『道化死てるぜ!』(2012) - Stitches –

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ゾンビピエロのコメディ・ホラー。話は単純、登場人物についても加害者、被害者ともに同情の余地は無くあきれるばかりだけど、目玉がバーンっとか、内蔵にゅーっとかのグロ描写はとても丁寧。最初以外は血の描写も少なくて、痛々しさはあまり無く漫画チック。ただし、不気味なピエロはたくさん出てくるから“ピエロ恐怖症”の人は観ない方がいいですヨ
 
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■道化死てるぜ! - Stitches -■

2012年/アイルランド/86分
監督:コナー・マクマーン
脚本:コナー・マクマーン 他
製作:ジョン・マクドネル 他
撮影:パトリック・ジョーダン
音楽:ポール・マクドネル
出演:
ロス・ノーブル
トミー・ナイト
ジェマ=リア・デヴェロー

解説:
アイルランド発、死から蘇ったピエロの残忍な復讐劇を描く戦慄のゴアスラッシャー作品!監督はコナー・マクマホン、出演はロス・ノーブル、トミー・ナイト。2013年10月~11月開催の特集上映〈“シッチェス映画祭”ファンタスティック・セレクション〉にて本邦初上映。
 (allcinema)
 
あらすじ:
誕生日パーティに呼ばれたやる気の無いピエロのリチャードは、ませた子供らに散々バカにされた後、恨みを持ったまま事故死してしまう。6年後、高校生になった子供達が同じく誕生日パーティで大騒ぎをしているところに、地獄から蘇ったピエロが現れ、1人また1人と血祭りに ―


Stitches_12まともな人は出てきませんよ。
最初の10歳誕生日パーティ参加の子供達は、ませてて憎たらしいし、主催の母親も嫌な感じ。主催子供のトミーはいくらかまし?ぃんや、気弱で大人しいだけ。
そんな子供達に呼ばれて来たピエロは時間に遅れた上、やる気が無く適当な芸を見せるものだから、さんざんバカにされ笑いものに。「っくっそ~、ぶちのめしたろかっ」(失礼)と思っていたちょうどその時に不慮の事故で死んでしまった彼には、その恨みだけが残ることに。
 
Stitches_24そして16歳の誕生日パーティ。参加者は同じ面々にプラスして多数のおバカ高校生。これがまた可愛くない(見た目も中身も)。真面目な主催者トミーがあたふたしている間に、不埒な行いで楽しむみんな。そこに地獄の底から蘇り、復讐しか頭に無いピエロが現れる。
ここから始まる大殺戮はコメディタッチでバカバカしいんだけど、殺し方とその結果が結構丁寧に作られていて時間もたっぷり。高校生達がどんな痛い目にあったかがよく分かる作り。
丁寧に1人また1人と血祭りに上げていくピエロ。それに気付いたトミーだけが、なんとか冷静に対処しようとするんですが―
 
 
Stitches_16加害者ピエロも被害者高校生達も可愛げが全く無いから、全然同情できないまま進んでいく物語。
特に主役のピエロ、リチャードさんはあまりピエロに見えなくて、ピエロ独特の悲壮感や不気味さは感じられない。が、ちょっとだけ登場する仲間のピエロはとても本気のゴシックな雰囲気漂うピエロ達。
このピエロ達がピエロ世界独特の魔術をもって、呪文か何かを唱えると一度死んでも蘇ることが出来る、か何かなのかな。一応、リチャードが蘇った理由も説明されている。

それにしても、一番怖かったのは、子供達の6年後の姿。あんなに可愛かったトミーが容赦無いほど冴えない見た目に 他の子達にもがっかり感が..。まー、大人と子供の間の年で、中途半端な年齢だからかな。アメリカ映画とはかなり違ってた。
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シッチェス映画祭」参加作品 まだまだ続きます。
なんか久しぶりに『IT』が観たくなってきたな。