2010年代作品
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『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(2011) - Extremely Loud & Incredibly Close –
タイトル「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(原作も同じ)の意味を考えているのだが、今もよく分からない。時々オスカーが見せる耳を覆う仕草から、オスカーが感じる何かなのかと思ったが、子供ってこういうものだよ、という単純な意味なのかな。 -
『ダークナイト ライジング』(2012) - The Dark Knight Rises –
ブルースが奈落で見たもの、全てが終わりアルフレッドがヨーロッパの街で見たものとは、夢か希望か幻か、、それとも現実だったのか。 それらが何にせよ、人々が決して忘れないよう、ゴッサム・シティのために新たなる偶像となることを決意したバットマン。 彼はもう充分に使命を果たした。自らの道を進むことを自分に許す時はきたのだ。 -
『私が、生きる肌』(2011) - La piel que habito –
科学者として研究する者として出来るかどうか‘やってみたかった’のが1800年代のフランケンシュタイン博士だとすれば、本作のロベル・レガル博士は成功する事を確信した上での行いということで、罪は深い。 タイトル『私が、生きる肌』から、ミステリーホラーなのかなーと思って観始めた。 -
『ゾンビ大陸 アフリカン』(2010) - The Dead –
砂埃舞う灼熱の大地アフリカ。慣れない者が生きていくだけでも大変そうなこの過酷な地に、ウィルスのようにゾンビがどんどん増殖していく。そんな中に一人放り込まれたマーフィー中尉が祖国アメリカを目指す物語。これが『ゾンビ大陸 アフリカン』だ。 -
『裏切りのサーカス』(2011) - Tinker Tailor Soldier Spy –
スパイ映画といえば派手なものと思われがちだが、元来スパイというのは潜入して情報を得るのが仕事。その地域、その場所に自然に溶け込み、決して目立ってはいけないのだ- -
『キル・ザ・ギャング』(2011) - Kill the Irishman –
仲間を重んじ、マフィアにも屈しない一人のアイルランド人。 ケルト民族の誇りを身にまとい、男は最後まで生きた。 ■キル・ザ・ギャング -Kill the Irishman-■ 2011年/... -
『ゴーストライター』(2010) - The Ghost Writer –
このブログでは『袋小路』に続き2作目のレビューとなるロマン・ポランスキー監督作。製作年が半世紀近く違うが、どちらも犯罪を絡めたサスペンスに満ちていて、一気に最後まで観てしまえる。 『袋小路』では、トラブルに巻きこまれる悲しい中年男が主人公だったが、本作では若くて未来のある新進気鋭の作家‘ゴースト’が主人公となる。 -
『モンスターズ/地球外生命体』(2010) - Monsters –
国境まであと125km- 地球外生命体がメキシコで繁殖。隔離された危険地帯から脱出を図る男女の姿をリアルに描き世界を驚かせた新世代SFパニック。 ■モンスター... -
『パーフェクト・センス』(2011) - Perfect Sense –
人間の五感が次第に消えて、透明な世界になった時 二人に残されたものは、なんだったのだろう ■パーフェクト・センス - Perfect Sense -■ 2011年/イギリス/93分 ... -
『リトリート・アイランド』(2011) - Retreat –
孤島で休暇を過ごす夫婦の前に、あるとき軍人だという男が漂着し、外界では死の伝染病が蔓延していると語り出す。限定したシチュエーションで展開する心理スリラー -
『孤島の王』(2010) - Kongen Av Bastoy –
何も言わずとも、目配せ一つで分かり合える少年たちが起こしたとされる反乱事件を描いた本作。 この実際に起きた少年たちの事件に決定的に足りないのは少年たちの‘親の存在’であった。 -
『ウィンターズ・ボーン』(2010) - Winter’s Bone –
独特のルールが支配する、血縁関係者が点々と暮らす貧しい寒村。彼らは身内であり、仲間であり、味方であり、敵でもあった――