コミック再考2012 ~GW明け。さらに現実逃避してみる

4月の終わりに届いた「スカパー!Days5月号」(スカパー無料番組案内誌)。
何か拾いものはないかとパラパラめくっていると、ありました。

高橋留美子劇場 人魚の森 
キッズステーション 5月7日 深夜0:30~(毎週月曜日他)

このタイトルを見た途端、さぁーーーっと頭の中が10年以上も前に引き戻された。
少女が、まだ少女で少女だった頃から、読んだおとぎ話の影響か、脊髄反射するいくつかの名詞がある。
その中の一つが「人魚」。
それは今も変わらない。大人になって読む本、観る映画を決める時にも必ず目がとまる。
で今、机にのっているTSUTAYA Discasの袋の中にもこんなものが入っている。

既に2回は観ている。どうしてかは分からない。脊髄反射のなせる技なので。
レビューはこちら↓

今思えば、楳図かずお氏の


こんなのの影響で、今でも「うろこ」が異常に怖い。魚をさばいて鱗を取り除く作業などは、ほとんど自虐行為だ。
がしかし、「人魚」に魅せられ、そのしっぽ部分の造形に心を引かれるのはなんなんだろう。
※今現在、一番気に入っているしっぽはダリル・ハンナの『スプラッシュ(1984)』。

最近、「ヴァンパイア」はよく目にするが、「人魚」は久しぶりだった。
そして『人魚の森』は『人魚の傷』と一緒にコミックを持っていて大好きだった。
で、今日は朝から、大人が一人で録画予約したアニメを観てしまった。
アニメはやっぱりちょっと違うな。本の方がいいな。どこいったかなぁ。などと思いながら。
ちなみに録画は毎週予約になっている-。


自分は凝り性なので、今までどっぷりとハマったものがいくつか(も)ある。
そんな中で青春(必ずしも10代とは限らない)前後にハマった事の中にいくつかのコミックがある。(マンガとも言う。) 今回はそんなものを紹介していきたい。
興味のある方はどうぞ↓下へお進み下さい。

Contents

ゴルゴ13 さいとう・たかを (連載1968.11~)

ある日の会社帰り。電車で読むため売店で買った「ビッグコミック」。
そこで始めて『ゴルゴ13』に出会う。
「ゴルゴダの丘でイエス・キリストに荊の冠をかぶせて殺した13番目の男」という不吉な名前を持った孤高のスナイパー。愛用する銃は強化を施した「M16」。大人向けの劇画作品である。
1968年(昭和43年)11月(1969年1月号)から小学館『ビッグコミック』誌で連載が開始され、2012年5月現在も連載中。単行本は2021年6月に200巻が出ている。

内容は

社会の裏側、あるいは裏と表の境界線上がゴルゴ13の活躍の舞台である。ストーリーの題材は、脚本家が多数に及ぶこともあって、非常に多岐にわたる。諜報戦に代表される国家間の暗闘、戦争・紛争、ゲリラ活動、テロリズム、麻薬組織など犯罪組織、企業活動、芸術・スポーツなど文化活動、歴史問題・地理問題、最新テクノロジー、ミステリー、自然災害なども題材となっている。
作品には、現実に起きた事件に交えて実在の国名・組織・企業・団体そして個人の名前がしばしば登場する。作中のリード文に『A国のBという組織の存在により、C国との関係が芳しくない』といった主旨の内容が書かれる影響もあると推察されるが、この作品で世界情勢を覚えることができるという話もあったり、この作品をモチーフに世界情勢を語る書籍も発行されたりしているが、物語自体はあくまでフィクションである。
  Wiki:ゴルゴ13

そしてmomorexこと管理人は最初から読みたくなり、月曜の会社帰りに単行本1冊、火曜の帰りに3冊、金曜以降は10冊ずつ買って帰り、毎夜読みふけることになる。社会人であればこその振る舞いだ。
以後、管理人はCIAFBI国家の陰謀などに傾倒し、映画を観る際などにもそれらが大きく影響するようになる。
が、幾度とあった引越しによりゴルゴ13の入った段ボールは闇に消え、行方が分からない。
管理人は今この記事を書きながら、また1巻から集めてやろうか!などとうそぶいている。

ちなみに当ブログでは、時々ゴルゴが出没する 背後には気をつけてもらいたい。

コブラ  寺沢武一(連載1978~1984)

何をきっかけに読み始めたのかは覚えていない。
しかし、かつて日本に(おそらく)無かったアメコミ仕様の登場人物と彩色に心を奪われ、宇宙海賊の冒険にはまっていった。これもアニメは受け付けられず原作本のみが好きだ。ファンの方には申し訳ないが、アニメになると人物、特に女性の妖しさが無くなって安っぽくなってしまう。
なんですか、映画『ハイテンション(2006)』のアレクサンドル・アジャ監督の実写映画化実現に向けて話が進んでいて、2013年公開予定だとか。この監督は「コブラ」が大好きらしい。公開されれば一応、観に行くかな。


