『ウェア -破滅-』(2013) - Wer –

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最近、ぶつくさ文句の感想が多かったから、初めてホラーを観るドキドキの新人さんの気持ちで取り組んでみた するとどうです?あの【TSUTAYAだけ】レンタル作品だというのに、面白いじゃないですかっ、コレ。やっぱりいいですよねぇ。初心に戻るとか、心を綺麗にする、とかいうのは。折角だから楽しみたいですものねー(レンタル代分ぐらいは
 

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■ウェア -破滅- - Wer -■
2013年/アメリカ/92分
監督:ウィリアム・ブレント・ベル
脚本:ウィリアム・ブレント・ベル 他
製作:マシュー・ピーターマン 他
撮影:アレハンドロ・マルティネス
音楽:ブレット・デター

出演:
A・J・クック(ケイト・ムーア)

ブライアン・スコット・オコナー(タラン・グウィネック)
サイモン・クォーターマン(ギャビン)
ビク・サハイ(エリック)
セバスチャン・ロッシェ(ピストーム警視)

解説:
「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」のプロデューサー、スティーブン・シュナイダーが製作、低予算ホラー「デビル・インサイド」のウィリアム・ブレント・ベル監督がメガホンをとり、遺伝子の問題によって狂態におよぶ大男をめぐる恐怖と、事件に隠された悲しい事実を描いたホラー。(映画.com)
 
あらすじ:
フランス旅行中のアメリカ人一家が惨殺され、当初は動物のせいかと思われたものの警察が容疑者として逮捕したのは近くに住む大男タランだった。そのタランについた弁護士ケイトは彼の持つ遺伝的な種々の病気では、この犯行は不可能であるとの見解を元に科学的検査を行うが ―


パリ郊外の森を楽しく散策するアメリカ人一家。きゃははーとか言いながら母親が夫と子供のビデオを撮っていると、最初に飼い犬の悲鳴が。次はなんだ?と様子を見ようとした父親がいきなり木立に引きずり込まれる。異変に気付いた母親は息子と逃げようとするが、息子は捕まり八つ裂きにされ食われ、母親は重体の状態で見つかった。全ては母親のビデオに―
 
Wer_18そうなんですよ。今流行のPOV式というか、結構全体がドキュメンタリーぽく撮られている映画なので、画面が揺れます。それも個人のビデオだったり、テレビ局のカメラだったり、設置されている監視カメラだったりするから揺れ方も画面構成も色々で、なかなか慣れない。(でも文句は言わないモン)
 
遺体の状態から当初は大型の動物に襲われたと思われた。しかし警察が逮捕してきたのは森に住むタラン・グウィネックという大男。どうみても人間の力では付かないような傷跡なのに、ということで人権問題に明るいケイト・ムーアが弁護に名乗りを上げ、同僚の弁護士と元彼の動物学者とともにタランに初面会。
どんな大男が姿を現すのか、と一行と観ている者はドキドキに。
 
Wer_14警官に連れられて面会室に現れた彼、タランは終始俯き加減で顔が見えない。だが手錠をされている手はケイトの倍はある。そして顔やちらりと覗く腕などに体毛がふさふさと。
一言も発さず、終始無言の彼だったが、ケイトが警官を面会室から追い出すと、ぽつりぽつりとケイトの問いかけに答え始めた。その話ぶりには精神の不安定さも凶暴さも伺えず、ただ、今の状態に不安を感じているだけだと思ったケイトは彼が無罪だと確信。
彼の母親の話では、事件のあった日は体調が悪くずっと家にいたとのこと。彼には身体が大きいことによる骨の脆さや関節痛、筋力低下等々の持病があることから、怪力を使っての人惨殺は行えないと判断。それらを証明するために彼の身体を科学的に調査することを決めたケイト。
 
Wer_12そうなんですよ。
母親を心配したり、ケイトに「助けて」と漏らす彼は普通に良い人に見える。ただの多毛症で巨人症なのだと。母親の話では一族の男に症状が出ることが多く、遺伝的なものだとも言っていた。その上、グウィネック家の所有する土地を市が欲しがっていることや、タラン父親の事故死にも怪しいところがあったりして、ケイトと一緒にタランを応援したくなる。
なのに―
 
 
ここからは観てのお楽しみだけど、大きく話は展開。絵的にも動き的にも小品にしては良く出来ていて、最後の流れも割と好き(元々、コレ系の話が好きなこともあるけども)。彼の鋭い動きに目が離せなくなるし、美女を守るための決闘とか羨ましい
ただ、最後のインタビューがちょっと分かりませんでしたよ。惨殺事件は続いているようだったけど、彼は彼のせいにしてうまく隠している、ということなのかな。きっと、そうだね。

それとこの作品と下の2作は兄弟作品らしいよ。