M・ナイト・シャラマン製作のドラマ、その上、好きな俳優さんてんこ盛りということで、とりあえず観ることに決めていた本作。第一話を観る限り、ミステリーな謎(同じ意味だ)だらけで全く予想できないすべり出し:-O これは続けて観るしかないですね・・
■ ウェイワード・パインズ 出口のない街 - Wayward Pines – ■
2015年-/アメリカ
製作総指揮:M・ナイト・シャマラン
2015年-/アメリカ
製作総指揮:M・ナイト・シャマラン
出演:
マット・ディロン(イーサン・バーク)
シャニン・ソサモン(テレサ・バーク)
チャーリー・ターハン(ベン・バーク)
カーラ・グギノ(ケイト・ホーソン)
ジュリエット・ルイス(ビバリー)
メリッサ・レオ(パム看護師)
トビー・ジョーンズ(ドクター・ジェンキンス)
テレンス・ハワード(ポープ保安官)
■解説:
「シックス・センス」「サイン」を手がけたM・ナイト・シャラマンが自身初となる製作総指揮を務めた脱出ミステリー。原作は、アメリカのベストセラー小説「Pines」で、マット・ディロン、ジュリエット・ルイスなどオスカーノミネート経験を持つ実力派俳優たちが出演。 (映画.com)
■あらすじ:
シークレット・サービスの捜査官イーサンは同僚2人の失踪事件を捜査し始めた早々、車の事故に巻き込まれる。助けられ、病室で目を覚ました彼だったが、大きな病院には看護師1人がいるばかりで他の患者はおろか医師もいない。不審に思った彼は看護師の制止も聞かずに通りに出る。そこはなんてことのない地方の小さな町“ウェイワード・パインズ”の一画だったが ―
まさか、ジュリエット・ルイスまでもが出ているとは・・・!
にしても最近多いですね。第一線の映画俳優を使った超一級ドラマ作品が。で、やっぱり面白い。2時間ほどの映画では表現しきれない内容を、充分に時間をかけて作ってあって質が高く見応えがある。
それでまさかのシャラマンさんですよ。
シャラマン監督と言えば言わずと知れた『シックス・センス』。ありそうで無かったどんでん返しにホラーファンは大きな拍手を送ったはず。
M・ナイト・シャラマン
インドのポンディチェリーマヘでヒンドゥー教徒の家庭に生まれる。生後6週間でペンシルベニア州フィラデルフィア郊外に移った。
シャマランは幼少の頃にスーパー8カメラを買い与えられ、早くから映画製作者を志望していた。父親は家系に従って医学の道へ進むことを希望したが、母親はシャマランの意思を尊重した。シャマランはスティーヴン・スピルバーグに憧れ、17歳までに45本もの自主映画を撮った。
■主な監督作
・Praying with Anger(1992)
・翼のない天使(1998)
・シックス・センス(1999)
・アンブレイカブル(2000)
・サイン(2002)
・ヴィレッジ(2004)
・レディ・イン・ザ・ウォーター(2006)
・ハプニング(2008)
・エアベンダー(2010)
・デビル(原案/2010)
・アフター・アース(2013)
・The Visit(2015)
(Wiki:M・ナイト・シャマラン)
『サイン』以降の作品は実はあまり評判がよろしくないようですね。でも私は『シックス・センス』~『ハプニング』まではお気に入り。けれども『エアベンダー』はちらっと観ただけ、次こそは、次こそは、、、で現在に至り、そこに降ってわいたようなこのドラマ製作。非常に楽しみにしていたというわけであります。
舞台はアイダホ州の小さな町ウェイワード・パインズ。主人公であるシークレット・サービス捜査官イーサン・バークが職務中に車で事故に遭い、この町の病院に収容された事から始まる。
同僚2人の失踪事件を捜査していた彼は、病院で目が覚める。この酷い事故で意識が混濁、記憶が混乱していると看護師に告げられるが、よくよく自分の置かれている状況を観察してみると、何かおかしい。大きそうな病院のようなのに、他の患者はおろか医師さえも見当たらない。声をかけてくれたこの看護師の存在しか感じられないのだ。
自分の私物も見当たらない。看護師は全て保安官事務所に預けられているというものの、そもそもこの看護師のことが信じられない。そこで彼は彼女の制止を振り払って通りへ飛び出す。だが目の前に広がっているのは、のどかな田舎町の平凡な風景だけだった。
しかし、これは第一話のホンの序の口。本当の謎はここから大きく、それもいくつも沸き起こってくる。
まずイーサンが急いで尋ねた保安官事務所のドアは鍵が掛けられ閉められている。私物も携帯電話も手に入らない。次に電話を借りに入った小さなバー。そこで妻の携帯に留守電を入れることが出来たものの、妻子の声は聴けなかった。
そのバーの女性バーテンダー、ビバリーが意味ありげに話しかけてくる。何か事情を知っているようでもあるが、分かったことは彼女が残した不思議なメモと彼女の自宅らしき住所のみ。メモには“この街にコオロギはいない”と書かれていた。確かに植え込みから聞こえてくるコオロギの鳴き声は小さなスピーカーから聞こえていたのだ。・・・この意味は?
