『パトリック 戦慄病棟』(2013) - Patrick –

郊外にある元修道院を使った不気味な病院・・・ いいね、いいねーって観始めたんだけど、またちょっと失敗したみたい(-.-)。主人公がオカルティックな病院と院長父娘なのか、看護師なのか、昏睡少年なのか分かりづらく、お話が分散してしまっている。オリジナルでは少年が主人公らしいけど…(これはリメイク)

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■ パトリック 戦慄病棟 - Patrick – ■
2013年/オーストラリア/96分
監督:マーク・ハートリー
脚本:ジャスティン・キング
製作:アントニー・I・ギネイン
製作総指揮:ジェフ・ハリソン 他
撮影:ゲイリー・リチャーズ
音楽:ピノ・ドナッジオ
 
出演:
チャールズ・ダンス(Dr.ロジェット)
レイチェル・グリフィス(婦長)
シャーニ・ビンソン(キャシー)
ペータ・サージェント
マーティン・クルーズ


解説:
78年にオーストラリアで製作されたカルト・ホラー「パトリック」を、同作を取り上げたドキュメンタリー「マッド・ムービーズ ~オーストラリア映画大暴走~」のマーク・ハートリー監督自らリメイク。〈シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2014〉にて本邦初上映。
(allcinema)
 
あらすじ:
長期昏睡患者のみを扱う郊外の不気味な病院に勤め始めた看護師キャシー。昏睡していることをいいことに、本人の了承無くやり過ぎの実験を行っている院長に反感を持ちながらも、少年患者パトリックの世話をし始める。そんなある日、パトリックには意識があり意思の疎通を行えるのではないかと感じ始め ―


2014年度のシッチェスはイマイチだなぁ・・・
「ゴシックな建物、昏睡少年、マッドサイエンティストな院長、秘密を暴く看護師女子」と舞台は雰囲気満点なのに、話があちこちに飛んだ上、少しずつ良いところをつまみ食いしたような出来のゴシック・ホラー・・・と思ったら、違いますやん。
秘密が暴かれるとそれはなんと、SFチックなサイキック・ホラーに。
 
この作品は1978年『パトリック』のリメイクで、78年版にはオカルトでゴシックな雰囲気は皆無なもよう icon-arrow-down 

 
78年版みたいな作りなら、昏睡している見開き“目”少年が絶対何かしでかすぞ、てな感じが伝わってくるが、2013年版である今作では夫(元夫?)から逃げてきた看護師(逃げてきた理由はよく分からん)を主人公にして、不気味で異常な病院が舞台に。
古風なナース制服や院長のマッドな所行から数十年前のお話かと思いきや、スマホが出てくる始末で、ようするに思い切り現代のお話なのだ。もうここでなんかヘンなの・・・と思ってしまったワ。

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で、この看護師キャシーが夫だか恋人のことだかでボヤッと考え事したり、こっちで紹介された精神科医なんかといとも簡単に懇ろになったりしつつも、昏睡少年パトリックが実は昏睡しているんじゃなくて動けないだけなんでは?と疑い出す。というのもこの少年が唯一動かせる唇を使って会話が出来たからなのだが。

院長にそう訴えるも、この少年の身体を使ってよからぬ実験をしている院長は意に介さず。院長の娘である婦長(だったか・・・)に訴えるも、いらんこと言うな、と逆に脅され、思い詰めたキャシーは妙な夢を見ながらもパトリックと唇交信を続ける。彼は唇だけではなくサイキック能力を手に入れ、近くにあるパソコンを使ったり、モノを動かしたり出来るようになっていた。
院長や婦長の前でも意思があることを証明してよ!とパトリックに言うキャシー。だがパトリックは「それは出来ない」ときっぱり。彼には大きな野望があったのだ。そ・れ・は ―
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ま、話はそんな感じで進んでいく。大体は想像通りに。
でも、この古風な出で立ちの看護師キャシーが私服のジーンズに着替えた途端、とても力強いランボー女子に豹変。ん?ランボー?・・え、ランボー?途中からランボーに変身?
思い出しましたよ。コレ  
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看護師さんが出てました。『サプライズ

ここからは、ほぼ『サプライズ』的展開でラストを迎えるが、ラストは『サプライズ』よりも“ヘっ?”となる。あ、違う、『サプライズ』のラストは途中よりも気に入ってたんだった。こっちは婦長さんの最期が終わった段階で“へっ、へっ、ヘっ?”の連続。
それでも、どんな作品でも一つくらいは良いところがあるものだ。今回はキャシーの同僚ナースがこの人だったこと。
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アイアン・スカイ』でもユニークな存在を遺憾なく発揮してましたよね。