今度は80人ですか と、斜に構えて観始めたけど、これが結構面白いんですよ。80人が一斉に目を覚ますシーンで始まらないのもいいし、人数の多さに関わらずサクサク進む感じもいい。主演の人の力強さもいい。そして肝心のラストは、ありがちでありながら新しい。この新しいの、ちょっと気に入ったわー
■ヒューマン・レース – The Human Race -■
2013年/アメリカ/87分
監督:ポール・ハフ
脚本:ポール・ハフ
製作:ポール・ハフ 他
製作総指揮:ジョン・ハフ 他
出演:
ポール・マッカーシー=ボーイントン
エディ・マッギー
トリスタ・ロビンソン
・アーサー・コッタム
ドミツィアーノ・アルカンジェリ
2013年/アメリカ/87分
監督:ポール・ハフ
脚本:ポール・ハフ
製作:ポール・ハフ 他
製作総指揮:ジョン・ハフ 他
出演:
ポール・マッカーシー=ボーイントン
エディ・マッギー
トリスタ・ロビンソン
・アーサー・コッタム
ドミツィアーノ・アルカンジェリ
■解説:
設定の奇抜さが受け、世界各国(ファンタジア映画祭/ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭/ロンドンSci-Fi映画祭/モナコ チャリティ映画祭etc)で上映、監督や助演女優は受賞にも恵まれ、映画ファンの間で話題に(amazon)
■あらすじ:
見たこともない場所で突然、意識が戻った80人の人々。追い討ちをかけるように頭の中でメッセージが響き渡る。「勝者はただ一人」「矢印に外れたら命は無い」「レースは拒めない」・・。訳が分からないまま走り出した彼らだったが、ルールに沿って次々に人が死んでいく。一体これは? ―
80人とは、また欲張りましたね~、という一ヶ所集められシチュエーション・スリラー。でも狭い部屋とか一軒家じゃないですよ。建物が建っている広大な敷地の一角で目が覚める。なんでこんな場所に?と思う間もなく、頭の中で声がする。
・勝者はただ一人
・学校、家、刑務所は安全地帯
・矢印に離れたら命はない
・二周遅れたら命はない
・草に触れたら命はない
・レースを拒めば命はない
その声はそれぞれ自分の声で再生され、どこから聞こえてくるのかは分からない。すると「一体、これは何?」とふらついた女の子が草を踏んじゃった → 頭がバーンっとはじけ、ソレを目撃してしまった人々は一斉に走り始める。
マラソン大会が始まった。と同時に「79」という不気味な声が響く。これは生き残っている人の数・・
「78、77・・」と数が更新され、次々頭を飛ばしていく人々。だが、人は考える生き物だから、このまま最後の一人になるまで理不尽なレースを続けるわけもない。いったん集まって話し合おうとするものの、一人が裏切れば、また走り出さなくてはならない。二周抜かされれば、頭が飛ぶからだ。じゃあ、最後の一人になるために倒れるまで走り続けるのか?いや、他にも方法はある。最後の一人になるまで弱い者から殺していくという手が―
一体ここはどこで、誰がこんな事を?という事を考える暇も与えず、走らされる人々。数がどんどん減る中、対策を皆で考えようとするも、体力のある者は抜け駆けを考える。素行の悪い者は殺人を考える。そんな状況が続くあまりに人間性が変わってくる人もいる。
友人と一緒に拉致された人もいる中、最後に残る一人は誰なのか?という事と同時に存在する「誰がなぜ」という疑問。
しかしご安心下さい。謎は(ある程度)解明されます。
【以下、ネタバレです】
酷いよねー、これ、神父さんが言っていたように神様が開催したゲームですよね。天使と人間でそれぞれ一人勝者を決めて戦わせ、最終の勝者を決める、っていうゲーム。
と、思いきや、あの地に浮かぶ二つの天体(日本版ジャケ写はネタバレしすぎ)。どう見てもあそこが地球じゃないことが分かる。白い光に包まれて空に浮かぶ物体に拉致されたことから、もしかしてラスボスは宇宙人?ぃや、神や天使は実は宇宙人だった?、と色々な解釈が。
そしてまた新たな地に飛ばされた最後の人間(元兵士。きっと特殊チームの一員だね)は、新たなルールの下、新たな戦いへ。この人はいつまでこのゲームに付き合わされるのだろうか?
