『ホラー・ストーリーズ 2』(2013) - Horror Stories II –

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1作目も面白かったけど、2作目になって全体的にスケールアップ。だけど、アジアホラー独特のどろっとした怨霊、幽霊系はなりを潜め、派手に、ハリウッドっぽい作りになったと思う。特に最後の「脱出」と全体を閉めるラストは。
ネタバレしているおそれあり

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■ ホラー・ストーリーズ 2 - Horror Stories II – ■
2013年/韓国/95分
監督:ミン・ギュドン 他
 
出演:
パク・ソンウン
イ・セヨン
ソンジュン
イ・スヒョク
ペク・ジニ
キム・スルギ
チョン・インスン
コ・ギョンピョ
キム・ジウォン
イム・ウォニ
キム・イェウォン

解説:
オムニバスホラー『ホラー・ストーリーズ』の続編。
(TSUTAYA)
 
あらすじ:
保険会社に勤める透視能力を持つセヨン。彼女は上司に指示されて、過去の保険金支払い済み案件の資料に目を通し始めるが、資料に手を触れた途端、案件に纏わる事件が見え始める ―


Horror_Stories2_41前作と同様、女性が中心になって語られていく怪談群。今回は3作。女性は霊能力がある設定で、勤める保険会社でその能力を発揮するが、その取っ掛かりが霊能力で保険金詐欺を探し出せ、という上司の指示というのがちと面白い。アレなんですね、保険金の支払いが終了した後でも嘘がバレれば返還しなくちゃいけないんですね。
それよりも、この女性セヨンの唇ピアスが気になって仕方なかった。まるで『ドラゴン・タトゥーの女』のリスベットみたいで(もちろんノオミ・ラパスバージョン)。
 

#1 絶壁
Horror_Stories2_13株の売買で生活しているある青年が友人を誘って山登りへ出かける。見晴らしのいい場所で崖を背に写真を撮影しようとした2人だったが、足下が崩れて崖下の岩棚に落下。命は助かったものの、食糧が無い上、上がることも降りることも出来ないまま数日が経つが ―

これは幽霊、復讐もの。岩棚で1本のチョコバーを巡っての争いや、元より2人に存在する株絡み、金絡みの関係が後々まで追ってくる。筋は読めるものの、なかなか面白怖いサスペンス・ホラー。一つ文句があるとすれば、なんでチョコバーを探すのが夜なんですか。明るい昼間に探せよ、と。
・・それとこれは誰が保険金請求したのかな…
 
 

#2 事故
Horror_Stories2_22車で小旅行に出かけた仲良し3人組女子。だが山中で事故を起こし、怪我を負いながらも助けを求めて夜の山を歩き回ることに。不気味な人影に追われながらも、ようやく山小屋のようなものを見つけるが ―

これは残念ながら分かりやすい・ あーなんだろーなー、って観てたら、やっぱりあーなった。ヒントを出すまでも無いけどマイナーなところでリーカー 地獄のモーテル(一応小さくね)
 
 

#3 脱出
Horror_Stories2_33オトボケ新任教師ビョンシンは初日早々、生徒の前で赤っ恥をかき、憂さ晴らしに黒魔術女子タニに教えてもらった呪文を唱えてしまう。だがその呪文は本物で、自身が地獄に閉じ込められる羽目に。何とか逃げ出せるようタニと携帯で連絡を取りながら、言われるままに呪いを解く儀式を行うが ―

これは、教師ビョンシンとゴスロリ女子タニがすごくいい。タニの仲間も面白い(今回思い出したのは『トランスフォーマー』)。すごく楽しいノリなんだけど、、、ちょっと付いていく事が無理なほど下品的でやり過ぎコメディな面が。それが無ければよかったのになー。それと地獄はあんまり怖くなかった。
 
 
以上3つの保険金案件に続いて、壮大で非常にハリウッド的(これで思い出したのは『ゴースト/ニューヨークの幻』)なラストが待っている。全体的にスケールアップしたと思ったけど、よくよく考えてみると1作目は屋内や車内、機内という狭い舞台の中で起きる心理サスペンス的なホラー作品群だったからだ。今回は山や地獄という広い場所が舞台で(地獄は違うけど)、緊迫感を伴った開放感があった。だからアップしたと思ったのでした。