じっくり考える系作品
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『グレイン』 (2017) ~ 遺伝子の辿り着く先に
近未来の地球。選ばれた者だけが暮らす磁気壁の中で、作物が育たない現象が続く。種子遺伝学者は人類存続の突破口として、 磁気壁の外へとある研究者を探しに出かけるが... -
「ブラック・ナーシサス」 (TV/2021) ~ 黒水仙の意味は
5人の修道女の着ている修道服が白の綿で清廉な感じがいかにも水仙の花のよう。タイトルの「ブラック・ナーシサス(黒水仙)」から水仙の花に黒ってあったっけ?と考えて... -
『サイン』 (2002) – Signs –
M・ナイト・シャマラン監督作品の中で一番のお気に入り『サイン』がとうとうこのブログに...。この作品はスリラー味たっぷりのSFホラーなんだけど、ラストは何度観ても... -
『砕け散るところを見せてあげる』 (2021)
ある男子高校生が虐められていた1年の女子高生に声をかけたことから始まる新しい日々。だがそれは本当の現実を隠し持つ女子高生、玻璃(はり)の夢の一片に過ぎなかった... -
『はるヲうるひと』(2019) ~ 人には差なんてないんだ
真面目に怖い佐藤二朗氏を始めて見た気がする… 面白い佐藤氏や真面目だったり不真面目だったりワルだったりの山田孝之氏はもう十分見たから選んだ作品ではあるんだけれ... -
『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021) ~忘却の彼方へ
久しぶりに劇場に足を運ぶために選んだ作品は『DUNE/デューン 砂の惑星』。雄大な砂漠の星で常に続いていく生き残るための戦いが壮大に描かれる。人が造った船や飛行機... -
『ゾッキ』(2020) ~寄せ集め。けれど重さは一緒
海辺の小さな町のごく普通の人たち。彼らの小さな物語たちを寄せ集め、垣間見せてくれたのは竹中直人、山田孝之、齊藤工の3人の監督。聞き慣れないタイトル「ゾッキ」の... -
『DAU. ナターシャ』(2020) - DAU. Natasha
かつてのソ連を丁寧に再現した広大なセットと役者、15年の歳月を使って作り出された、歴史に埋もれたごく普通の人々の物語『DAU. ナターシャ』。悩みを持ちながらも与え... -
『野良人間 獣に育てられた子どもたち』(2018) - Feral
またタイトルだけで安易に選んで観た本作。観終わってまずの感想は、どうも気分が悪い。何に対してかは分からないけど、観たことを少し後悔してる。どうしてかは今から... -
『スリー・ビルボード』 (2017)
ミズーリの片田舎の町で、崩れかけた信頼関係が元に戻っていく物語。それにしても登場人物全員の第一印象が最悪すぎなうえに、頑固すぎ('ω') ■ スリー・ビルボード – ... -
『カフカ「変身」』(2012) - Metamorphosis
ある朝、目を覚ますと自分の身体が巨大な毒虫に変身していた・・・!これは何にでも置き換えることができる「if」物語。お話は驚き、悲しみ、絶望、憎しみ、希望へと、... -
『スタンド・バイ・ミー』 (1986) - Stand by Me
タイトルを見るだけでバックミュージックが聞こえて、自分の思い出でもないのに、少年たちを思って、ふと哀しくなり立ち止まりたくなる、そんな作品。これも定期的に観てはノスタルジーに浸って昭和を思い出してる・・・