イメージコンセプトポスター

タランティーノ監督『キル・ビル(2003)』アイパッチのヒットマン/エル・ドライバー(ダリル・ハンナ)を見ると、いつもこの『コブラ』に出てくる敵方の女(名前失念)を思い出す。
持っていたのは少年ジャンプに掲載された(1978~1984年)ものの単行本かな。家族である青年Aの本棚に今もあるはず。今度取り返してこよう。

AKIRA 大友克洋 (連載1982~1990)

自宅の本棚に、赤や黄色や紫のこの派手な本が並んでいる人も多いのではないか?
「健康優良不良少年」金田と鉄雄。彼らを取り巻くあらゆる登場人物が全て濃いキャラクターで、一度読んだら忘れられない。劇場用アニメもヒット。だが、やはり自分は原作派。
この作品も『マッドマックス(1979)』同様、コアなファンが多い。
ファンは日本国内にとどまらず、海外にも多数おり、映画『マトリックス(1999)』にも影響を与えている。
この『AKIRA』もハリウッドで実写映画化の話が随分前から出ているが難航していて一進一退の状態。

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 和月伸宏 (連載1994~)

このコミックを通じて、明治時代に思いをはせたあの頃-。
最終巻まで読んだ後、剣客に興味を持ち時代をさかのぼって、池波正太郎著「剣客商売」を読破したのもこの頃。
なんだろう。他のものにハマっていた時よりも、平和で静かな時間が流れていたように思う。
気のせいかな。


好きな漫画は?と聞かれたら間違いなく上の4つから答えるだろう。
そんな事に時間を使えていた頃。うらやましい・・・。
これらと前後してハマった海外ドラマ「Xファイル」や「ツインピークス」。
今度は「海外ドラマ再考」なんかを書こうかな。

ブログを始めて3ヶ月。
こうやって管理人の道は続いていく-。

ではまた

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • ネクサス6さん いつもありがとうございます。
     
    アニメ、コミックはネクサス6さんの方がお詳しいですよね。
    大友克洋氏で読んだ(見た)ことのあるものは、コミック「AKIRA」、アニメ「AKIRA」「Memories」だけです。
    その前後で多分、忙しい普通の大人になっちゃったんだろうな、と推測。
    反対に、あの頃より新聞を読む時間が出来た今、「ゴルゴ13」をもう一度読みたいと思ってます。

  • 「るろうに剣心」はアニメでちろっと観ただけでマンガは未読です。
    が、他のはベストチョイスですね。私も大好きです。
    大友克洋の作品で言えば「童夢」も大好きですよ。

  • こんにちは、しろくろShowさん。
    パソコン突然死ですか!あぁーーお察しいたします。生き返ればいいですね。。
     
    >ダリル・ハンナ被りのキャラ
    そうそう、きっとスノウ・ゴリラの中の人ですね。なんか雪原で銃をぶっ放していたような。
    >「人魚の森」書き足し
    書き足しがあったんですね、うちのブログと一緒だ(一緒にすんなって?)。
    懐かしいですよね。思わず指が録画予約してました。
    そこから色々と思い出しての今回の記事でした。
     
    ゴルゴは冊数が多いので、私も古本屋に行ってみようと思ってます。手に入れたとして置くとこあるかな。。
    ではパソコンが早くよくなることを願って。また遊びに行きます。

  • こんにちは、昨夜突然自宅のパソコンが突然死してしまい(__;)仕事場からのカキコとなりましたが失礼致します。
     
    「るろうに剣心」以外は私も若い頃に一通り読んでました。と、言いますか全巻じゃないけどある程度単行本も買ってましたねー・・・「ゴルゴ」はもう順序バラバラでトータル20冊くらいだったと思うけど一桁の巻あたりは東郷の表情がけっこう豊だったのをよく覚えています。「コプラ」も好きだったなあ。momorexさんが書いてるダリル・ハンナ被りのキャラ僕もめっちゃ印象残ってるけど詳細を思い出せない(__;)ラグボールのときだったかスノウ・ゴリラのときだったか・・・
     
    「人魚の森」は単行本じゃなくて週刊サンデーの増刊号に載ってたのを読んで、そのあと単行本買いました。けっこう書き足しがあってふむふむと頷きながら読んだですよ(そんな事もこの記事読むまで忘れてました(^_^;))
     
    どれもこれも全部売ってしまったので僕の手元には一切残ってませんが、ひさしぶりにネットカフェか立ち読みできる古本屋に行ってみたくなる郷愁感満載な今回の記事でした(買えよ!というツッコミは御容赦くださいませ_(._.)_)
     
    さて、その前にパソコンもなんとかせんとなー・・・(T_T)

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