『デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森』(2012) - The Barrens –

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森に棲む恐ろしいモンスターに少女が追いかけ回されるお話かと思ったら、、違いましたよー。確かに少女は逃げ回るが、ホントの主役はお父さんリチャード。リチャードの見る夢か妄想のような不気味な影が、これでもかと観る者に襲いかかる―(ちょっとしつこいくらい)。このモンスターの正体も知らなかったなー、こんなお話があったなんて
 

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■デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森 – The Barrens -■
2012年/アメリカ/94分
監督:ダーレン・リン・バウズマン
脚本:ダーレン・リン・バウズマン
製作:リチャード・サパースタイン 他
撮影:ジョセフ・ホワイト
音楽:ボビー・ジョンストン

出演:
スティーヴン・モイヤー
ミア・カーシュナー
エリック・ヌードセン
アリー・マクドナルド
ピーター・ダクーニャ
アシーナ・カーカニス
ショーン・アシュモア

解説:
「ソウ」シリーズのダーレン・リン・バウズマン監督が描くクリーチャーホラー。主演は「顔のないスパイ」のスティーブン・モイヤー。
 
あらすじ:
思春期の娘との関係に悩む父リチャードは、家族の絆を取り戻すべく、ニュージャージーの森へキャンプに訪れる。ところがそこは、伝説の悪魔ジャージー・デビルが潜むと言われる忌まわしい森だった。次々と起こる奇妙な現象に怯える家族の前で、リチャードは突然、何かに取り憑かれたかのように豹変し ―
(映画.com)


The Barrens_18父親が幼い頃に自分の父親とよく訪れたというパインウッド国立公園。鬱蒼とした森が広がるそこは、現在ではキャンプ場がある場所もあり、キャンプを楽しむ人で賑わっている。
妻の死後、再婚した父親は前妻との娘と新しい妻がうまくいっていないこともあり、幼い長男も連れて一家4人でこのキャンプ場を訪れた。だが昔と違って人が多く、思っていた場所とは違うものになっていた。
 
The Barrens_13このあたりパインバレンズには「ジャージー・デビル」の伝説が残っている場所。そんな場所にも関わらず、人を避けてさらに奥へと入った一家。だが、キャンプをする場を決めた頃には、元々体調の悪かった父親の状態がさらに悪くなり凶暴化。数日前に飼い犬に噛まれた事が原因での狂犬病かとも思われたが携帯は繋がらない。
そうするうちに、父親は怪物が襲ってくると妄想を言い始め―

 

  

 
The Barrens_14女の子が森を逃げ回り、その恐怖の表情を延々と見せつけられると思っていたけど、見せつけられたのは父親の苦悩顔の数々.. 
幼い頃にこの森で経験した恐怖体験。いきなり凶暴になった飼い犬に噛まれての狂犬病疑惑。時々影を表す何かの生き物。これらの現実か妄想か分からない事への父親の恐怖。家族の絆を強める、とかで一家でここに来たというのに、この父親はソレが生息すると分かっていて家族を連れてきた。その上、元々体調が悪いとは、どうやって家族を守るつもりだったのか。自分の記憶との戦いにここに来たのにすぎなくて、ちょっとこの父親には共感できない。
反対に妻と娘は協力してこの事態から抜け出そうとする。小さい息子も怯えながらも頑張った。
 
ところで、今回の影の主役ジャージー・デビルには言い伝えがある。ネッシーとかチュッパカブラみたいな目撃情報だけがあるものかと思っていたから、このお話が一番興味深かった。

ジャージー・デビル
Jersey_Devil米国ニュージャージー州一帯で古くから報告されているUMA。リーズ・ポイントの悪魔またはリーズ家の悪魔とも呼ばれる。
体長1 – 1.8mほど、馬、羊または鹿に似た顔で、真っ赤な目を持つ。胴体は黒っぽい毛で覆われており、背中にはコウモリを思わせる翼が生えており、空を飛ぶ。尻には細長い尾がある。路上や建物の屋根に馬のひづめのような足跡を残す。
 
伝説によれば、1735年、同州南部のパインバレンズ(松類荒原)に住んでいたリーズ家の母親が13番目の子を出産する際に大変な難産であったため、「こんなに苦しませる子なら悪魔が生まれてくればいい」と冗談で言った所、 ようやく生まれた13番目の子供は母親の腕の中で、突如怪物へと変身し、そのまま天井を突き破り飛び去ったという。
これ以外にも、多くの異説が存在する。この「リーズ家の母親」はジャネット・リーズという実在の人物で、少なくとも12人の子供がいた記録が残っている。
(Wiki:ジャージー・デビル)

 
でも、アレですよね。こういったホラーで逃げ惑い、生き残るのはほとんど女の子と決まっているけれど、ちゃんと理由があるんだなー。無精髭のおじさんだと見苦しいったら
The Barrens_11あ、そうだ。冒頭、取りあえず、いきなりやられるカップルにこんな人達が。なんか得した気分。