『青鬼』(2014/映画)

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「青鬼」って?民間伝承の類いの“日本昔話”みたいなお話かと思ったら、なんと元はゲームなんですね。人喰い鬼がうろうろする洋館脱出ゲーム。映画の内容も基本的にはコレで、同級生が次々食われていく中、杏奈ちゃんが必死に脱出を試みますよ。なんでかさっきからこの唄が “白山羊さんたらお手紙食べた~”

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■ 青鬼 ■
2014年/日本/70分
監督:小林大介
脚本:小鶴
原作:noprops
製作総指揮:吉田尚剛
撮影:南秋寿
音楽:きだしゅんすけ
主題歌:「蒼いクレスト」 山田奈都美
 
出演:
入山杏奈(杏奈)
須賀健太(シュン)
陳内 将(卓郎)
聖也(ヒロシ)
古畑星夏(美香)
尾関 陸(タケシ)

解説:
noprops制作の同名ヒット・ホラー・ゲームをAKB48の入山杏奈主演で実写映画化。共演は「釣りキチ三平」の須賀健太。監督は本作がデビューの小林大介。
(allcinema)
 
あらすじ:
同級生に虐められているシュン。ある日、成り行きで虐めメグループと廃屋になっている洋館に足を踏み入れるが、シュンを心配してこっそり付いて来た杏奈もろとも建物に閉じ込められてしまう。やがて正体の分からない不気味な気配を感じた彼らは脱出ルートを探し、必死に逃げ惑うが ―


【ペラペラとネタバレしてるかもしれません】
 
まさかこんな化け物が出てくるとは知らずに観ていたので、すごく楽しめた。虐めグループのリーダーもすごくイヤなヤツ感が(自然に)出てて、最高。最後にどうなろうと誰も同情しないよねぇ、あれじゃ。
 
青鬼_21-2オチは結構早めに分かる。
だって、あんなイヤなヤツが隣に虐めるターゲットがいながら、自分で面倒くさい荷物を運ぶはずが無い。ガ~ラ、ガ~ラってね。
で、今回、この荷物を処分するためにイヤなヤツ卓郎君が部下の者なんかをゾロゾロ連れて訪れたのが、舞台となる廃屋。洋館って事になっているけど、家なのか、会社の建物なのか、よく分からない、昭和のバブルよりも前に建てられたような妙ちきりんな建物。増築が重ねられたらしく内部は迷路のようになっていて、あちこちある階段、うねうね続く廊下に、地下室、隠し扉が満載。ここはどうやら金持ち君でもある卓郎君の家が持っている場所らしい。
 
青鬼_20何よ、お前達コワイの~?なんて言う卓郎君。じゃあ、お前が一人で行けよって思うんだけど、それじゃあお話にならない。卓郎君以下、部下2人とたまたま近所に居合わせた1人の子、虐め対象のシュン君、シュン君を心配してこっそり付いて来た杏奈ちゃんが建物に入った途端、玄関ドアが閉ってしまった。
 
窓はあったとしても打ち付けられている物が多くて、中は暗い。その上、どこからともなく妙な音が聞こえ、何者かが動く影が・・・!
ここでようやく“青鬼か!”と気が付いた管理人 。こんなゲームだったんですねー。
青鬼_23ちょっとずつ姿を現した青鬼さん。ぅおー、こんなに顔が大きいんじゃ、全体はさぞかしデカイのだろう、と思っていたら、なんと三頭身ときた。
でも油断は禁物。体型は幼児体型ながら、顔はコワイ鬼そのもので歯はジョーズ並み。顔が大きいのは大口開けて人を丸かじりするためなのかも。その上、こっそり扉の陰から覗いていたかと思えば、人の声音の物真似をしたり、頭の重さをものともせずに動きが速い。まさに廃屋に住むジョーズそのもの。
 
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そして彼が通った後、どうなるかと言えば・・・
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さて、このただ事では無い状況の中、シュン君が大事な事に思い当たる。シュン君の趣味はゲームのプログラミングなのだが、この建物、このシチュエーション・・・。全てが彼の作った脱出ゲームそのものだったのだ。そこで巧妙に仕掛けられた脱出するためのロジックを解いていく。
果たして彼らは無事に脱出出来るのだろうか!?既に2人やられているゾ!
 

  

 
青鬼_22よくあるシチュエーション・スリラーに比べても面白く出来ていた。
脱出ゲームに絡められる話もうまく出来ていたし、この狭いようで広い建物の中を走って逃げる杏奈ちゃんの息づかいを聞いていたら、こっちまで苦しくなってくる。70分という短さも無駄が無い(唯一、いらんやろと思ったのはヒロシ君の虫話1分くらい)。
何より青鬼がよく出来てる。不条理な話ではあるんだけれど、スカッとする部分もあったり。
最初にオチは分かりやすい、と書いたけど、オチは2段階になっていて、、、これ以上、書くとホントにバレちゃうからこのくらいで。