語り継がれるべき魂『ブルース・ブラザース』(1980)

とうとうこのブログに彼らがやって来た!(きっと)元祖お笑い黒服、黒帽、サングラスの憎めない兄弟ブルース・ブラザース。初めて観た時に最後まで素顔をさらさない弟エルウッドに憧れ、彼の正体を求めてどれほど彷徨ったことか…。続編も1998年に公開されたが、『ブルース・ブラザース』と言えばベルーシ出演のこれに決まってる。決まっているのだ…!

■ ブルース・ブラザース  – The Blues Brothers – ■

The-Blues-Brothers

1980年/アメリカ/133分
監督:ジョン・ランディス
脚本:ダン・エイクロイド、ジョン・ランディス他
製作:ロバート・K・ウェイス
製作総指揮:バーリン・ブリスタイン
撮影:スティーヴン・M・カッツ

出演:
ジョン・ベルーシ(“ジョリエット”・ジェイク・ブルース)
ダン・エイクロイド(エルウッド・ブルース)
ジェームス・ブラウン(ジェームズ牧師)
キャブ・キャロウェイ(カーティス)
アレサ・フランクリン(マット・マーフィの妻)
スティーヴ・クロッパー(バンドのリードギター)
ドナルド・ダック・ダン(バンドのベースギター)
マーフィー・ダン(バンドのキーボード)
ウィリー・ホール(バンドのドラム)
トム・マローン(バンドのトロンボーン)
ルー・マリーニ(バンドのサックス)
マット・マーフィ(バンドのギター)
アラン・ルービン(バンドのトランペット)
ジョン・キャンディ(バートン刑事)
キャリー・フィッシャー(謎の女)
レイ・チャールズ(レイ楽器店の盲目の店主)
ツイッギー(給油所の女)
フランク・オズ(ジェイク仮釈放時の看守)
チャカ・カーン(聖歌隊メンバー)
キャスリーン・フリーマン(ペンギン)
スティーヴン・スピルバーグ(クック郡収税課職員)

■解説:
アメリカのコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でジョン・ベルーシ&ダン・エイクロイドが演じた人気キャラクターを映画化し、黒いハットにサングラス、黒いスーツを身にまとったブルース・ブラザーズが巻き起こす騒動を、笑いとアクション、歌と踊りを散りばめながら描いた傑作コメディ。

映画.com


Contents

あらすじ

刑務所を仮出所したジェイク・ブルース。彼を迎えに来た弟エルウッドと共に育った養護院に挨拶にいくも、養護院は5000ドルの税金が払えず立ち退き寸前だと知る。彼らはこの危機を救うため5000ドルを作ろうと、かつて組んでいたバンドを復活しコンサートを開こうとするが ─

見どころと感想

見どころは全部です(‘◇’)ゞ 全編見どころ満載。一瞬たりとも目を閉じたら勿体ないほどの情報量。
それは仮出所前の刑務所での刑務官たちとジェイクの動きとセリフから始まり、刑務所前に派手に停車する2代目ブルース・モービル号を操るエルウッド、やっぱり元パトカーの2代目にケチをつけるジェイク、2代目の入手理由を説明する弟、弟の(かなり悲惨な)住まいへと続いていく。
その住まいから愛する弟の現在の暮らしぶりを把握した兄ジェイク。言いたいことは山ほどあっただろうけど、とりあえず眠りこけ、弟エルウッドはコンロで食パンを焼く。

この流れから兄弟の仲の良さ、苦労をかけた弟への愛情と、逆に収監を一手に引き受けた(これは後程説明される)兄への尊敬が説明され、二人の関係は何も変わっていないことがわかる。

これらの合間に挟まる二人が育った養護院とそこに置かれているキリスト像、シスターへの積年の畏怖を大げさなまでに描写。何かと助けてくれていたカーティス(キャブ・キャロウェイ)を登場させつつ、口の悪いジェイクだが養護院と彼らを育ててくれた大人たち(今は自分たちも大人だが)への恩は決して忘れないという人となりを見せてくれる。

ここまで見せてくれたその後に、ジェームズ牧師(ジェームス・ブラウン)による神の啓示までが流れるように続いてく。そしてここで初めてこの作品の幕が開けたかの如く「バンド復活」への理由と道しるべが提示される。
そう。全ては二人が育った養護院への恩返しが理由だった。なんて、尊い行いなのでしょうか・・。
その尊い行いを、とてもそうは見えない演出と共にここから繰り広げられていくブルースに彩られたミュージカル仕立てのコメディドラマとアクション。

