『モーガン・ブラザーズ』(2013) - 100 Bloody Acres –

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「ぼんくら」という言葉しか浮かばない登場人物の面々・・・。ぼんくらをいかに面白くホラーで見せるのかがキモな作品のはずなのに、ちょっと途中かったるい。おバカさ加減がしつこくて、お兄ちゃんの秘密もやり過ぎで引いちまった。シッチェスにしてはあんまりだったかなー

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■ モーガン・ブラザーズ - 100 Bloody Acres – ■
2013年/オーストラリア/90分
監督・脚本:コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ
製作:ジュリー・ライアン 他
製作総指揮:ジョナサン・ペイジ 他
撮影:ジョン・ブローリー
音楽:グレン・リチャーズ
 
出演:
デイモン・ヘリマン
アンガス・サンプソン
アナ・マクガハン
オリヴァー・アクランド
ジェイミー・クリスティアン
ジョン・ジャラット

解説:
2013年シッチェス映画祭ミッドナイトエクストリーム・グランプリ受賞の血まみれホラーコメディ。〈シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2014〉にて本邦初上映。
(公式サイト)
 
あらすじ:
オーストラリアの片田舎で肥料工場を経営するモーガン兄弟。肥料の効果が認められ売れに売れている彼らの特製肥料だったが、その材料が人間の死体であることを知ってしまった若者グループが大ピンチに ―


 
100_Bloody_Acres-movie2012_12-2強面のお兄ちゃんと、何でも兄ちゃん任せの弟というありがちな設定で始まり、始まり~。
事故で死んだ人の身体をその場から盗んで材料にしたオーガニック肥料が大当たり。どうしてこんなの作ろうと思ったのかは分からないけど作ってみたところ、植物に大事な肥料の一つ“カリウム”の配合具合が人体は素晴らしかったとのことらしい..。
 
そんなのんびりしたある日、たまたまこの町を通りがかり、たまたま車が故障した若者3人組。そこにぼんやりした弟の運転するトラックが通りがかり乗せてもらうことになった。だが途中で荷物に隠して積んであった死体に気が付き、兄弟の肥料工場に拉致監禁された上、肥料の材料にされそうになり危機一髪というお話。
 
100_Bloody_Acres-movie2012_13それがねー。こういうお話では誰か一人は可愛いヤツ(もしくは娘)がいて頑張れって応援したり、やっちまえってけしかけたりするもんなんだけど、誰もいないんですよ、この作品には…。モーガン兄は取っつきにくいし、弟はまだましなんだけど、いかんせん兄より親父臭い見た目。若者のうち女子はまだましなのだけど、これまたぼんくらの男2人がどうにもおバカすぎて、はっきり言ってどうなろうが知ったこっちゃない状態。
 
100_Bloody_Acres-movie2012_16それでも話は続いていくんです。
男2人に二股かけてる女子がどうとか、弟をたぶらかして助かろうとする女子とか、兄ちゃんの言いなりはもうイヤだ、とか。そんな合間にはガラガラガラーって削られていく人体や、スパッと切り落とされる指なんかのグロ描写が入るも、この作品全体を覆うのんびりしたボンクラ空気によって緊張感は皆無。今にも殺されそうな若者にも緊張感は無い様子。
 
それでも何とかここまで田舎のぼんくらさんに付き合ってきたんだけど、ラスト近く、とんでもないことが目の前に繰り広げられる。ちょっとコレはどうなの、と・・・ さすがにこのユーモアには着いていけずに置いてけぼりに。弟も同じ気持ちだったみたいだけどね…。
ということで、なんか全体的にはオーストラリアのユーモアは理解できない、と感じてしまったホラー・コメディでした。よければどうぞ(ナゲヤリ)