『ホラー・ストーリーズ』(2012) - Horror Stories –

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殺人鬼に監禁された女子学生が話す4つの物語を収めたオムニバス・ホラー。『V/H/S』シリーズみたいな感じ。ですが、さすがアジアン・ホラー。どの話もネットリと、恨みだったり持って生まれた資質だったりイヤな感じですよー。WOWOW放送で観たけれどDVDにはまだなってない。8月予定みたいです。
 

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■ホラー・ストーリーズ - Horror Stories -■
2012年/韓国/109分
監督・脚本:ミン・ギュドン 他
製作:ミン・ジンス
撮影:キム・テギョン 他

出演:
キム・ジウォン(女子学生)
ペ・スビン(ミン会長/秘密のレシピ)
チェ・ユヤン(ソジョン/恐怖のフライト)
ジン・テヒョン(殺人鬼/恐怖のフライト)


解説:
スラッシャーもの、航空パニックもの、ゾンビものなどバラティーに富む4つの恐怖物語が、殺人鬼に監禁された女子学生によって語られるという凝った構成もユニーク。4編+ブリッジ的シークエンスを韓国の気鋭6人、実写映画版「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」のミン・ギュドンらが監督。見せ場を詰め込み過ぎた感じまでが楽しい、韓国映画らしいエネルギッシュな一編。WOWOWの放送が日本初公開。
(WOWOW)
 
あらすじ:
見知らぬ部屋で目覚めたある女子学生はケーブルで拘束されていることに気が付く。そこに現れた監禁犯の男は、自分が眠りに付くために怖い話を聞かせてくれと言い出し、命を守るため女子学生はポツリポツリと話し出すが ―



V/H/S』形式でさくさく行きまーす。
 
#0 ベースストーリー
horror_stories_53こんな感じで目が覚めちゃった可哀想な女子学生。
今にも殺されそうな恐怖で一杯だったが、男が奇妙な事を言い出した。「俺は不眠症なんだ。けれど怖い話を聞かせてくれたら眠ることが出来る。さぁ、話してくれ。」
ヘンな話だけれど、この男は元々まともじゃないから仕方ない。女子学生は助かりたい一心で、怖ーい物語を話し始める。
 
 
#1 太陽と月 夜2人で留守番をしていたお姉ちゃんと弟の恐怖体験
horror_stories_12あらすじ:母親の仕事が遅くなり2人で留守番をしている姉弟。途中で母親から電話が入り、「宅配で荷物が届くけど、玄関ドアは開けないままドアの外に置いてもらって、宅配人が帰ったのを確認してから中に入れて」と指示される。母親の言うとおり荷物が届き、指示通りに動いたお姉ちゃん。けれど玄関の鍵をかけ忘れた。お姉ちゃんはそれに気が付いたものの、時既に遅し。ドアの隙間からは不気味な男が覗き込んでおり、そのまま家の中に侵入してきた―
話はこれだけの単純なものではなくて、2人が通う英会話教室の奇妙な先生で始まり、母親の帰りが遅くなっている理由なんかも絡まってくる。2人を襲う気持ち悪い素性の知れない男と幽霊の恐怖がミックスされていて、いきなり出てくるビックリ音響系(素直に何度もビクついた)。サブタイトルの「太陽と月」は2人の名前であり、作品内で歌われる奇妙な「赤ずきんちゃん」の歌にも出てくる。

 
#2 恐怖のフライト 連続殺人鬼を移送する飛行機内での怖ーい出来事
horror_stories_21あらすじ:あるフライトで移送されていた連続殺人鬼の男。タクシーを装って乗せた客を殺していたこの男は、移送担当の刑事を殺して手錠を外し暴れ始める。一般の乗客は元から乗っていなかったが、パイロットやCAにまでその手は迫り―
密室で、しかも空の上。でもそれだけじゃ怖くない。ここに足される幽霊成分。実はこの男、つい最近、偽タクシーに乗せたCAを殺していたんですねー。恨めしそうに何度も出てくるよー

 
#3 秘密のレシピ 玉の輿結婚だったはずが、エライ目に遭った欲深女のお話
horror_stories_33あらすじ:富豪の男性と結婚が決まったある娘。幸せな毎日を過ごしていたが、それを妬んだ継母とその娘である義理の妹が横やりを入れ、花嫁の座を乗っ取られてしまった。妹は無事に内々で式を挙げて富豪の大邸宅へと。だがそこで待っていたものは―
秘密のレシピを持っている大富豪男のサイコなお話に、継母と義理の妹に分かりにくく虐められるシンデレラ娘を味付け。話として結構面白い。属性はナイフで血が飛ぶスラッシャー系。サクサクいきますわよ。

 
#4 救急車 事故で怪我した娘を乗せて走る救急車。周りにはゾンビが一杯
horror_stories_41あらすじ:死体が蘇り人を襲う感染症が発生している、ある都市。逃げる途中で事故を起こし救急車に乗った母親は大怪我した娘を助けるために、避難所にもなっている病院へ向かう。だが娘の腕に噛み傷を見つけた医者は2人を車から降ろそうと、拳銃を取り出し降りろと脅すが―
この少女はゾンビに噛まれたのか?試験薬で調べるもはっきりしない。医師は銃を振り回し、母親は病院へ連れて行ってくれ、と泣き叫び、医師に「あなたは間違っている!」と断固引かない看護師の女性。救急車内での緊迫した状態と外でウヨウヨ走り回っている感染者たち。運転手を合わせた大人4人のやり取りが、疾走感と共にサスペンス性をも高めるゾンビもの。主役はあくまでこの4人。面白かった。

 


以上、4つの恐怖夜話。途中で#0の2人のやり取りが挟まって、男と女子学生の関係が徐々に変わっていく様子が描写される。この2人の結末もきちんと付けられるが、この監禁部屋の隣の部屋がちら~りと映り、そこに置かれている各種の物が4つの話と関連しているとか、いないとか・・・
 
この作品は2014年8月2日にDVD販売予定。レンタルも同時期かな?
 
続編レビューはこちら 『ホラー・ストーリーズ 2』(2013)
 
 
 

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