カンヌ国際映画祭各種受賞作
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『ドライブ・マイ・カー』(2021)
日常の嫌なことや、部屋の隅に追い詰められてしまったような閉塞感にスッと小さな穴を開けてくれる作品。追い込まれる毎日に感情的になり、自分の気持ちに振り回される... -
『BUG/バグ』(2006) ~心の隙間を埋める虫
何度観てもぶっ飛んでるとしか思えない昆虫寄生ホラー映画『BUG/バグ』。監督が『エクソシスト』のウィリアム・フリードキンと知って二度ビックリ。でもよく考えると心... -
『ファニーゲーム』(1997) - Funny Games
観た人のほとんどが「最悪」で「後味が悪い」と叫ぶであろう有名な不条理作品『ファニーゲーム』。カンヌ映画祭出品時には退席者が出たほどの理解しがたい残酷さが特徴... -
『デッド・ドント・ダイ』 (2019) ~死人は死なない
「絶対、面白いやつや」って思ってたけど、さすが私の眼力は(いつもと違って)間違っていなかった('ω')。豪華な出演者にゾンビとおふざけ。それもただのおふざけじゃな... -
『コングレス未来学会議』 (2013) - The Congress
彼女は確かに少し傲慢な振舞の女優ではあるけれど、子供たちにとっては良き母であり、その傲慢な感じも女優を演じているに過ぎない。そうじゃないと、この世界で生きては来れなかったのだ。だが、これからは自然体で人生を生きていく、子供たちと一緒に。生きていくはずだった- -
『ボーグマン』(2013) - Borgman –
2014年度のシッチェスは厄介ものが多いですねぇ。でもこれは嫌いじゃない。雰囲気は知っている中で例えるならギリシャのヨルゴス・ランティモス監督作『籠の中の乙女』(... -
『オールド・ボーイ』(2003) – Old Boy –
暴力満載のバイオレンス映画なのかと思っていたが、(また)全然違っていた。主人公の状況はバイオレンスそのものなんだけど、張り詰めた糸が何本か抜けているような独... -
『キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-』(2009) - Kinatay –
ペピンは昨日までの彼ではない。昇った太陽はまぶしく、街の喧騒が耳に付く。 パンクしたタクシーの代わりを探すペピン。なかなかつかまらないタクシーに苛立つその表情には、不安がへばりつき早くここから逃げ出したい焦燥感でいっぱいだ。いったい彼はどこへ逃げることが出来るというのか。
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