頑張れ 杖の人
それにしても、あんな凶悪な風貌の天使を初めて見た。なんか惹かれる・・・
コメント
コメント一覧 (5件)
コメントありがとうございます。
記憶が定かではないので、アレなんですが..
先生 → 戦闘時、聾唖女性に2回目を抜かれたことになり → 死亡
黄色 → 先頭へ
聾唖カップル → この時、1回目を抜かれた
こんな流れだったでしょうか。
黄色さんが独走になったのは、集まりの後からかと思ってました。
全くの独走状態であれば、↑この状態でカップルも死亡になる。
(後ろから黄色が走ってきたということは、カップルは既に1回抜かれているということになる)
仰る通り、聾唖チームが先頭集団だったと思います。
・・でも、なんか気になってきました。一度観ただけで返却してしまったので今は確認できないんですが
また観る機会があれば、この事を念頭に置いて見返してみたいと思います。
また遊びに来てくださいー( ^o^)ノ
はじめまして、Sirisと申します。
突然失礼いたします。
ヒューマンレースを見ていて、ある矛盾点に気がつきました。
が、どなたもその矛盾点の指摘をしていらっしゃらないので、たまたま流れ着いたこちらに書込み・相談させていただければと思います。
DVDで57分前後のところ、聾唖の二人が学校の先生のような服装の女性(以降、先生)に追いつきそうになって足を止める場面です。
後ろから黄色の競輪選手(以降、黄色)がきて先生+聾唖vs黄色になるところで、聾唖女性が後ずさって先生よりも後ろ(レース的には前)に行く足元のカットが一瞬入り、その直後に先生が死亡します。
そのスキをついて黄色が3人(?)を追い越していき、そのあと聾唖女性が泣き崩れるのですが・・・
状況を踏まえると[太字]「聾唖女性が先生を周回遅れにしたことが死因」[/太字]だと思われるのですが
それまでの流れでも[太字]「黄色は独走状態であった」[/太字]はずなのに、聾唖女性に抜かれて死亡するということは[太字]「聾唖チームが先頭だった」[/太字]ということになると思うんです。
もし、確認できる状況でしたらご確認いただけると幸いです。
※DVDを借りなければならない等、実費のかかる場合はスルーしてくださって結構です。
いいですね、それ!
悪魔vs宇宙人、天使vs人間で、それぞれ勝った方同士が最終決戦。
なんか、違うものになりそうですけど^^;
顔力のある天使はちょっと気に入りましたよ。どっちが買ったんでしょうねー
確かに途中までは教頭先生が主人公のようでした。
でも杖の人、強いです。かなり訓練した元兵士ですよね。片足ですが、車の運転も先生じゃなくこの人がやっていたし、ドアで通せんぼしていたのもこの人だった。自他共に認める、有能な兵士だったんだろうな。
うまく話を作りますよねー。面白かったです。
ヒューマン・レース
全力で走る元アスリート、あきらめる老人、パニックになった幼い弟を励ます姉、団結を呼びかける男…。様々な人間模様が理不尽なレース中に良心と醜い生存本能の板挟みになり、惑う。
あーこれはダメだわ、私マジで普通の人より著しくスタミナないもん、即死亡決定。
結局このレースは人類のほかにも「天使」たちの競争すら行われていたものであったと。普通に宇宙人ものかなと思っていたので、そういう意味では意外性…
主人公は片足を失った男じゃなくて、助けた男だと、彼が死ぬまでずっと思ってたので
そこでもまた衝撃でした
これ、いわゆる天使だけじゃなくて、悪魔も宇宙人も、レースさせられてそうです
果たして人間は勝てるのか!?
顔力じゃ天使に負けてましたね(笑)