『ムカデ人間2』(2011) - The Human Centipede II (Full Sequence) –

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どんなにグロくエグくて痛くても、「ぅぎょ~~」と言いながら観ることが出来る管理人momorexでした。「怖い映画無理~」と言う女子には、「あんなもの作り物だ!何を甘っちょろいことを言っている!」と叱咤激励してきた管理人でした。・・-この作品を観るまでは。
 
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■ムカデ人間2 – The Human Centipede II (Full Sequence) -■

2011年/オランダ・イギリス/91分
監督・脚本:トム・シックス
製作:トム・シックス、イローナ・シックス
撮影:デヴィッド・メドウズ
音楽:ジェームズ・エドワード・バーカー
出演:
ローレンス・R・ハーヴェイ(マーティン)
アシュリン・イェニー
マディ・ブラック
ドミニク・ボレリ
 
解説:
その突飛かつグロテスクな内容から物議を醸したオランダ製ホラー「ムカデ人間」の続編。本作も各国で審査拒否や上映禁止の憂き目に遭っている。監督は前作と同じくトム・シックス。また<ムカデ人間三部作>の最終作となる「The Human Centipede III (Final Sequence)」も制作されるという。
 (allcinema)

あらすじ:
映画「ムカデ人間」をこよなく愛する駐車場警備員マーティン。彼は登場するハイター博士に心酔し、彼の創造物を愛するあまり、自分でもこれを作ろうと思い立つ。さっそく準備に入った彼は、倉庫を借りて12人の男女を拉致してくるが-

 


lemon water最近、氷いっぱいの水にレモン輪切りを浮かべて飲むことにハマっている管理人です。レモンは予め輪切りもしくは小さく切っておいて冷凍しておけば、なおお手軽(くっつけたまま冷凍すると一塊になるので注意)。
暑い夏。アイスコーヒーもアイスティーもオレンジジュースも飽きたところで見つけたお手軽飲み物。さっぱりしますよー。これにハチミツを入れたらレモネードになるのかなー。ぃぇね、先日、大阪城ホールに「ウォーキング・ダイナソー」を観に行ったんです。そしてその近くのお店にこの飲み物が水の代わりに置いてあったので、さっそく真似してみたという。
レモンには水のカルキ抜きの成分があるらしいとも。そのおかげなのか、ただの水がレモンが入ることにより甘く感じられます。氷とレモンがあれば、今年の夏はレモンウォーターで決まり!ですね!
 
 
ぁ・・・・全く関係ないことを書いている。これでは日記だ・・。
逃げちゃ駄目だ。さっぱりレモンウォーターから、吐き気のするムカデに行かなくては・・
 
と、いうことで1作目に引き続き、不退転の決意で2作目を観てみた。
とはいえ、1作目『ムカデ人間』が思いの外、気持ち悪くなく普通なサスペンスでもあったので、結構、安心して観始めたのだった。気持ち悪いと思っていた主役のマーティンも、警備員のお仕事中の冒頭では割と普通に見えたのでホッと胸をなで下ろしつつ。
しかし!それも5分ほどだけ。
これ、、。これ、よく公開できましたね..。R18+が付いていますが、カテゴリーがホラーというより、AVですよね?それも特別な趣味系の。
 
 
The Human Centipede II_2011子供の頃、父親に性的虐待を受けて心に傷を負っているマーティン。父親は刑務所へ入り、今は母親と2人暮らしだが、この母親はマーティンのせいで愛する旦那と引き離されたと公言するおかしな女系。友達も趣味も無いマーティンがそんな生活の中で唯一、救いを得、没頭できるものは映画「ムカデ人間」。もう大好きすぎて、職場でもDVDを鑑賞、ベッドの下には楽しく収集した関連ものが大事に隠されている。
そして今日も仕事の監視カメラの映像はそっちのけで、DVDを鑑賞していたマーティン。最高のシーンが終わってエンドロールとなった時、彼はずっと頭のどこかで感じていたモヤモヤが形をとって目の前に現れたことを知る。
“自分もムカデ人間をこさえるのだ!” (注:「作る」ではない)
 
