7人の男女が不気味な廃坑で信じられないものを見つけたことからエラい目に、、というより既に巻き込まれていた、というお話。前半のらくらして、肝心の後半はすっ飛ばしていくからちょっと分かりにくいけど、割と楽しめた。アレを見つけていなかったら、どうなっていたのかなー
■THE LOOP ザ・ループ ~永遠の夏休み~ – Mine Games -■
2012年/アメリカ/91分
監督:リチャード・グレイ
脚本:リチャード・グレイ 他
出演:
ブリアナ・エヴィガン
ジュリアンナ・ギル
ジョセフ・クロス
アレックス・メラズ
レベッカ・ダ・コスタ
イーサン・ペック
ラフィ・ガヴロン
■解説:
ハリウッドで活躍する若手スターが多数出演するシチュエーションスリラー。(TSUTAYA)
■あらすじ:
森の奥に佇む別荘に遊びに来た7人の男女。持ち主である友人の到着を待ちつつ、早速パーティを始めた彼らだったが、近くで見つけた廃坑で、あるものを見つけたことから事態は急変する ―
マイクという友人の、叔父が持つ別荘にバカンスに来た2組のカップルを含む7人の男女。マイクはまだ到着していなかったが、ここで待つようにとのメモがあったことから、早速、ワインやビールを開けた彼らは豪華な別荘でパーティを始めた。
翌日、メンバーの1人が近くに廃坑を見つける。7人揃って探検し始めた彼らは、そのあまりの広さと不気味な暗さに早々に退散。しかしレックスが財布を落としたことから、従兄弟のTJと一緒に戻ることになった。ビールを飲みながら浮かれつつ坑道を進んでいく2人は地下へと続く階段を見つけ、降りていく。そして下にある狭い部屋で2人はとんでもないものを見つけた。それは自分たちの“死体”だった。
他のメンバーに事の顛末を話し、再度、確認に行った彼らだったが、やはりそこには3人分の死体が。あれは人形を使ったたちの悪いイタズラだ、いや本物だ、と事態は紛糾するも、原因も理由も解決策も見えない。そういった中、霊能力のあるローズの体調が悪くなり、メンバーの結束もバラバラになっていく。
さらに、再度、坑道に戻ったTJとレックスは、今度は別荘に残っているはずの“生きたままの閉じ込められたクレア”を見つけ、マイケルに閉じ込められた、という彼女の訴えを聞くが―
1台の車で楽しく出発して、途中のコンビニで買い物。森の奥深くの別荘にはなかなか辿り着けず、道に迷ったか?といった途端に人を轢きそうになり車はエンスト。歩いてようやく別荘を見つけたものの、ここがそうなのかは、はっきりしない。メンバーには霊能力者が1人と統合失調症を患っている人もいる。その上、空にはオーロラのようなものが浮かんでいた・・・
もう、これでもかと序盤から怪しさが一杯。ありがちなヒントを散りばめながら進んでいく前半。自分たちの死体と「これは1回目だ」「悪循環を断て」のメッセージを見つけて、幽霊なのか、悪魔なのか、夢なのか、イタズラなのか、犯罪なのか、判断できないまま事態がどんどん進んでいく後半。それでも割と辻褄は合わせているから出鱈目にはなっていない。
「ループ」であることは終盤まで分かりにくいけど、これを考え出したら頭がパンクするーっと思い始めたところでラスト。自分的にはほっとしたラストでありました。
あそこはきっとヘンな世界で、そこに迷い込んでしまったんでしょうねー。このラストが無かったらどうなるんだろう..