今の今まで女寿司職人の邦画コメディと思ってた・・ 全然違いますやん。タランティーノ『レザボア・ドッグス』下敷きでオマージュだって。SWのマーク・ハミルが嫌なおっさん役で出ていたり、あんなにかっこよかったマイケル・ビーンがちょい役で出ていたり、千葉真一が寿司職人で出ていたりと、元仲間のぐちゃぐちゃな会話にまでも、全てにおいてタランティーノを彷彿。彼の後継者は一杯いるんだね
■SUSHi GiRL /スシガール - Sushi Girl -■
2012年/アメリカ/98分
監督:カーン・サクストン
脚本:カーン・サクストン 他
製作:デスティン・パフ 他
製作総指揮:トニー・トッド
撮影:アーロン・マイスター
音楽:フリッツ・マイヤーズ
出演:
トニー・トッド(デューク)
ノア・ハザウェイ(フィッシュ)
マーク・ハミル(クロウ)
ジェームズ・デュヴァル(フランシス)
アンディ・マッケンジー(マックス)
ジェフ・フェイヒー(モリス)
マイケル・ビーン(マイク)
千葉真一(寿司職人)
ダニー・トレホ(シュロモ)
コートニー・パーム(スシガール)
2012年/アメリカ/98分
監督:カーン・サクストン
脚本:カーン・サクストン 他
製作:デスティン・パフ 他
製作総指揮:トニー・トッド
撮影:アーロン・マイスター
音楽:フリッツ・マイヤーズ
出演:
トニー・トッド(デューク)
ノア・ハザウェイ(フィッシュ)
マーク・ハミル(クロウ)
ジェームズ・デュヴァル(フランシス)
アンディ・マッケンジー(マックス)
ジェフ・フェイヒー(モリス)
マイケル・ビーン(マイク)
千葉真一(寿司職人)
ダニー・トレホ(シュロモ)
コートニー・パーム(スシガール)
■解説:
ジョージ・A・ロメロ監督主催の短編ゾンビ映画コンテストで受賞した経歴を持つK・サクストン監督の長編デビュー作。ゾンビ物以外も娯楽映画に対する愛情は深いようで、本作の下敷きになったと思われる「レザボア・ドッグス」のクエンティン・タランティーノ監督にオマージュを捧げるかのように同監督の「キル・ビルVol.1」に出演した千葉、「スター・ウォーズ」シリーズのM・ハミル、18年ぶりの映画出演となった「ネバーエンディング・ストーリー」のN・ハサウェイら、ユニークなキャスティングが話題。(WOWOW)
■あらすじ:
強盗事件で一人服役し、6年後ようやく出所したフィッシュ。当時の仲間4人が寿司の女体盛りで出所祝いを開催するが、彼らの目的は6年前に盗んだダイヤのありか。何度尋ねても知らないと言うフィッシュに業を煮やした仲間達は、彼に容赦の無い拷問を始めるが ―
かつて一緒にやったダイヤ強盗団リーダーのデュークが、ある夜メンバーに招集をかける。折しも外は土砂降りの雨。文句を言いながら集まってきたメンバーは、小汚い廃屋のようなビルで何をするのかと上がってきた。すると、そこには豪華な女体盛りの寿司が。そして最後に現れたのが、盗んだダイヤのありかを知っているはずのフィッシュ。彼は今日、出所したところだった。
運転手役は6年前の逃走時に死亡、残っているメンバーは5人。
ダイヤを入れた鞄を持つ係だったフィッシュだけが警察に捕まり服役。残る4人は分け前を頂こうとフィッシュの出所を待っていた。出所日の情報を掴んでいたリーダー、デュークが出所祝いと称して(何故か)寿司の女体盛りを用意。寿司職人は千葉真一。盛られる女性スシガールには「何を見ても何を聞いても器に徹せよ。」ときつく言い渡してある。
この奇妙な空間に最初に到着したクロウが一言。
「折角の寿司なのに、中国王朝風の建物とはね」
この皮肉屋で口の減らない親父役が、あのマーク・ハミル。
(はっきり言って最後まで気が付きませんでした)
この憎たらしい、なんで金髪なんだ?な親父は誰なんだろうとずっと思ってた。最近、急死したホフマンはもっと上品さがあるし、なんか新しい人だな、と。
この後、クロウの天敵である大男マックスがやって来ると、さらに水を得た魚のようにマックスをおちょくり愚弄するクロウ。さらに冷静な感じのフランシスも訪れ、最後に飛び込んできたのがフィッシュ・ザ・ダイヤモンド。
「さーて、ダイヤの居所を教えてもらおうか?」とリーダーが寿司をつまみながらフィッシュに問いかける。皆も「そうだ、そうだ」「早く言えー」
フィッシュ「知らない。俺は持ってない」
みんな「どこかに隠してあるんだろう?早く言え」
フィ「そんな時間があったかよ。警官に捕まったんだぜ?」
み「・・・」
で、あっという間にフィッシュはこんな状態に。
ここから、次々とメンバーが入れ替わり拷問を受けるフィッシュ。とても楽しそうにネチネチやるのがクロウ。ガンガンと力任せにやるのがマックス。そうしている間にも寿司は少しずつ食べられていく。だが、ここは拷問部屋。あくまでメインはダイヤのありかをフィッシュに吐かせることだ。でも女体の寿司は少しずつ減っていく。
この恐怖と喜びが交錯した奇妙な空間で、なおも「知らない」と言い張るボロボロのフィッシュ。
そうするうち、マックスとクロウが言い争いを始め、皆が銃をお互いに向けて収拾のつかない混沌とした状態に―
寿司の女体盛りは「ヤクザ式出所祝い」らしい。リーダーがちょっと日本かぶれしてるんですね。
話はこの拷問部屋と過去のダイヤ強盗事件が交互に進められ、かつてどういった事が起きたのかが分かっていく。けれど、肝心のダイヤの行方が分からない。
登場の時から訳ありっぽいスシガールは、器のまま終わるわけではないだろうというのは分かるんだけど、正体は最後近くまで不明。潜入捜査官だったりして、とも思ったけど、ここまでやるかなー。
それにしてもこの“女体盛り”。真上からの全景シーンもあるんだけど、見た目、あまり美味しそうじゃないネ。あまり乗らないし。それに体温で腐るんじゃ無いかと気になる、気になる。確かにクロウも言ってたわ。「スシは冷たいまま食べるもんだ」って。ホント、空気読めないヤツだ。憎めないけど
コメント
コメント一覧 (2件)
ホントにアイドル女子の邦画とばっかり思ってたんです。
仰る通り、キャストは微妙に豪華で、アレですよね。『パルプ・フィクション』で完全復活したトラヴォルタを思い出します。
マーク・ハミル良かったですよ、その憎たらしさ加減が。
ブランクがあったのかどうかも知らなかったんですが、やっぱり俳優さんですよねー。SW新シリーズも始まりますし、要チェックです。
>『SAW』みたいな感じ
ぜひご覧下さい。タランティーノがお好きなら楽しめると思います^^
へえ、こんなのあるんですねえ。キャストは微妙に豪華なのか…?
しかし、あのマーク・ハミルってまだ俳優業やってたんですな。
SW以外で見たことないですが。確かにピックアップされてる写真は
ちょっとホフマン似でしょうか。
最初からずーっと動かない人間が訳アリってのは、ひょっとしたら
『SAW』みたいな感じやったりして…。