『サイレント・ウェイ』(2012) - El callejón –

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深夜のコインランドリーを舞台にしたシチュエーション・スリラー。たまたま立ち寄ったとっても可愛らしいローサがエライ目に遭う話だが、最後10分で急展開!決して事前情報を入れないで観て下さいよー。

El callejón_2012 
■サイレント・ウェイ - El callejón -■
2012年/スペイン・コロンビア/77分
監督:アントニオ・トラショラス
脚本:アントニオ・トラショラス
製作:M・A・ファウラ 他
撮影:ハビエル・サルモネス
音楽:アルフォンス・コンデ
出演:
アナ・デ・アルマス(ローサ)

ディエゴ・カダビド(ガブリエル)
レオノール・バレラ(母親)
ネストール・アルフォンソ・オルティス(大男)
ジェフ・ガム(ミッチ)

解説:
「ソウ」シリーズの成功などにより、今やすっかりホラー映画の人気定番サブジャンルとなったシチュエーションスリラー。本作は深夜のコインランドリーという限定された空間を舞台に、ちまたを騒がす連続殺人犯と運悪く遭遇した美女の恐怖を息詰まるタッチで描写。彼女をさらに待ち受ける終盤の怒涛の展開も見逃せない。ギレルモ・デル・トロ監督の「デビルズ・バックボーン」の共同脚本で注目を浴びたA・トラショラスの待望の長編監督デビュー作で、かれんな魅力を放つ主演女優は、「灼熱の肌」のA・デ・アルマス。
 (WOWOW)
 
あらすじ:
モデルを夢見てオーディションを受けつつ、ホテルで働くローサ。ある夜、仕事帰りに立ち寄った深夜のコインランドリーで、感じのいいハンサムな青年ガブリエルと知り合うが-

英題:Blind Alley /袋小路


El callejón_25オープニングは、オーディションで踊るローサのダンスシーン。ぇっと、何か違うものを付けちゃったかな、ってくらい長く映し出される。うん十年前に流行ったような曲とミニスカートで踊るローサ。まるで有名なモデルのように、夢の中で踊るローサ。しかし、この後は現実が待っている。ホテルの清掃の仕事だ。
彼女はキューバからスペインへ姉と移住してきた、とても綺麗でチャーミングな娘だ。そんな彼女にようやくオーディションに受かり、次のテストを受けることが出来るとの連絡が。明日のテストのために、衣装を洗濯する必要があった。自宅の洗濯機が壊れたと姉から聞いたため、深夜、仕事帰りにコインランドリーに立ち寄ったのだ。そこは姉と住むアパートから目と鼻の先にあるものの、暗い路地の突き当たりにあって、まだ若いローサには不気味だった。
折しも、最近、若い女性の惨殺事件が、日々ニュースを賑わしている。犯人は捕まっていなかった。
 
El callejón_30ビクビクしているところに大男がコインを盗みに入ってくる。前に立ちはだかれて叫びそうになった、ちょうどその時、やって来たのがハンサムな青年ガブリエル。大男は去って行き、彼と言葉を交わし始める。が、彼がトイレに行った時に見つけてしまったもの。それは血だらけの女性の服を洗っている、彼の洗濯機だった―
 
 
ここから、彼の素性がバレてローサの恐怖の夜が始まる。
ローサが感じたとおり、彼は連続殺人鬼だった。さっきまでは優しげな青年だったのに、殺人鬼であることを隠そうともせず、ローサを睨み付ける。携帯は壊れてしまい誰にも連絡できない。
ここからは2人の攻防が延々と続くものだから、ちょっと退屈になるけれど、コインランドリーの前を女性が通りがかり、これで助かると思いきや・・・・ まさかの展開に

El callejón_24目が覚めましたよ。まさか、こう来るとは
確かにねー、ガブリエルは母親とずっと旅ばかりしてきたって言ってたわー。でもこの作品の主人公はあくまでもローサ、主題は「ローサの恐怖」であって、ガブリエルじゃない。だから彼にはあまり重きを置いてない。最終、彼はバカな行動を取るけれど、それは絶望したんだろーなー、大事なものを失って。アイデンティティーの消失ですね。
そしてラストは主題通り、「ローサの恐怖」で締めくくられる。
 
 
先日からWOWOWで始まった「シチュエーション・スリラー特集」。
これが1本目。次の『エレベーター』は結構、グロいらしい。楽しみ楽しみ。
あ、本作のネタバレキーワードは↓のタグ一覧に入ってますから、お気を付けを。