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『唇を閉ざせ』(2006) - Ne le dis à personne –
8年前に殺されたはずの妻から主人公の元に届いた謎のメール。はたして過去の事件の真実やいかに? 第32回セザール賞で監督賞ほか3部門に輝いたサスペンス・ドラマ... -
『私が、生きる肌』(2011) - La piel que habito –
科学者として研究する者として出来るかどうか‘やってみたかった’のが1800年代のフランケンシュタイン博士だとすれば、本作のロベル・レガル博士は成功する事を確信した上での行いということで、罪は深い。 タイトル『私が、生きる肌』から、ミステリーホラーなのかなーと思って観始めた。 -
『裏切りのサーカス』(2011) - Tinker Tailor Soldier Spy –
スパイ映画といえば派手なものと思われがちだが、元来スパイというのは潜入して情報を得るのが仕事。その地域、その場所に自然に溶け込み、決して目立ってはいけないのだ- -
『殺し屋たちの挽歌』(1984) - The Hit –
我が身を守るため仲間を裏切った男と殺し屋の話といえば、暗~いギャング映画を想像しがちだが、本作は違う。スペインの明るい太陽の下、生成のスーツを着たサングラスの殺し屋(ジョン・ハート)と、名作「傷だらけの天使(1974~75)」のアキラのような弟分(ティム・ロス)が、死を達観して悟りを開いた態度のでかい裏切り者(テレンス・スタンプ)を引っ立ててパリを目指すという、ある種のロード・ムービーだ。 -
『ゴーストライター』(2010) - The Ghost Writer –
このブログでは『袋小路』に続き2作目のレビューとなるロマン・ポランスキー監督作。製作年が半世紀近く違うが、どちらも犯罪を絡めたサスペンスに満ちていて、一気に最後まで観てしまえる。 『袋小路』では、トラブルに巻きこまれる悲しい中年男が主人公だったが、本作では若くて未来のある新進気鋭の作家‘ゴースト’が主人公となる。 -
『モンスターズ/地球外生命体』(2010) - Monsters –
国境まであと125km- 地球外生命体がメキシコで繁殖。隔離された危険地帯から脱出を図る男女の姿をリアルに描き世界を驚かせた新世代SFパニック。 ■モンスター... -
『パーフェクト・センス』(2011) - Perfect Sense –
人間の五感が次第に消えて、透明な世界になった時 二人に残されたものは、なんだったのだろう ■パーフェクト・センス - Perfect Sense -■ 2011年/イギリス/93分 ... -
『リトリート・アイランド』(2011) - Retreat –
孤島で休暇を過ごす夫婦の前に、あるとき軍人だという男が漂着し、外界では死の伝染病が蔓延していると語り出す。限定したシチュエーションで展開する心理スリラー -
『ウィンターズ・ボーン』(2010) - Winter’s Bone –
独特のルールが支配する、血縁関係者が点々と暮らす貧しい寒村。彼らは身内であり、仲間であり、味方であり、敵でもあった―― -
『テイク・シェルター』(2011) - Take Shelter –
誰も気づかない、誰も信じない- この恐怖は悪夢か、現実か。 ■テイク・シェルター - Take Shelter -■ 2011年/アメリカ/121分 監督:ジェフ・ニコルズ 脚本:ジ... -
『CHLOE/クロエ』(2009) - Chloe –
夫の浮気を疑う妻が、その確証を得るため、若く美しい売春婦を雇って夫を誘惑するよう仕向けるのだが…。3人の男女の間で繰り広げられる愛憎劇をスリル満点に描く問題作... -
『メランコリア』(2011) - Melancholia –
世界が終わる。 その衝撃の瞬間をあなたは目撃する-。 ■メランコリア - Melancholia -■ 2011年/デンマーク・スウェーデン・フランス・ドイツ/130分 監督:ラー...