こうと決まれば案外行動的なマーティンは、作業場である倉庫を借り、道具を用意し、ついでにハイター博士のような白衣も用意する。そして材料となる人間を次々と拉致。縛り上げて倉庫に運び込む。その数12人。被害者は裸に剥かれ、両手両足を縛られ、口にはガムテープという姿で床に転がされていく。
「あー、男の人もいるのに女の人が裸にー、、その床、綺麗? マーティンがいない間、トイレに行きたくなったらどうするんだろう?」こんな可愛らしい疑問や恥じらいはこの後、容赦なくマーティンの手によってぶち壊される。
医学の知識も外科手術の知識も無いマーティンは、ハイター博士の手順を見よう見まねで進めていくが、まぁ、これが力任せの酷いやり方。それでもここら辺までは「痛いー」ぐらいの感想で済まされていた。うまく繋げられないマーティンが巨大ホッチキスを使うあたりも「ぅへぇー」で済んでいた。
問題はこの後。
 
The Human Centipede II_2011モノクロで描かれるこの作品は、少し古いドキュメンタリーを観ているような錯覚に陥る。しかしモノクロだからグロ度が抑えられている、とは言いがたい。脳が「色」に囚われないだけに、よけいに映らない部分や映ってしまう部分が想像力とともにダイレクトに入ってくる。
そしてこの後、展開されるマーティンの秘密な悪趣味が、なんとソレだけ色が付いて登場。カメラに飛び散り、観客をも襲ってくる。マーティンは→こんな感じでご満悦だが、その他の映画の中の人も外の人も吐き気が収まらないだろう。
私なんて「きっとこれは作り物。何で作っているのかな?チョコレートかな」などと、まるで「あーあーあー聞こえない」状態でやり過ごした。
しかし惨劇はこれでは終わらなかった。
 
この後のことは文章にはできない…。強いて言うならば『セブン』でははっきり見えなくてよく分からなかったけれど、こちらではぼかされているとはいうものの、結構はっきり映っている。言えるのはそれだけだ-。


 
1作目に騙されて観ちゃった2作目。
3作目にはまた「ハイター博士」が出演するらしいけれど、それなら転じて普通に近い話になるのかな。なんだかんだで結局観るんだろーな。
それでも!この2作目を観るかは、あなたの純粋な想像力と感性を使って判断して下さい。私の場合、観終わった後、「つまらない」が理由じゃ無いのに観たことを後悔した映画は初めてだった、と言っておきましょう。
ではまた
 ※気分が悪くなった人は、記事冒頭のレモンウォーターへどうぞ
 

 icon-film ローレンス・R・ハーヴェイ(マーティン)
LAURENCE R HARVEY1968年7月17日生まれ、イギリス出身。ウェールズのカーディフでパフォーマンス集団「シアター・オブ・ミステイクス」のアンソニー・ハウエルに師事し、パフォーマンスアートを学ぶ。アート&パフォーマンス理論で修士号を取得。80年代の後半から、パフォーマンスアートを中心に活動をスタートする。
『ムカデ人間2』での長編映画デビュー前は、ヨーロッパ全土で放映されたコマーシャルへの出演や、短編映画や子供番組でコミカルな役を演じていた。
 
94年、BBC(英国国営放送)の子供番組「Parallel9」に出演。人気キャラクター“リトル・グリーン・マン”を演じたほか、98年にも子供向けTVシリーズ「Knight School」に出演し、英国国内で子供たちからの人気を博す。また、小劇場やギャラリーでのパフォーマンスアートへも定期的に参加。劇団解体社作品に関わった経験も持つ。
2010年に短編映画『The Pizza Miracle』に出演した後、本作『ムカデ人間2』のオーディションに参加。椅子を使ってレイプシーンを演じるという離れ業がトム・シックス監督に絶賛されて見事主人公マーティン役を獲得、本格的な長編映画デビューを果たした。
 
大の親日家でもあり、70年代の歌謡曲やピンク映画を愛し、何年も日本語を勉強している。また、マーティン役を演じるにあたり柴田剛監督作品『おそいひと』を参考にしたほか、いつの日か谷ナオミに会うことと、キノコホテルのライブを観ることが目下の夢である。
(公式サイト:ムカデ人間2)