
じっくり考える系作品
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『野良人間 獣に育てられた子どもたち』(2018) - Feral
またタイトルだけで安易に選んで観た本作。観終わってまずの感想は、どうも気分が悪い。何に対してかは分からないけど、観たことを少し後悔してる。どうしてかは今から... -
『スリー・ビルボード』 (2017)
ミズーリの片田舎の町で、崩れかけた信頼関係が元に戻っていく物語。それにしても登場人物全員の第一印象が最悪すぎなうえに、頑固すぎ('ω') ■ スリー・ビルボード – ... -
『カフカ「変身」』(2012) - Metamorphosis
ある朝、目を覚ますと自分の身体が巨大な毒虫に変身していた・・・!これは何にでも置き換えることができる「if」物語。お話は驚き、悲しみ、絶望、憎しみ、希望へと、... -
『スタンド・バイ・ミー』 (1986) - Stand by Me
タイトルを見るだけでバックミュージックが聞こえて、自分の思い出でもないのに、少年たちを思って、ふと哀しくなり立ち止まりたくなる、そんな作品。これも定期的に観てはノスタルジーに浸って昭和を思い出してる・・・ -
『ザ・ビーチ』 (2000) - The Beach
もうすぐ公開のシャマラン監督『オールド』予告編を見て、あっと思い出したのが本作『ザ・ビーチ』。もしかして同じ場所?って思ったけどそれは違ってた('ω') ディカプリオ的にはあの『タイタニック』の少し後の作品となる。印象的な音楽はMoby「Porcelain」。 -
『聖なる犯罪者』 (2019) - Boze Cialo
決してふざけた詐欺師のお話ではなく、過去に犯した罪のせいで聖職につけない青年が、田舎の小さな町でたまたま司祭になってしまって、心底、司祭のお仕事をしてしまったお話。主人公の言葉少なな表情がとてもよくて、それだけで話に入り込むことが出来る作品。 -
『ナイチンゲール』 (2018) - The Nightingale
凌辱され、夫と子供の命を奪われた女性の復讐劇ということで、少し及び腰的に観始めたけれど、物語の骨格は人種差別、虐待からのジェノサイド問題にまで踏み込んでいて、監督は21世紀を生きる人々にこれでいいのか?と問いかけている。それも大きな声で。 -
『マーメイド・イン・パリ 』 (2020) - Une sirene a Paris
舞台がパリというのもあって、もっと華やかな新しい人魚を想像していたけれど、えー…と色々な人魚作品を組み合わせた感じになってしまっていて、ちと残念。尻尾も好みじゃなくて、ずっと主演二人やその他個性ある登場人物たちの顔だけ見て終わっていった... -
『処女の泉』 (1960) - Jungfrukällan
以前に書いた『鮮血の美学』(1972)のベースとなる作品。話の流れは同じでも観る者に与える破壊力は、かなりおとなしめ。が、今から60年も前になる公開当時は、あまりの... -
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 (2019) - Once Upon a Time in… Hollywood
ブラッド・ピットとディカプリオの初共演、それもタランティーノで、と聞いた時のテンションの上りようときたら、人生の中で1、2を争うほどの興奮状態だったと思う。彼... -
『Swallow/スワロウ』 (2019) - Swallow
異物飲み込み系は、それが例えお笑い系であっても苦手で、この作品もしばらく横目で眺めていたものの結局は我慢できずに借りてしまった。前半異物で、後半の後半まとも... -
『ジョーカー』 (2019) - Joker
市民たちは皆、ジョーカーを祭り上げる。認める者ができてジョーカーはここで決定的にジョーカーとなった。もうピエロではない。周りの者が皆、自分を真似るのだ。その滑稽なことに笑いが止まらない。