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これ、日本のジャケ写に商業的な悪意(騙し技)を感じる・・・ 俗に言うレイプ・リベンジものとは雰囲気がなかり違っていて、もっとグロなオカルトで、大胆なバイオレンス・アクションもの。すごく楽しいけど基本は“グロ・ホラー”なのでお気をつけを

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■ サベージ・キラー - Savaged – ■
2013年/アメリカ/95分
監督・脚本・撮影:マイケル・S・オヘダ
 
出演:
アマンダ・エイドリアン(ゾーイ)
ロドニー・ローランド(トレイ)
マーク・アンソニー・サミュエル
ロニー・ジーン・ブレヴィンズ(ジェド)
ジョセフ・ランニングフォックス

解説:
極悪非道な田舎の悪党連中にレイプされ、生き埋めにされたヒロインが、超自然的な力を宿して復活し、人間離れした壮絶な復讐劇を展開するさまを、ハードな残酷描写満載に描くバイオレンス・ホラー。
(allcinema)
 
あらすじ:
アメリカ南西部の砂漠を一人で車を運転して縦断、婚約者が待つ街を目指していた聾唖者のゾーイ。一人のドライブを満喫していた彼女だったが、途中で地元の悪党がアメリカ先住民2人を殺しているのを目撃したことから、彼らに捕まり監禁されてしまう ―


 
Savaged-movie2013_23可愛いお嬢さんゾーイが南西部の荒くれ者団に酷い目にあわされる。
始まりこそ『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』だけど、あそこまで長く酷い描写は無い。代わりに挟まったのが、虫の息の状態で砂漠に埋められたゾーイをたまたま見つけた先住民の呪術医。彼はまだ息があるのなら、と復活の儀式を始めるが、ちょっとの差で間に合わず儀式の最中にゾーイは絶命。
それを知らずに続けられた儀式のお陰で、ゾーイは蘇った。ただし、単に蘇ったのでは無い。辺りに蠢いていたアパッチの大酋長でかつて白人に殺された“赤袖”マンガス・コロラダスの呪われた霊も一緒にゾーイの身体に蘇った。

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かくしてゾーイは自分を殺した荒くれ者団に、酋長赤袖もまた自分を殺した白人将軍の末裔である男に復讐するため、動き出す。荒くれ者団の兄弟たちが末裔だった事で2人の利害は一致したとも言える。
 
さてさて、ここからはぱっと見は可愛いお嬢さんのままのゾーイがスマホを弓矢に持ち替えて大暴れ。これがなかなか良く出来ていて、細身の彼女の大きな動きや咆哮、跳躍、弓を構える動作など、戦う姿はどれも力強くて美しいのだ。

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それは酋長の力でもあるのだが、時折ゾーイに戻り婚約者を思って哀しむシーンにはこちらの胸が痛む。ゾーイをこんな目にあわせた奴らはいかにもな馬鹿者団だが、ただの馬鹿者あり、悪知恵に長けている者あり、考える事も出来るナイフ使いあり、純粋らしい弟あり、でバラエティに富んでいる分、敵ながらに面白い。
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こんな奴らを一人ずつ血祭りに上げていくゾーイ酋長だったが、彼女の身体は既に死んでいるゾンビ状態であり、どんどんボロボロになっていく。そこにゾーイを探しに来た婚約者の青年も登場して、この戦いはますます困難なものになっていくが、、納得いくラストが待っている。
死人は死人なのだ。ゾーイよ、安らかに ―
そして馬鹿者どもは地獄でさまよえ
 

 

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • サベージ・キラー

    JUGEMテーマ:Horror

    「サベージ・キラー」
    原題:Savaged
    監督:マイケル・S・オヘダ
    2013年 アメリカ映画 95分 R15+
    キャスト:アマンダ・エイドリアン
         ロド…

  • 確かに!
    グロの大元である「傷口」描写が無かったです。さすが、ツッコミがお厳しい^^
    とにかく中心はゾーイなんですよね。彼女の傷口はたっぷり出てきて、そうそう!砂や石、枝を入れてテープでグルグル巻きするところは、なるほど~、と妙に感心してしまいました。
    B級的作品なんでしょうけど、何故か非常に悲しくもあり面白かった映画でした。

  • なかなかに楽しい映画だったのですが
    不満点もいくつか。
    「見せる」というのをあまりしていないなと
    腸をひっぱったり、弓矢をうったり、
    はたまたチェーンソーと格闘したりはありましたが、
    グロ描写の部分を「見せる」という演出になっていないのが気になりました
    ただ設定は面白いですよね、これ
    アパッチの大酋長・赤袖の魂も入り、生きたまま死人となったという…彼女が腕やらなにやらが折れて枝を中に入れてテープでぐるぐる巻きにするとことか良かったですし。
    ラストシーンも悲しくも美しいものがありました

  • サベージ・キラー

    【概略】
    結婚式を控えた聾唖の女性・ゾーイは旅の道中にギャングに拉致され、繰り返しレイプされてしまう。一夜明け、奇跡的に息を吹き返した彼女は、ギャングたちへの復讐を決意する。
    ホラー
     
     
     
    リベンジ・アクションには間違いない。けれど、これ「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」系の作品ではなかったです。つまり、単なるリベンジアクションではないの。そこに「ホラー」がつくんですよ。…

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