続く後半も、不遜な態度の保安官、話の通じない精神科医、命の危険を感じさせる例の看護師、ビバリーの存在、失踪した相棒のケイト、、、などなど顔見せ、チラ見せの登場人物がたっぷり。その誰もに秘密と謎があるためにますます混乱に陥る主人公イーサン。
またこの町の出来事と平行してイーサンの妻が事故に遭ったまま行方不明になった夫を探す、ということが同時進行していく作りになっている。もちろん同じ時間が過ぎていくのだが、ウェイワード・パインズという町の時が現在のようでもあり、少し前の時代のようでもあり、時の過ぎ方が曖昧にみえる。その上、町には至る所に監視カメラが仕掛けられ、町の一本道を走って町の外に出ても又、町の中心に戻ってくる有様。その上、町の周囲にはまるで動物を閉じ込めておくような高い塀が設置されている。
・・・これは、いったい?
イーサンはこの町に閉じ込められたのか、何かの陰謀なのか、何かの実験なのか、「何か」とは何なのか?イーサンを取り巻く4人の女性。魅力的な彼女らは彼の味方なのか敵なのか。この辺りも見どころかと思われる。
本作放送中のFOXではこの作品を「脱出ミステリー」と紹介しているけれど、果たしてそんな単純なものなのかは、今のところ不明。・・というか最後まで脚本は仕上がっているのだろうか・・・
期待しています!シャラマンさん!
「ウェイワード・パインズ 出口のない街」スピンオフ「GONE」公式サイト
スピンオフのこちらのドラマは毎週少しずつWebで無料公開中
コメント
コメント一覧 (3件)
ウェイワード・パインズ 出口のない街
いったい、どうなってしまったのか・・・。 ここは、どこなのか・・・。 ここで、何が起こっているのか・・・。 今は、いつなのか・・・。 それは、真実なのか・・・。 これを、信じ…
こんばんは。私も昨夜早速見たのですが思ってた以上に食いつきやすい第1話でしたね。キャストでは個人的に大好きなカーラ・グギノにまず目が行ってしまいましたが(^◇^;)マット・ディロンとジュリエット・ルイスを連続ドラマで見たのは初めてかもしれませんし、豪華なムードはありました。
話の転がり方は予想が何パターンも立ちそうでぜんっぜん読めないですけど、なんとなく「トゥルーマン・ショー」の方向か或いは「LOST」や「ミッション8ミニッツ」のような脳内物語なのだろうか、みたいな想像をしています(時間の観念が違う説明がホントにタイムトラベルになってSF風味が増してくるとさらにこの先読めなくなりそうですね(ーー;))
とりあえず初回はアタリだったので次週を楽しみにしているところです。
しろくろShowさん こんばんはー
確かに食い付きやすい第1話でした^^ とにかく第2話を観たくなりますよね。
カーラ・グギノにジュリエット・ルイス、私はメリッサ・レオも好きで一人で大喜びしていました。彼女の看護師役はアメリカン・ホラー・ストーリーのジェシカ・ラングみたいで、これまた楽しみです!
これからどうなるかはさっぱり分からない第1話でしたが、仰る通りの雰囲気ではありましたね。「脳内」または「夢」的なものだとしたら、さぁ大変です。思わず脚本は最終まで仕上がっているのだろうか・・?とも心配してしまいました。
とにかく最後まで続けて欲しいです。中途半端なまま打ち切りにだけはならないで、と願うばかりです。