『イノセント・ブラッド』(1992) - Innocent Blood –

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アンヌ・パリロー主演ということで、もっとゴシック、スリラーな内容かと思いきや、お間抜けなマフィアと絡めたドタバタ・アクション・ホラーだった。監督はジョン・ランディス。なるほどー、80年代の作品か?と、これも違って90年代。懐かしい顔が揃っているのもあり、古き良き時代の香りがするホ作品でもある。サム・ライミとなんとダリオ・アルジェントもちょこっと出演。
 

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■イノセント・ブラッド - Innocent Blood -■
1992年/アメリカ/115分
監督:ジョン・ランディス
脚本:マイケル・ウォルク
製作:リー・リッチ 他
撮影:マック・アールバーグ
音楽:アイラ・ニューボーン

出演:
アンヌ・パリロー(マリー)
アンソニー・ラパリア(ジョー)
ロバート・ロジア(サル)
ドン・リックルズ
トム・サヴィーニ
フランク・オズ
サム・ライミ
ダリオ・アルジェント
アンジェラ・バセット

 

解説:
アメリカ、ピッツバーグを舞台に、女吸血鬼とマフィアのボスとの死闘を描くホラー・アクション。主演は本作がアメリカ進出第1作となる「ニキータ」のアンヌ・パリロー。ほかに「本日はお日柄も良くベッツィの結婚」(V)のアンソニー・ラパグリア、「白と黒のナイフ」のロバート・ロッジアらが共演。またランディス監督の友人である監督たち、ダリオ・アルジェント、サム・ライミ、マイケル・リッチー、フランク・オズらがカメオ出演している。
(Movie Walker)
 
あらすじ:
悪党だけを狙って血を吸っていた吸血鬼マリーは、ある夜、マフィアのボスを襲ってとどめをささなかった事から、ボスは吸血鬼として復活。次々と仲間を増やしていく。この街を一手に牛耳ろうとしている彼らマフィア吸血鬼は、まず手始めにマリーと潜入捜査官ジョーの命を狙うことに ―


都会で暮らす吸血鬼サリーが、たまたまマフィアのボス、サルを今日のご馳走に選んだことから巻き起こるコメディ・ホラー。
いつもは血を頂いた後、吸血鬼として蘇らないように死体を完璧に始末していたが、その夜は、サル発射の銃声音を聞きつけたサルの部下がやって来たために、とどめをさすことが出来なかった。慌てて逃げていくサリー。
 
Innocent_Blood_16なーんも考えずに観ていた自分。というのも、この吸血シーンがアレなもので蘇るということに思い当たらなかった。アレとは何か?と言いますと、わざわざ主役にアンヌ・パリローを持ってきながら、吸血シーンにロマンもエロスも何もありゃしない。その様子はゴシック漂う吸血鬼というよりも、狼人間のようで、吸うと言うより噛みちぎり飲み干す感じ。泣き声は大型ネコ科のようだし、目の色変わってるし、なんか興醒めだなー、と。
 
Innocent_Blood_14で、検死を受けるために運ばれたサルの遺体。いざ、検死官が始めようとしたところで、むっくりと起き上がるマフィアのボス。本人は死んだつもりがないから、とっとと部下達の元へ戻っていく。このあたりの描写は、あの映画を思い出した。『バタリアン(1985)』
 
自分が不死と気付いたサルが、マフィアの部下を次々と同じ身体に変えていき、この街をその力で牛耳ろうと計画。このサルを前々から潜入捜査で追っていた刑事ジョー。自分のせいでこうなってしまった事に収拾を付けるため、サリーはショーと2人でマフィア吸血鬼団を追っていくというお話。
 
Innocent_Blood_18サルが襲って吸血鬼にしていくのが、マフィアのおじさん達なものですから、耽美さは皆無であります。一応、ジョーとサリーのロマンスシーンも盛り込まれているけど、途中で目の色が変わって首に噛み付くのを我慢する描写なんかは、最近書いた『キャット・ピープル』のシーンに似ているようにも。
ただ、マフィアの役の人が、なつかし目の他作品(のおそらく同じような役)で見たことがある人が多くて楽しいのと、サム・ライミとダリオ・アルジェントなんかの有名人さんがちょい役で出ているのも楽しませてくれた。
ホラー界は横の繋がりが強いのかなー。
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