『レッド・ドーン』(2012) - Red Dawn –

entry-image_348
「北朝鮮、アメリカ全土占領」あららー、大変だー、ということで観てみたんだけど、あまり大変さが伝わってこなかった 愛する家族、恋人、故郷が前面に出すぎていて、肝心のアクションは中途半端。一応、存在する国を敵としているためなのか、非道さも怒り具合も中途半端。作る意味はあったのか・・・
 

Red_Dawn_02
■レッド・ドーン – Red Dawn -■
2012年/アメリカ/96分
監督:ダン・ブラッドリー
脚本:カール・エルスワース 他
原案:ケヴィン・レイノルズ
原作:ケヴィン・レイノルズ 他
製作:ボー・フリン 他
撮影:ミッチェル・アムンドセン
音楽:ラミン・ジャヴァディ

出演:
クリス・ヘムズワース(ジェド)

ジョシュ・ペック(マット)
ジョシュ・ハッチャーソン(ロバート)
エイドリアンヌ・パリッキ(トニ)
イザベル・ルーカス(エリカ)
コナー・クルーズ(ダリル)
ブレット・カレン(ジェド父)
マイケル・ビーチ(ジェンキンス市長)
ウィル・ユン・リー(チョウ指揮官)

解説:
米ソ冷戦時代を背景に描かれたジョン・ミリアス監督の84年作品「若き勇者たち」を、「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワースはじめフレッシュな若手キャストの共演でリメイクした戦争サバイバル・アクション。突然、北朝鮮に占領された祖国を取り戻すため、戸惑いながらも銃を手に取り、レジスタンスとして立ち上がる若者たちの愛と勇気をアクションと青春模様を織り交ぜ描き出す。監督は「ジェイソン・ボーン」シリーズや「007/慰めの報酬」などの第二班監督を務め、これが初メガフォンのダン・ブラッドリー。 (allcinema)
 
あらすじ:
休暇で父と弟の暮らす故郷シアトルに戻った海兵隊員ジェド。だが翌朝、街は北朝鮮軍に侵攻され見る間に占領されてしまう。命からがら父の持つ山小屋に弟や仲間と逃げ込み隠れたジェドらは、ゲリラ戦で徹底抗戦することを誓うが ―


Red_Dawn_28アメリカで停電はそんなに珍しくないんだね。
コンピュータ制御されているインフラ、航空、軍、その他諸々がサイバー攻撃されて、あっという間に北朝鮮軍が米国本土上陸、占領(上陸方法は昔ながらのアナログ。人は生ものだから)。
バックに他の大国が付いているのも想定内。
映画だからこの設定はよいとしよう。現役海兵隊員を含む若者が森に逃げ込んでレジスタンスを組織するのも分かる気がする。けれど、このあたりから本作は「映画」というより安物ドラマみたいな作りになっていく。
 
Red_Dawn_26高校生くらいの子が銃の扱いに慣れ、ゲリラ訓練を習得するのは難しくないとは思うけど、効果が出るのが早すぎる。街に出て爆弾を仕掛けたりの陽動作戦も簡単すぎる。だって相手は軍として街に駐留している組織ですよ?ほとんど目の前で、ちょろちょろしてるのに気が付かない?・・と、思ったら気付かれていたりもしてたけど。
とにかく展開が早すぎて何がなんやら 国を奪われたアメリカ人に同情する暇も無い。
そこに親子間や兄弟間の軋轢、恋愛要素を中途半端に入れるものだから余計に時間が足りなくなる(勝手な動きをした人のせいで恋人が死んだとすれば、私なら絶対すぐには許せないね)。
それにあんな小さな箱でアメリカが取り戻せるっていうのもナンだかなー。第一そんな大事なモンなら金庫にしまっとけって言うの・・・ですわよオホホ
 
Red_Dawn_29小さなゲリラ部隊があちらこちらで攻撃を始め、次第に大きく集まる所をもっと見せてもよかったと思う。結局、ラストはこうなっていくのだろうなーというだけで、はっきりとどうなったのかは分からない。まぁ、ロシアと北朝鮮相手に結論をはっきり見せるわけにはいかないんだろうけど、だから余計に消化不良で
今のこの時期にDVDリリースというのも良かったんだか、悪かったんだか。こういうのは「宇宙人」にしといた方が無難ですナ。
 
1984年製作オリジナル『若き勇者たち』の敵はソ連、キューバ、ニカラグアの共産圏連合軍。冷戦時代のこっちはリアルで、敵を悪者として描くにはもってこいの時代。コテンパンにやっつけたのかなー