映画、海外ドラマのレビュー
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『クライムダウン』(2011) - A Lonely Place to Die –
ホラーと勘違いして観始めたけれど、これは拾いものだった。善良な5人の登山家が地中に埋められた少女を発見したことから、銃を持つ男達に追われるサスペンス。命をかけたスコットランド高山での逃亡劇から、舞台は山の麓の小さな町へ。それでも銃の男達は執拗に彼らを追いかける。息もつかせぬサスペンス逃亡劇ですよ。 -
『野獣死すべし』(1980) - The Beast to Die –
狂気な松田優作がぎっしり詰まった、舞台劇のような映画『野獣死すべし』。話は単純なものの、合間合間に入るシーンの意味が難しい..。しかし突き抜けた松田優作と共演... -
『屋敷女』(2007) - À l’intérieur –
さーて、フレンチホラー『屋敷女』。英題は『Inside』。“内部、内側”の意味の他にも人の心の内“本心”などを表す時に使われる言葉。臨月の女性サラを彼女の家の中でハサ... -
『トゥルー・ロマンス』(1993) - True Romance –
出会うべくして出会った男女。二人には計算も駆け引きもなく、お互いを命をかけて守りあう。それは自然に出る当たり前の行動で、そこには謝罪も要求も存在しない。自然... -
『蘇える金狼』(1979) - Resurrection of Golden Wolf –
警察の存在は完全に無視された世界で起きる、ハードボイルド。これは松田優作あってこその悪対悪の作品だ。「探偵物語」の彼が大好きで一度観てみたかった。銃を片手に... -
『リクイッド・ウッズ 樹海』(2010) - Yellowbrickroad –
前回に続いてまた森だ。深い森で70年前に起きた不可解な出来事を調査して本を出そうとする一行が、同じく不可解で悲惨な目に遭ってしまうというお話。うっそうとした樹... -
『ザ・マッドネス 狂乱の森』(2010) - Rabies –
20代の6人は美男美女。彼らが話す言葉があまり聞き慣れなくて、どこのお話なんだろうと調べてみたらなんとイスラエル! 若者を見る限りは普通なんだなー、と感じるほど... -
『デッドゾーン』(1983) - The Dead Zone –
クローネンバーグ作品だからと身構えて観始めたが、すごく大人しい作品だった。妙なものも、妙なものとの結合も、妄想世界も無い。しかし主人公は特殊能力を手に入れて... -
『クソすばらしいこの世界』(2013) - It’s A Beautiful Day –
女性監督によるアメリカが舞台の和製スラッシャーホラー『クソすばらしいこの世界』。スラッシャー描写はかなりキテイルが、登場人物達の魅力の無さが残念なところ。舞... -
『ダラスの熱い日』(1973) - Executive Action –
以前から一度観てみたいと思っていたら、時節柄なのかCSで放送していたので視聴。ケネディ大統領の一日を追った作品なのかなと観ていくと、ずばり暗殺犯側の一日、とい... -
『チャイルドコール 呼声』(2011) - Babycall –
この世の誰よりも何よりも愛する息子を守るため奔走する母親。そんな彼女に、他の人には見えない、聞こえない何かがひたひたと忍び寄る。お腹をざっくり切り開きホッチ... -
『コズモポリス』(2012) - Cosmopolis –
ぅわー・・・何を言おうとしているの・・・と思わずつぶやいてしまうストーリー。会話が多くてまるでデヴィッド・リンチ作品みたいと思いながら必死に話を追いかけるが...