そんな中での注目ポイントはどうしてもトースターで食パンを焼きたいエルウッドの動きだったり(レイ楽器店…なぜだか中古のトースターが置いてあり、エルウッドはなぜかポケットに持っていた食パンを入れてみる)。

それもただのミュージカルではない…
そうそうたるブルース界の雄であるジェームス・ブラウン、レイ・チャールズ、キャブ・キャロウェイ、アレサ・フランクリン、チャカ・カーン。そこに被せるように繰り広げられるブルース・ブラザースメンバーの歌とダンス。登場するのは彼らの他にも教会の信者たち、町の一角全体がステージと化した際の通行人たち、コンサート会場を盛り上げてくれた大勢の人々、追いかけてくるカントリーミュージック・バンド、ネオナチの面々、謎の女(キャリー・フィッシャー)、ラストの軍、警察関係者たち。その誰もが全て流れるような音に乗ってリズミカルに動き回る。

これほどに多くの登場人物に囲まれてなお、精彩を放つ中央の二人ブルース兄弟。

The-Blues-Brothers

一瞬いかつく見えるジョン・ベルーシの愛らしさ、ダン・エイクロイドの独特の動きに病みつきになること必至のザ・ブルース・ブラザース・バンドのパフォーマンスは、それだけで2時間見続けることが出来るほどの仕上がりだ。

ゆえにジョン・ベルーシの訃報を知った時の落胆は、とても言葉では言い表せない。この世に素晴らしい影響を与え続けるはずだったどれほどの魂が、白い物質によってあの世に旅立ってしまったのだろうか。いまだに残念でならない ─

ジョン・ベルーシ

John Belushi

アメリカ合衆国の俳優、コメディアン、ミュージシャン。
1971年にシカゴの即興コメディー劇団「ザ・セカンド・シティ」に出演。その後、ニューヨークのオフ・ブロードウェイのコメディショー「ナショナル・ランプーン・レミングス 」に進出し、ウッドストック・フェスティバルをパロディ化した舞台でジョー・コッカーの歌真似を披露する。1973年から1975年にかけて出演したラジオ番組では、番組の構成や新人のスカウトも任される。この頃、セカンド・シティのトロント支部にいたダン・エイクロイドと親しくなる。
人気絶頂期の1982年3月5日に、薬物の過剰摂取により死去。亡くなる前には映画数本への出演予定があり、その中にはエイクロイドが脚本を書いた大ヒット作『ゴーストバスターズ』(1984)も含まれていた。作中に登場するスライマー(緑色のモンスター)のモデルはベルーシである。

Wikipedia:ジョン・ベルーシ

■主な出演作品

  • サタデー・ナイト・ライブ(1975-1979)
  • モンティ・パイソンの ザ・ラットルズ(1978)
  • アニマル・ハウス(1978)
  • ゴーイング・サウス(1978)
  • オールドボーイフレンズ(1979)
  • 1941(1979)
  • ブルース・ブラザース(1980)
  • Oh!ベルーシ絶体絶命(1981)
  • ネイバーズ(1981)

ダン・エイクロイド

Dan Aykroyd

カナダ出身のコメディアン、俳優、脚本家、ミュージシャン。
コメディ劇団「セカンド・シティ・ワークショップ」のトロント支部に在籍、同劇団のシカゴ本部に在籍していたジョン・ベルーシと知り合い、親友となる。1975年からNBCテレビの「サタデー・ナイト・ライブ」にオリジナルメンバーとして参加し、『コーンヘッズ』などの名キャラや、スタートレックのドクター レナード・マッコイやジミー・カーター等の著名人の物まねで人気を博す。
ブルース・ブラザース・バンドは、ティーンエイジャーの頃からブルースやR&Bに傾倒し、バンド活動をしていた本人の構想を実現したものである。
コメディ以外の映画でも活躍し、1989年には『ドライビング Miss デイジー』でジェシカ・タンディの息子役を演じてアカデミー助演男優賞にノミネートされ、俳優としての新境地を拓いた。

Wikipedia:ダン・エイクロイド

本作品がいろいろな理由で世間に与えた影響が大きいことは、今なおファンの多いカルト的な人気作であることで証明されている。ちなみに「サングラスはレイバンでないと」という私への刷り込みは、この映画のおかげだと思っている。

4Kディスクで観てみたい。4Kテレビはまだ持っていないけど…

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The-Blues-Brothers

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