『PAN ネバーランド、夢のはじまり』(2015) - Pan

喜怒哀楽。全てが詰め込まれた子供も大人も楽しめる、久し振りな感じのする作品。懐かしいところでは『インディ・ジョーンズ』、最近の作品なら『マッド・マックス』まで、娯楽大作のいいとこどりで作られており、ヒュー・ジャックマンの“黒ひげ”までも付いてくる非常にお得な一本。

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■ PAN ネバーランド、夢のはじまり - Pan – ■
2015年/イギリス・アメリカ/111分
監督:ジョー・ライト
脚本:ジェイソン・フックス
原作:ジェームス・マシュー・バリー「ピーター・パン」
製作:グレッグ・バーランティ 他
製作総指揮:ティム・ルイス
撮影:ジョン・マシソン 他
音楽:ジョン・パウエル
 
出演:
リーヴァイ・ミラー(ピーター・パン)
ヒュー・ジャックマン(黒ひげ)
ギャレット・ヘドランド(ジェームズ・フック)
ルーニー・マーラ(タイガーリリー)
アマンダ・サイフリッド(メアリー)
アディール・アクタル(ミスター・スミー)
ナ・テジュ
カーラ・デルヴィーニュ

解説:
ディズニーのアニメ作品としても知られる人気キャラクター、ピーター・パンの秘められた過去を描くファンタジー。新鋭リーヴァイ・ミラーが少年ピーターを演じ、ネバーランドでの冒険が描かれる。ヒュー・ジャックマンがピーターの宿敵・黒ひげに扮し、存在感を見せつける。監督は『つぐない』のジョー・ライト。

あらすじ:
ロンドンの孤児院で暮らす少年ピーターは、ある夜、現れた空飛ぶ海賊船にさらわれ、ネバーランドへと旅立つ。そこは夢のようにカラフルな世界だったが、冷酷な海賊・黒ひげが支配する世界だった。ピーターは自身も知らない出生の秘密のため、黒ひげから命を狙われる身となる。絶体絶命のピーターは、自由を求める陽気な若者フックや、この地の民たちのプリンセスで、黒ひげの脅威と戦うタイガー・リリーと出会う ―
(Movie Walker)


だってね、
空飛ぶ海賊船でしょ、フック船長の若い頃はインディ・ジョーンズで、森の中のカラフルな住民はパイレーツ・オブ・カリビアンであり、『スター・ウォーズ』でもある。そして岩肌で大勢の奴隷達が一人の男のために働かされている殺伐とした感じは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。もちろんディズニーアニメの『ピーター・パン』の雰囲気を残しながら、人魚やミスター・スミーだって出てくるんですよ。もちろんワニも。

今回の人魚さんはこちらになります

今回の人魚さんはこちらになります

本作はピーター・パンがまだ、ただの孤児“ピーター”だった頃から始まるお話。時は第二次世界大戦さなか、場所はロンドン。最悪な孤児院で暮らすピーターが、忍び込んだ地下室で見つけた母からの手紙。それは愛する我が子へ残した単なる手紙に見えるものの、どこか不思議なメッセージが込められているようでもあり・・・。
そんな中、突然、仲間と共に海賊に連れ去られたピーター。だがこれが彼の出生の秘密を解き明かす冒険の始まりとなる。
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この子供たちを連れ去る海賊出現から黒ひげ初登場までの一連のシーンがとても愉快で楽しい。『パイレーツ・オブ・カリビアン』で月の光を浴びると骸骨姿が露わになる海賊のシーンが大好きなんだけど、思わずこれを思い出してワクワクしてくる。海賊っていうのは海の泥棒であり犯罪者であるはずなのに、何故にこうも楽しませてくれるんでしょうね。
(そういや空飛ぶ船といったら、、、「宇宙戦艦ヤマト」じゃないですか・・!)

また面白いのはヒュー・ジャックマン演じる“黒ひげ”。アニメ版で衣装に比べて足の細さが印象的だったフック船長はこちらでは“黒ひげ”に成り代わり、大きく逞しい身体に細い足でひらりひらりとよく動き、よくしゃべり、よく歌う。まさしくヒュー・ジャックマンはうってつけ。
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ところでピーター・パンのお話に黒ひげは出てきたっけ・・?という事で、ちょっと調べてみた。

Edward_Teach_Commonly_Call'd_Black_Beard_c黒髭(くろひげ、英語: Blackbeard、1680年? – 1718年11月22日)は、イギリスの海賊。本名はエドワード・ティーチ(Edward Teach)、あるいはエドワード・サッチ(Edward Thatch)とされるが、偽名の可能性が高い。1716年から1718年にかけて、カリブ海や大西洋の沿岸を荒らしまわったことで知られる。

黒髭は、船を襲う際、何振りもの剣とナイフ、数丁のピストルを身につけて現れ、あだ名となった豊かな黒いひげに、麻の切れ端や火をつけた導火線を編みこんでいた。この余りに印象的な黒髭の姿は、後の小説や劇、映画などに登場する海賊の典型例となった。

1716年ごろにジャマイカを拠点としていた海賊ベンジャミン・ホーニゴールドの部下となる。ホーニゴールドの下で働いていた1717年11月18日、マルティニーク島近海でナントを出港してきたフランスの奴隷船、ラ・コンコルドを捕まえ、ホーニゴールドから船の指揮を任される。黒髭は北アメリカ大陸の大西洋側の沿岸や西インド諸島の航路や集落を荒らしまわり、その残忍な行動で海賊として一躍有名になる。30門の大砲を積んだイギリスの軍艦スカーボローを撃退したことが彼を一躍有名にした。
(Wiki:黒ひげ)

そりゃあもう、海賊の船長と言えば黒ひげか、フック船長かってな・・あれ・・・
そうなんですよね。Wikiにもある通り、黒ひげは海賊の象徴的で典型的な海賊さん。だからあらゆる海賊作品で引用されていて、もしかしたらピーター・パンのフック船長も黒ひげをモデルに作られたキャラなのか?
と、と、と、ここらのお話は本作の続編(あるとすれば)で語られるのかも。
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なんか評価的にはあまり、およろしくないらしいけれども普通に楽しめました。ま、好きな俳優さんやミスター・スミーが出ているからかもしれませんが:-)