シュナイダー 他
撮影:ジョン・R・レオネッティ
音楽:ジョセフ・ビシャラ
出演:
パトリック・ウィルソン(ジョシュ・ランバート)
ローズ・バーン(ルネ・ランバート)
タイ・シンプキンス(ダルトン・ランバート)
バーバラ・ハーシー(ロレイン・ランバート)
リン・シェイ(エリーズ・レイニア)
リー・ワネル(スペックス)
アンガス・サンプソン(タッカー)
スティーヴ・コールター(カール)
■解説:
「ソウ」シリーズの生みの親ジェームズ・ワンとリー・ワネルのコンビが2010年に手がけたオカルト・ホラーの続編。出演は引き続きパトリック・ウィルソン、ローズ・バーン、タイ・シンプキンス、リン・シェイ、バーバラ・ハーシー。(allcinema)
Contents
■あらすじ:
息子ダルトンとジョシュが“彼方”から戻った翌日、ランバート一家はジョシュの実家である母ロレインの家に身を寄せた。全てが終わり、平穏が戻ったかのような生活が始まったが、この家でも不気味な現象が起き始め、ジョシュの様子がおかしくなってくる。不安に思ったロレインはエリーズの助手をしていたスペックスとタッカーに助けを求めるのだが ―
見どころと感想
今回の舞台
前作ラストの翌日から始まる第2章。ランバート一家には癒しも休憩もありゃしない。
と言っても戻って来たジョシュは、ジョシュじゃ無いことが分かっていたからねー。だから、今回は実態のある力の強い“男”が敵となる。で、ジョシュの身体を乗っ取っているのは一体誰か?ということを突き止める事で解決に向かっていくというお話。
更に今回は、ジョシュたち家族5人がやっかいになっているジョシュの母親ロレインの家、悪霊の正体を調べるための廃病院、悪霊が人間だった頃の廃屋と例の“彼方”、4ヶ所が主な舞台となり、それぞれで散々驚かされる。その上、現代、ジョシュの子供時代、もっと昔の3つの時代を行ったり来たり。その全てに存在する者が悪霊の正体となってます。
ついでに1作目で出てきた黒ずくめの老婆、名付けて“黒衣の花嫁”の正体も明らかに。
彼方とは
ところで、
“彼方”とは、エリーズの説明によると「亡くなれば誰もが通る場所」で、前回、息子ダルトンが捕らわれていた所であり、あの世とこの世の堺である場所。問題はその場所からどこに向かうか。
大概の場合は所謂“天国”へ。でも中には現世での行いが悪い上、この世に未練たらたらで、隙さえあれば現世に戻って悪い事の続きをしてやろう、って考える者もいる。そういう輩が蠢いている場所をこの映画的には“暗黒の領域”と呼ぶ。
悪い奴はここからじっと乗っ取る事が出来る人間を探している。そこで見つけたのが幽体離脱の能力を持つジョシュ親子。乗っ取られたら最後、“彼方”に飛ばされて簡単に帰ることが出来ないばかりか、“彼方”ではどんどん衰弱し、本当の意味で死んでしまう。ジョシュ、危うし
恐怖ポイント
今回も色んなお化けが出てくるけど、特に強力なのは白いドレスの女。幽霊のくせに力強いからねー。それと気に入ったのが布をすっぽり被った団体さん。このビジュアルはなかなかのもの。
とは言え、前回のキモコワ系双子のニヤリ破壊力に勝るものは無かったかな。
大きな音にも前ので慣れたのか、そうビクつくことも無くなった。加えて、引き続き出演のエリーズの子分スペックスとタッカーがいい具合に場を引き締め、、じゃなくて緩めてくれている。
とにかく2作品共通して言えるのは「INSIDIOUS」ってタイトルが出る場面が一番怖いこと。文字だけでこの恐怖感
もう最高です。
それともう一つ。
アメリカのオモチャはうるさすぎ。
次の第3章は2015年春、北米公開予定。内容の情報はまだみたいだけど、どうなるのかなー。またランバート一家なのかな?
インシディアスシリーズ
『インシディアス』(2011) - Insidious –
正当派オカルトホラー。あなたはお化け屋敷に一人で入れるか!?
『インシディアス 序章』(2015) - Insidious: Chapter 3
ある意味、ホラーの定番ともなりつつある「インシディアス」シリーズ。というより、リー・ワネル&ジェームズ・ワンのコンビシリーズ。原題はChapter3となっているもの…
コメント
コメント一覧 (6件)
私はヒロ之さんと反対で、前作の方が怖くてビクビクしながら観たのを覚えています。
特に黒ずくめのお婆さんが古い心霊写真みたいで良かったし、音楽かけて踊ってるおじさんや、何より双子のニヤリ顔はトラウマものでした(;ω;)
今回の幽霊さんたちには、あまり怖さは無かったですねー。
ただし!仰る通りストーリー的には今回の方が面白かったです。エリーズさんの使い方も良かったですねー。
次作はエリーズさんを中心にするのかなぁ。
どちらにせよ、「ホラー」というより「心霊もの」な、この監督の世界観は気に入ってます。
というよりも時間的にはおはようございますですね(笑)
2作目面白かったです。
私、前作が酷評した程につまらなかったので、今回もそんなに期待していなかったのですが、3つの世界を行き来しながら謎を紐解いていくストーリーにはかなり引き込まれてしまいました。
前作同様に怖いと思える作品では決して無いですけど、工夫されたストーリーがとても好みでした。
インシディアス 第2章
INSIDIOUS: CHAPTER 2
2013年
アメリカ
106分
ホラー
劇場公開(2014/01/10)
監督:
ジェームズ・ワン
『死霊館』
製作:
オーレン・ペリ
キャラクター創造:
リー・ワネル
原案:
ジェームズ・ワン
リー・ワネル
脚本:
リー・ワネル
出演:
パトリック・ウ…
確かに身体を硬くして観ていた1作目に比べたら、2作目は結構のんびり観てました。
けれど最初から続編を考えて構成されていたのかどうかは分かりませんが、最後にうまく纏めてあって素直に「まぁ、面白い」と感動いたしました^^
第3章はどうなるんでしょうね。
あの世からあの方がますますお出ましになるんでしょうか?
一作目の黒衣の花嫁(白婆)が不気味でよかったのが、
実はアレで 思いっきり笑っとる(予告編の画像でもわかりますね)という
2変化が がっかりポイントでした!
もっとおどろおどろしい謎があるのかと思えば…だったんですよね
年季の入った老婆ぶりだったのが、●●の男性ですもん
相変わらずタイトルのジャーンが(うるさくて)ある意味で恐怖ですね
インシディアス 第2章
ジェームズ・ワン監督の最後のホラー作品ってことらしいですね。正当続編。でも正直前作のラストが戦慄的で良かっただけに続編はいらなかったのだけど…。まあホラー作品が増えるのはいいこと。
平穏に戻ったかのように思えたランバート一家、しかし恐怖は静かに忍び寄っていたのだ…。
諸悪の根源、前作↑で恐ろしい感じで出て来てた白婆は何者なのかってのがミソ。でもホラーってさ、全部の秘密を明かしてしまう…