『正体不明 THEM (ゼム)』(2006) - Ils –

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森の中に建つ一軒の大きな古い屋敷。正体の分からない人影が家の外に、そして中へ。彼らは明確な殺意をもって夫婦にじわじわと襲いかかってくる。田舎の大きな家に住みたいなー、と常々思っていたけれど、無意味に広いのは駄目ですねー。掃除も大変そうだし..

■正体不明 THEM (ゼム) - Ils -■

Ils

2006年/フランス・ルーマニア/77分
監督:ダヴィド・モロー、ザヴィエ・パリュ
脚本:ダヴィド・モロー、ザヴィエ・パリュ
製作:リシャール・グランピエール
製作総指揮:フレッド・ドニギュアン
撮影:アクセル・コスネフロワ
音楽:ルネ=マルク・ビニ
出演:
オリヴィア・ボナミー(クレモンティーヌ)
ミカエル・コーエン(リュカ)

解説:
実際にルーマニアで起こった実話を基に描くフランス製戦慄ホラー。ルーマニアで林の中の静かな屋敷に暮らし始めたフランス人夫婦が、ある夜突然正体不明の集団に襲われ、暗闇の中で決死のサバイバルを繰り広げるさまを描く。
(allcinema)

あらすじ:
ルーマニア、ブカレスト郊外。森の中の屋敷で暮らし始めたフランス人である教師クレモンティーヌと夫で作家のリュカ。充実した幸せな毎日を過ごしていたが、ある夜、屋敷の周りに不審な気配を感じ ―


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森の中の古いお屋敷に住む夫婦。この屋敷が鬼ごっこが出来るほど広い。フランス人学校の教師である妻と作家の夫はフランス人で、この屋敷を借りているのかな。夫婦2人だから使っているのはリビング、キッチン、寝室くらい。

で、週末になりまったりと古い映画などを観た後、就寝したが、何かの気配に目を覚ました妻クレム。時間はAM3:45。屋敷の周りの人の気配に夫リュカを起こし外を確認すると、玄関前に停めたはずの車が離れた場所に移動している。
ここで警察に連絡すればよかったのに、リュカは単身、確認するため屋外に。この時点で夫婦の運命は決まってしまった。

車には誰かが乗っており、家の周りにも複数の人の気配。慌てて玄関の鍵を閉めたが、この屋敷は広い。侵入できる箇所はいくらもあった。やがて電気のブレーカーを落とされ、屋敷に侵入してくる何者か達。2人は寝室に逃げ込み扉の鍵を閉めたが、電話線まで切られてしまった。ガンガン音を鳴らし扉を開けようと攻撃してくる侵入者。クラムは屋根裏部屋に上がり、なんとか脱出への道を探すが―

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襲撃者は影が映るばかりで、その正体が分からないまま夫婦が逃げ惑う。作りものの映画なら夫婦は反撃しハッピーエンドもあるだろう。が、これは実話ベースの物語。日頃、暴力に無縁の人間は、危険を避けてなんとか逃げ延びようとするだろう。
怪我をしたリュカは妻を敷地の塀の外の森に逃がし、助けを求めるように頼むが、襲撃者達はこのあたりの土地に詳しい。森は彼らの庭と一緒で、なんなく妻を追い詰める。

襲撃者の正体は何者なのか。このあたりを熟知する地元のギャングか、それとも浮浪者なのか。まさか、正体不明なまま終わらないよねー、と観ていたら、ラストに衝撃の事実が
2人が追い回されていたシーンよりもゾッとした、このラスト。実際の警察発表も明かされますよ。

 

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コメント

コメント一覧 (5件)

  • ぅわっ!そうなんですか。「ストリートチルドレンの問題」
    『ホステル』のあの子供達は実際にいるんですね。知りませんでした…。
    >連鎖の連鎖  なるほどー。
    東欧の「人がいなくなる」というのは、あながち大げさな話では無いのかもしれませんね。この映画の怖さが真実味を帯びてきました。

  • これ怖い作品でしたよね
    ラストの衝撃度も半端なかったです
    東欧といえばもちろんドラキュラ伯爵伝説の地でもありますが、
    ストリートチルドレンの問題が根深い地域です
    ずっと前に何かのドキュメントかな?TVで放映していたのをみたことがありますが
    彼らの暮らしぶりも悲惨でしたが、それに悩まされる住人たちも悲惨でした
    連鎖の連鎖、なんですよね

  • 正体不明 THEM

    ルーマニアの深い森に囲まれた古い邸宅。ほとんどBGMがない中の効果音の使い方が上手です。そのおかげか緊迫感をずっと保ってみることができました。
    実話をもとにした物語ということで…ラストはなかなか現実として衝撃的。
    ルーマニアといえば、ストリートチルドレンの問題がありますよね。だからこそ、現実的に普通にホラー映画をみるよりも、数倍怖いと思います。結果的に理解できる動機がないところが余計に恐…

  • コメントありがとうございます。
    カテゴリがホラーとなれば片っ端からチェック。それでもまだまだ借りていないものがあって溜息ついています^^;
     
    ヨーロッパの恐怖の源はやっぱり「森」ですよね。日本では「山」になってしまうので想像しにくいんですが、ありましたよ、ありました!富士山の裾野に広がる「樹海」が(-_-;) これだと怖さを想像できます。
    その中でも東欧は確かに「人がいなくなる」系が多いですね。それも犯人は「人」で..。ルーマニアと言えば「ドラキュラ伯爵」しか思い浮かばない^^;私ですが、そういう感じが下地になっているんでしょうか。
     
    また面白そうなのを発見したら、ご紹介します!

  • いつも思うんですが、よくこういうの色々と発掘されますねえ。
    いや、私が知らん過ぎるのやもですけど。
     
    で、本作、コワそうですねえ。まさか正体は森の悪霊…ってな
    ことはなくて生身の人間ってことでしょうから、現実的な怖さが
    ございますね。momoさんもまた上手いこと煽って書いてくれて
    ますし…。今度観てみますわ。
     
    しかし、これといい『ホステル』やら『テラー・トレイン』といい、
    東欧ってホンマにこの手の事件が頻発しとるんでしょか…。

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