『神さまの言うとおり』(2014/映画)

すっごくバカバカしいけど案外最後まで楽しめる、コワカワ系キャラによる恐怖の日本伝承遊びホラー。出てくるキャラ様たちには『デスフォレスト 恐怖の森』のヨシエさんみたいな雰囲気があり、洋物も一部あるけど、日本だからこそ出来たお話なのである。

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■ 神さまの言うとおり ■
2014年/日本/117分
監督:三池崇史
脚本:八津弘幸
原作:金城宗幸原作・藤村緋二作画
製作:市川南
製作総指揮:山内章弘
撮影:北信康
音楽:遠藤浩二
 
出演:
福士蒼汰(高畑瞬)
山崎紘菜(秋元いちか)
染谷将太(サタケ)
優希美青(高瀬翔子)
入江甚儀
山本涼介
萩原みのり
大鶴佐助
高橋直人
桜田通
菊田大輔
村上虹郎
大森南朋(タクミ)
リリー・フランキー(長髪のホームレス)
神木隆之介(天谷武)

解説:
日本映画界を代表するヒットメーカーにして鬼才の三池崇史監督(「悪の教典」)が、同名コミックを大胆なタッチで映画化した、異色のソリッドシチュエーションスリラー。最初は「バトル・ロワイアル」風と思わせながら、「ダルマさんが転んだ」の“ダルマ”や“まねき猫”“シロクマ”など、一見かわいらしいが実は凶悪な“超変キャラ”が続々と登場。あまりに不条理的であるがゆえ、面白い・面白くないというレベルを超え、見たことそのものを忘れらない怪作に仕上がった。前田敦子、山崎努など声のキャストも充実。

あらすじ:
平凡な男子高校生・高畑瞬は退屈な日常に嫌気が差していたが、ある日の授業でいきなり教壇の上にしゃべる巨大なダルマが現われ、敗者が次々に命を落とすという不条理な“ダルマさんが転んだ”遊びを仕掛けられる。瞬は同級生のいちかとともにその後も巨大な“まねき猫”“コケシ”“シロクマ”が相手の不条理なゲームに挑んでいき、それらゲームを命からがら突破するものの、そんな状況下で他の生徒は次々と命を落としていき ―

(WOWOW)


なんの説明も無くバックグラウンドも分からないまま、いきなり始まる“だ~るまさんがーー、こーろんだっ!っ!
鬼は白目が充血して睨みのきいてるダルマさんその人。参加者は制服を着た高校生たち。動いたところを鬼に見られたが最後、首が飛ぶ(というより爆発して消え去る)。教室には首を失った生徒たちが次々と倒れ地獄絵図に。
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ここで思い出したのはかつて感想を書いた『ヒューマン・レース』。同じようにいきなり首が飛ぶゲームに参加させられた人々のお話だ。だが、本作のタイトルは『ダルマさんが転んだ』という一つの遊びのものにとどまってはいない。もっと大きな、もっと偉大な、もっと神秘性の高い『神さまの言うとおり』なのである。
・・・一つのゲームを生き抜いても、また新たなゲームに強制的に参加させられるのである。それも、いくつも・・・(-ω-)

ダルマさん、招き猫さん・・・と次々に仕掛け人が変わって参加させられる日本伝承の遊び。ただ単にゲームで生き残れば命が助かるわけではない。それぞれ無事に終わらせるためのルールがある。ま、簡単には到達できないようになっていて、その意地悪な仕掛けもよく出来ている。
↑上のダルマさんのところでは、被害生徒たちの爆発とともに飛び出す血液代わりの赤黒いビー玉が、生き残りをかけた動きの邪魔をする。招き猫さんゲームにもそういったアイテムがあり、それをうまくかわし、又はうまく利用してエンディングに向かうことが必要で、生き残るためには知力と体力、想像力が欠かせない。
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それぞれの遊びに面白いアイデアがうまく入れられており、キャラクターのキモカワさもあって面白く見ていける(といっても、シロクマさんのところは少しダレたかな(-.-)。
で、最後は誰が生き残り、いったいこのゲームのラスボスは誰なのか!?というところだが、ラストにも仕掛けが、それも多重構成で掛けられている。タイトル通り、ラスボスは神さまなのか、宇宙人なのか、それとも引きこもりさんなのか・・・(-。-)y-゜゜゜

こればっかりは、おそらくあるだろう続編を見ないことには分からないし、何しろ原作である「神さまの言うとおり」は「弐」となってまだ連載中なのである。
 icon-arrow-right 神さまの言うとおり弐


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