『キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ』(2013) - Cabin Fever: Patient Zero –

entry-image_308なぜ『キャビン・フィーバー』の血みどろ人間は生まれたのか。その謎を暴く前日譚ペイシェント・ゼロがこれ。普通の若者がキャビンで遊んでいるところに何の説明も無く突如現れた血みどろ人間。それがうつってしまった仲間への対処などの酷さと勝手さがあるからこそ面白かった1作目だったから、この発生源のお話は要らないかなー。1つのホラー映画とみれば、まあまあだったけど・・・。取りあえず10年前のお話です。

Cabin Fever Patient Zero_03
■キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ – Cabin Fever: Patient Zero -■
2013年/アメリカ/96分
監督:カーレ・アンドリュース
脚本:ジェイク・ウェイド・ウォール
撮影:ノーム・リー
音楽:ケヴィン・リープル

出演:
ショーン・アスティン
カリー・グレアム
ライアン・ドノフー
ブランド・イートン
ジリアン・マーレイ

解説:
現在のハリウッド、ホラー映画界を牽引する若き帝王、イーライ・ロス監督の処女作にして、最高傑作との呼び声も高い不朽の名作『キャビン・フィーバー』に、4年ぶりとなる待望の最新作が登場! ホラーファンなら誰もが知る超人気シリーズの第一作は、超低予算ながら全米で2,100万ドル以上を稼ぐ大ヒット。タランティーノやトビー・フーパーなどの大物が絶賛し、新人監督だったイーライ・ロスは『ホステル』の監督に大抜擢され、その後の大ブレイクのきっかけとなった。今回の最新作は、第一作、第二作で多くの若者たちを襲った驚異の殺人ウィルス、その発生とアウトブレイクに迫るプリクエル(前章譚)。さらにパワーアップしたVFXと特殊効果で、全ホラーファン大満足のシリーズ最高傑作に仕上がっている。(amazon)

あらすじ:
結婚式前日。バチェラー・パーティーでカリブの無人島を訪れた4人の若者。酒にダイビングと楽しんでいたが、海に入った女性に湿疹ができる。痒みを伴うそれは全身に広がり、次第に肉を溶かし始めた。驚いた仲間は助けを求めるため、島の北側に垣間見えた建物へと向かうが ―


Cabin Fever Patient Zero_12バチェラー・パーティーで無人島へ来たはずが、実は恐ろしい血みどろ人間ウィルスが発生していたというお話。
やって来たのは結婚を翌日に控えた兄とその弟、兄の親友、弟の恋人の計4人。弟の恋人が実は昔、兄と付き合っていたとか、兄の結婚相手が超金持ちで一緒に事業をしている親友は実は面白く思っていない、とかの背景はあるものの、あまり本編に関係ない。

一晩、無人島で楽しむという趣旨のこのグループとは別に、何やら研究所で異常事態が起きたという別ストーリーが同時進行。この2つが関係あるのか無いのかは取りあえず置いとく形で、4人グループのうちの恋人がまず感染する。

Cabin Fever Patient Zero_11日焼けして赤く腫れたようだったのが、水泡になり、赤くただれて肉そのものがズルッと剥けていく。同時に、口からは血液と一緒に大量の体液放出。これを浴びたらどう考えても、やばいよね
死んでないからゾンビじゃないんだけど、ゾンビみたいになっていく感染者。結構、グロいです。

慌てふためいたメンバーは二つに分かれ、兄と友達は建物へ向かうが、何の目的で建っているのかわからない荒れ果てた建物に人の気配は無い。だいたいここは無人島ではなかったか。訝しながらも窓を破って侵入。中は誰かが大暴れしたように滅茶苦茶になっており、大量の血痕が。それでも突き進む2人だった。
片や残った弟と重傷の恋人。恋人はますますひどくなり、体液放出の洗礼を受けた弟にも発疹が出来はじめる―

  

Cabin Fever Patient Zero_15今回の見どころは、やっぱりいつものズルむけと、ズルむけ対ズルむけのバトル。脳は犯されていないらしく、ズル賢さは残っているし、あんな状態にかかわらず結構元気なズルむけさん。
建物を進む2人の場面はハラハラしたけど、襲ってくる敵の意図が「絶対、感染者を外には出さない」という真面目なものだから、どっちを応援するべきか迷ってしまう。イヤラシい博士の存在も中途半端。

最後になぜこのウィルスが発生したのか、という謎も解き明かされるが、ホントに明かされた?寝てたのかなー、よくわからなかった。この後、間違いなくウィルスは拡散されるということはわかったけど..。
やっぱり「なぜ?」は必要無かったように思う。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • ズル剥けシーンについては、決して失望させないと思います^^
    バトルも○の嫌らしさが出ていて良かったです。
    それよりもですね、結局何が原因だったのかよく理解できませんでした。ぜひご覧になって教えてください^^;

  • ズル剥けVSズル剥けのくだりに笑わせてもらいました(´∀`)
    この作品が、『1』より面白くないのはわかってるけど、
    ズル剥けの戦いが、すごく気になります。
     
    これはうっかり借りてしまうかも……
     
    でもズル剥けシーンは、またゾワゾワ来そうですね(゚д゚)

  • イーライ・ロスの1作目は面白かったですねー。
    あたふたする残りのメンバーの言動が最高でした。
    いきなり感染者が現れるところも、何の説明も無くて登場人物を追い込んでました。
     
    この前日譚でもウィルスによる疫病ではあるんですが、かなりデフォルメされているので、ほとんどゾンビです。とは言え、腕を掴んでズルッと剥けたりしますんで、お気を付け下さい^^

  • へー、キャビン;フィーバーの前日譚なんてあったんですね。
    が、出来のほどは1作目ほどではなさそうですなあ。
    やっぱ、イーライ君にしっかり容赦なくやってもらいたいですねえ。
    といいつつ、わたくしズル剥け系は今イチ得意ではないのだが…。
    ゾンビなんかだったら別に平気なんですが、こういう疫病ちっくな
    のはちょっち苦手なんですな。といいつつ、多分観るでしょう…。

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